30MSが手に入らない?ならば改造で何とかしよう!
相変わらず手に入る見込みのない30MS…あまりの手に入らなさによって、冗談抜きに30MSどころかプラモデル自体へのモチベーションが低下してしまっているのが現状。
良くてボディやオプションアーマーが手に入る程度。基本的には30MSはヘアスタイルしか買えないと思った方がいい訳だけど、いつまでたっても素体が手に入らないとさすがに冷めちゃうよね。PS5とおんなじ…
ただ何もやらずに過ごすというのも嫌だなぁと思っていたので、ひとまず手元にあるバンダイ製の美少女プラモデルである【レディコマンダー】を改造してみることにしたのですが、これが思いのほかいい感じになったため、残る3人のコマンダーの改造も含めシリーズ化するのも面白そうだと思ったので、まずはこちらで紹介してみることにしました。
注意:今回の記事の内容は、突発的に思いついて短い時間で試行錯誤をして組み上げた作例になります。そのため(というのもなんですが)ブログ掲載用の画像という形での工程の記録をほとんど用意していません。一部動画は撮影していたのでそこから切りだす形で用意はしましたが、かなり画質が荒いのでご了承ください。
使うキット
使うキットは以下の通りです。
使うパーツはまぁまぁの量か。これでどんな感じに改造していくの?
これらのパーツ(+資材)を使って、レディコマンダーを30MSに近づけるカスタムを行っていきます!
30MSに…?
ヘッドパーツにオプションヘアを移植する
いきなりですが、この改造で最も重要だと思われる工程がこちらになります!
うーん、確かにレディコマンダーの髪は正直チープで安っぽい感じの作りだし、そのままだとあんまり出来は良くないよなぁとは思ってたけど、30MSのパーツを使えるようにするのか…
30MSのオプションヘアは、基本的にはリシェッタやティアーシャなど素体がないと全く意味も使い道もないパーツでしかないのです。そのため、オプションヘアスタイルだけは素体やボディなどが駆りつくされた後でもふつーに買うことができます。
ところが、造形自体は美少女プラモデル老舗であるコトブキヤのFAガールやメガミデバイスにも劣らない、値段の割にすさまじいクオリティを持っているのです。これは使わないともったいないですよね?
今回の仕様キット:ツインテール1(ピンク1)
ということで、今回はこちら、リシェッタとともに発売された第1弾より、ツインテール1(ピンク1)を使っていきます!
どんな感じになるんだろ…(わくわく)
※オプションヘアそのものに関しては、早ければティアーシャ入手後、遅ければルルチェ入手後にまとめてやっていきます(遅い…)
このヘアの内部奥には3ミリのピンがあるのが見えると思いますが、通常ではジョイントがハマらない位置にあるこのピンを今回のカスタムでは有効活用していきます。
なるほど、このままだと何のジョイントもハマらないから、ピンを切ってそのスペースを確保しようってわけか!
切り終わるとこんな感じに。まだカッチリハマるかといえばそうでもないのですが、、とりあえずジョイントがハマる程度にはなったのではないかと思います。
これはもう読んで字のごとく、だね。
先ほどなんでスペーサーを装着したかというと、コマンダーのフェイス裏に3mmプラ棒またはランナーの棒を接着し、3ミリジョイントでフェイスパーツを装着できるようにするためになります。
なるほど、コマンダー特有の細いジョイントの方じゃなくて新しく増設して対応するのか…!
ここまででフェイスパーツをヘアパーツに装着できるようになりましたが、前髪を装着でるパーツは付属していないので、このジョイントを自作していきます。
作ったのは画像にあるような長方形の穴を持つジョイント。ヘアパーツによって違う可能性があるので大きな声では言えませんが、前髪の長いピンはアルトやポルタノヴァのシールドジョイント、スピナティオやドッグメカの足の膝下にある長方形の穴にフィットするようになっているのです。
なるほど、このジョイントと同じくらいの穴を持つパーツを作ればいいってわけだ!
おそらくきちんと採寸して設計した方がいいと思いますが、今回はたくさん余っているランナータグを加工することにしました。
組み方は簡単、長い板と短い板の2種類2枚ずつを切り出して、それを長方形っぽくなるようにして接着するだけ!
接着する時のポイントとしては、まず自作ジョイントの接着剤が乾くまであった後、あらかじめ前髪にセットした状態で必要箇所に背着剤を塗り、その後は位置決めをしながら前髪と後ろ髪の位置がバランスよくなるように調整し、乾燥のため放置していきます。
最後はこちら!レディコマンダーヘッドから、首ボールジョイント受けを切りだします。
ふあ?!ここだけやべー工程だった?!
オプションヘアパーツには内部ジョイント類が一切付属しないというのは既にお話ししましたが(現にここまではそれを補完するジョイントを自作または既存パーツの流用で何とかする工程でした)、もちろん首パーツを接続するためのジョイントも同様に増設してあげる必要があるのです。
なるほど…FAガールは内部パーツが無くても髪だけで組み立てられるものも多かったけど、残念ながらそれすらもできないわけかぁ
今回はガールガンレディベースで組んでいくこと踏まえ、このようにジョイントを移植することにしたのです。
そしていざ接着…の前に、これ以上パーツを開く用事もないので、縦に分割されている(緑色のラインの部分)後ろ髪パーツを接着し、パーツ自体の強度を上げておきましょう。
そしていよいよ接着を行うわけですが、ただくっつけただけだと後ろ髪に半円状の空間が空いてしまい、見た目も強度も不安定になってしまいます。
そこでここには、小さく切ったランナータグに接着剤を塗ったものを突っ込み、隙間を埋めておきましょう。(余った分はニッパーで切り取ればokです)
以上で工程は完了です!
【GGL改造】30MSヘアをGGL仕様に改造してみた
というわけで、移植後の姿はこんな感じになります!
おぉ…?!これは面白いね!ガールガンレディフェイスがデフォルメ調で幼い感じに見えてたけど、このヘアに装着すれば小顔っぽい感じになって予想以上にかわいくなってるような気がするよ…!
ちなみにこのフェイスはアリスのものですが、数か月前から試行錯誤を重ねていたアリスのクオリティアップ版製作(中止していました)の一環で作ったデカール用フェイスに改造したものを使用。基の造形はある程度残っていますがファレホの褐色(プリムラタンフレッシュ)で塗りつぶしているだけの状態のため、まだ完成とは言えませんね。
正直この状態であれば、デフォルトのフェイスも改造せずそのまま流用が効くかもしれないね!
今回はここまで!
ということで今回のカスタマイズはこれにて終了です!
既にTwitterを見てくださった方はご存じかもしれませんが、首から下の仕様に関しては、現時点で確定しているモノも含め順次記事化していく予定です。
…オプションヘアだけであればこのようにして手に入れることはできるので、今後は少しずつ30MSが手に入らず苦しんでいる人へ、改造という手間こそかかれど代替になる手段をお届けできれば…と考えています。
なんだかんだで改造して作ったものって愛着湧くし、下手したらシスターよりもいいものができたりするかもね…?
次回の記事では、ボディの仕様と腕の30MM化に関する内容を取り扱っていきます。お楽しみに!
それでは皆さん、よいプラモライフを!
ちなみにオプションヘアスタイルですが、ヨドバシドットコムなど一部のネットショップで買うと、何の髪型が届くかがわからないランダムブースター形式で送ってくることになります。こればっかりは店頭で購入するか、1box単位で購入する方がいいかもしれませんね。
このヘアスタイル、中身の少なさの割に立派な箱で販売されてるし、その箱は食玩の箱に近いデザイン・形状になってるのがなんか気になるんだよね…もしかしたら、スーパーの食玩コーナーで買えるようになったりとかするのかな…?(多分ないと思うけどね!)