機動戦士ガンダム水星の魔女よりジェターク社製汎用モビルスーツ「ディランザ」の一般機バージョンがキット化!組み換えでラウダ専用機を再現することもできるぞ!
という訳で…今回はひっさびさの新記事だね!見ていくのはHGディランザの一般機仕様で、このブログで見るガンプラとしてもかなり久しぶりのものとなっているね。
YouTubeチャンネルの方ではちょいちょいお知らせしていましたが、ちょうどブログ記事の更新を止めていた12月から2023年2月現在にかけて転居の準備をしていましてね。撮影どころか住む環境すら変わっていたので、いろいろと更新が滞ってしまっていたのですよ…
そんな中、転居先で探して入手しやすそうだったプラモであるガンプラのディランザを、新環境での撮影テストや通信環境のテストを兼ねたものとしてレビューをすることにしました。せっかくなのでこれを機に30Mシリーズ以外のプラモも順次見ていくことができれば…と思いますので改めてよろしくお願いします!
てことで本題に戻るとして…今回見ていくディランザはこんな感じの機体となっているよ。
ディランザ:ジェターク社製の汎用モビルスーツ。がっしりとした見た目通り強めのパワーと防御力を持つ機体で、機動力に関しても推進剤の増量やホバーユニットの接地によりしっかり確保されているため量産機としてはかなり高い水準でバランスの取れた性能を持っている。劇中では赤紫に染められたグエル専用機の他、今回見ていく一般機仕様とこれをカスタマイズしたラウダ専用機などが登場している。
それでは早速見ていきましょう!
ディランザ(一般機)
まずは組み換えパターンのひとつである一般機仕様を見ていきましょう!
おお!なんだかガンダムGP02、リックディアス、ディジェ、ガンダムグシオン、マンロディなど歴代ガンダムに登場する重量級MSの要素を混ぜ合わせて作ったかのような感じのデザインだね!
色や形状的に言えばぱっと見だと敵MSっぽい雰囲気を持っていますが、細部まで眺めてみるとガンダム系っぽくも見えるアームパーツやリアアーマーなど、手の加え方次第ではヒロイックな印象にも変えられるのでは?という中々面白そうな雰囲気です…!
各部詳細:上半身
まずはヘッドパーツ。一般機は指揮官仕様ザクなどのようなブレードアンテナが1本設けられているのがポイント。カメラアイは意外にもデュアルアイタイプで、塗装または付属のホイルシールで再現します。
…左目のシール思いっきりズレてんねぇ…
ですね。組み立てた後にそういったズレが発生した、ズレに気づいたという時に関しては、ヘルメットの上半分を外した後あごの下の方にこのようにシールを貼る部分が良い感じに露出しているので、ここを細いもので押してあげれば簡単に分解が可能です。参考までに…
ちなみにヘッドパーツの可動域は…一応ボールジョイント接続にはなってるんだけど、ボディとの干渉などでほとんど動かなかったから今回は割愛するね。
ボディはこんな感じ。かなりぶ厚くがっしりした装甲が特徴で、ベースのこげ茶色部分の他ホワイトやパープルといった部分など、それなりに色分けがしっかりしているのいいね!
上部のホワイト部分サイドにある丸い筒は、設定上ビームバルカンの砲口となっている模様。ここに関しては穴をあけて金属パイプを埋め込む、またはシルバーなどで塗装するといった改造ができればかなりかっこよくできそうですね。
ボディの背中側はこんな感じ。パープル成型のバーニアを持つバックパックが付属しているのですが、なんとこのバックパック、一部のガンプラや30MMと同じ2軸タイプの規格となっています!
おお!ってことはそう言ったプラモとバックパックを入れ替えるカスタムができるってわけか!
アームパーツです。デザイン的にはかなりシンプルで、他のプラモとのミキシングをしたい!という時もかなり合わせやすいものとなっているのではないでしょうか。
拡張性に関しては、肩上部にソケットが設けられているだけって感じだね。ここは一般機の場合だと右肩には何も装備しない(フタパーツが付属するよ!)、左肩にはシールドバインダー的なものを装備しているよ。
肘関節の構造は、30MMなどとの互換性は微妙になさそうな感じではあるものの、Cジョイント式のものが採用されていました!
可動域はこんな感じ。肩装甲の接続方法はオルフェンズ系キットのと似た感じではあったんだけど、肩装甲が干渉してしまうことでフレームが持つ本来の可動域は制限されちゃってるみたいだね。
ちなみに肩装甲はもう少しだけ跳ね上げることができるので、ポージングをとらせる分には特に問題はなさそうです。
各部詳細:下半身
続いて下半身を見ていきましょう!
まずは腰フロントアーマー。ガンプラではよく見かける前方への可動機能もしっかり搭載されています。
接続部のボールをつないでいるピンをカットすれば左右で独立可動させられるようになるのってのもそのままだね!
リアアーマーはこんな感じ。剥がせばシールドにもなりそうな幅広な形状がポイントで、左右には少しだけ羽ばたくように動かせる可動ポイントがあるようです。
また、後方に向けて少しだけ動かすこともできるね。このあたりの可動域はポージングの為にレグユニットを動かすためにあるのかな…?
レッグパーツ全体像はこんな感じ。こうしてみただけでもかなりぶ厚い装甲になっているのがわかりますし、何なら腰のサイドアーマーに当たる部分もレッグユニットに含まれているなど、量産機ながら防御力もかなり高そうです。(設定上は実際高い模様)
膝の可動域はこんな感じ。組み立てた状態だと腰回りの可動域がそこまでいい訳ではないので動かしづらいものの、実際は90度以上とかなりいい感じの可動域を持っていますね。
スリッパはこんな感じ!全体的には円筒形っぽい感じの見た目で、つま先と接続用ボール部分に可動域が設けられているよ。
…という訳で、ディランザの構成はだいたいこんな感じとなります!
なるほど…シンプルな見た目や構造ではあるものの、何度か触れたようにしっかり特徴的な見た目をしている場所も持っている上、意外にも良い感じの可動域を持ってるから、キットそのままでも十分よくはあるけど手の加え方次第ではかなり化けそうな雰囲気も感じるよ…!
ディランザ(ラウダ専用機)
ではでは…続いて一部分を換装することで再現できる「ラウダ専用ディランザ」を組んでいきましょう!
換装ポイントそのはこちらのアンテナ部分。アンテナの角が2本に増え、少しだけ兄グエルの専用機っぽい感じに近づいたような気がしますね。
続いてシールド。一般機時点で使っていた角ばったものから少し大きめのラウンドシールドへと換装し、更にもう1機付属する基部を使いシールドユニットを2基用意!これで両肩にシールドをセットする左右対称のデザインとなるね。
バックパックの換装ポイント。上部をスライドして外し、1枚の大きなフィンが設けられたカバーに差し替えることで…
ラウダ専用ディランザ本体が完成になります!
おお、細部が変わっただけだけど、形状が特徴的なものに変わったからなのか、カラーリングが一般機と同じでもなんだか特別感があるように思えるね…!
付属品
最後にチェックしていくのは付属品。画像にはラウダ機用の換装パーツも含めていますが、ここで見ていくのは主に武装パーツです。
まずはビームライフル。かなりシンプルな造形かつ小ぶりで取り回しもしやすく使いやすそうな武装になってるように思えるね。シールド裏にマウントできるレールが設けられているのいいね!
ライフル底面にはマガジンをセットできるソケットがあるほか、このマガジンはライフルをセットできるレールのさらに下にあるソケットに差して予備マガジンのようにして持ち運ぶことも可能です。
ちなみにこのライフルはジェターク社製MS間で使いまわすことができる共通規格の武器となっているのだとか。
現段階ではジェターク社製MSはこのディランザの他、グエルが使っていたダリルバルデと旧型機であるデスルターの3機種しか出てきてないからわかんないけど、もしかしたらこのあたりの機体は扱えるのかもしれないね。
2つ目の武装はビームトーチ。トーチというにはかなり長めなビーム刃を形成できる武装で、実質ビームソードやビームサーベルに該当するものとなっているようですね。
基部とクリアグリーンのビーム刃の2パーツ構成で、シンプルながら持たせるだけでしっかり映える良い武器になっているよ!
ちなみに先端のビームエフェクトを差す部分はライフルのレールと同じ厚みの穴のソケットとなっているため、これを利用してシールド裏に格納できるようになっています。これも便利だ…!
最後に見ていくのはラウダ専用機で使われている大型ヒートアックス!一応ディランザのオプション兵装として用意されたものらしいから一般機でも使えると思うよ!
この武装は見ての通りかなり大きめの武器になっていまして、柄が長いこともあり両手持ちでのポージングがより映えそうな感じです。(装備する際はハンドパーツを分解する必要がある点には注意!)
このままの状態でもぶん殴る斧としては良いと思うんだけど、刃部分をオレンジやイエローで塗装することで過熱状態を再現するってのもよさそうだね!(ここを再現するシールはないみたいだから、過熱状態にしたい場合は塗装必須だね。)
終わりに
以上、HG水星の魔女よりディランザ(一般機/ラウダ専用機)のレビューでした!