キカイの兵士に魔法のアイテム?!まさかの組み合わせが実現だ!

科学によって生み出された英知と技術の結晶である機械、そして古の伝説で語り継がれてきた神秘、あるいはそれを行使する手法となる魔法…相反するともいえるこの二つが一緒になる、というのは、中々想像がつかないという方も多いのではないかと思います。



ところが今回、なんと30MMシリーズからこの組み合わせを可能とするカスタマイズキットである、この魔法武装が発売されたよ!



この摩訶不思議な組み合わせ、どんなカスタマイズが生まれるのかしら…?楽しみね。
それでは見ていきましょう!
パッケージ・付属品


パッケージ。オプションウェポンやオプションアーマーなどと同じ袋タイプのパッケージになっています。同時発売のスピナティオ(アサシン仕様)を仮の装備者としてパッケージに登場させてるようですね。


説明書。袋タイプのほかのオプションパーツと同じように、パッケージの髪の裏に説明書きが印刷されています。
ランナー紹介


OPW-F1ランナー。成型色はライトグレーで、主だったパーツはこのランナーに収録されている模様。



長い杖の柄のようなパーツだとか、鎌、シールド状になっているパーツが大きくて目立つようになってるね。


OPW-F2ランナー。成型色はクリアの黄緑で、カスタマイズエフェクトと同じ軟質クリア成型になっていました。



あら…?それならクリアのランナータグだったり、柔らかくて曲げたりもできるクリアランナーも手に入る、ということなのかしら?


ちなみにランナー名は「オプションウェポン6」となっていました。戦国兵装をいまだに入手できていないので知りませんでしたが、どうやらこのカスタマイズウェポンズシリーズは、アルトとポルタノヴァから続くオプションウェポンシリーズの流れをくむキットになっているようですね。
セット内容
というわけで、ここからは収録されているパーツをこまーかく見ていきますよ!
収録パーツ一覧




パーツを切り出しただけの状態。ライトグレー分は、杖の柄、C字っぽいパーツ、シールド、翼のような装飾のパーツ、特殊ハンドパーツ1対、刃物のようなパーツ、近接武器用のジョイントとなっています。
黄緑クリアの方は、魔法陣っぽいエフェクト、角ばった宝石のようなパーツ、丸い宝玉のようなパーツ(2つに分割されているのを組み合わせると丸くなります)、ムチのようなパーツ、細身の剣のようなパーツ、剣のようなパーツとなっていました。



ランナーは2種類、色も2種類だけだけど、思いのほかパーツ数は多くて、たくさんの武器バリエーションも作れそう。ボリュームは見た目以上にあるのかもしれないわね。
ウィッチクラフトウェポン(近接)
それでは実際に武器を組んでいきましょう!まずは近接武器になります。


本キットの基部になるのは、こちらの長ーい杖のようなパーツです。最近は猛暑が続いているからなのか、ランナーについている時点から杖がぐんにゃり曲がっている時もありますが、魔法の武器としてみるならばこれはこれでありかもしれませんね。





そして、近接武器で使っていくのはここ、柄の下…槍で言う「石突」と呼ばれている部分ね。
ここに両面が近接武器の共通ジョイント(四角い小さなピン)受けになっているパーツを使い、翼っぽい感じになっているパーツを接続します。ここにも四角ジョイント受けがあるため、ここを介して様々なバリエーションを作ることになるのです。


まずはこちら、ビームサーベルタイプです。
サーベルというよりはスピナティアフェンサー仕様のレイピアに近い見た目とも言えそうです。



長すぎず、細すぎずで最も扱いやすそうな感じね。


続いてはこちら、ビームソードタイプです。



これはサーベルよりも刀身が広く長くなっているタイプみたいね。



柄の近くには3ミリ穴があるのも特徴だね。カスタマイズのベースになりそうな感じ…?


最後はこちら、ビームウィップタイプです。



おぉ、見た感じムチのようにしなるサーベルとも見えるけど、中々珍しい形状のエフェクトになってるね!



形状から考えると、おそらくガンダムビルドダイバーズ外伝のプラモになる「ガンダムアニマリゼ」に付属するエフェクトがベースになっているのではないかな?と思います。
ウィッチクラフトウェポン(魔法)





次はこれ、魔法戦闘用の組み方だね。
今度は石突部分ではなく柄の先端の方を使っていきます。
ワンドタイプです。杖の先端に球体状のエフェクトを接続し、なんだか特に装飾もない質素、簡素、あるいはやすそうな魔法の杖、という感じになりました。



シンプルなデザインだから、魔法を主体として戦う部隊を作る時の量産武器として一般機に持たせるのもいいかもしれないわね。


お次はロッドタイプです。



おぉ、先端に三日月みたいな形の装飾が追加されてる!



これを見ると、昔とあるオンラインゲームで序盤に愛用していた「クレセントムーン」という杖を思い出しますね…



何か明確なイメージがあるなら、改造でそれに寄せてしまう、というのもいいかもね。




ちなみにロッドタイプには、ワンドと同じ丸い宝石エフェクトを使うタイプと、角ばった宝石エフェクトを使う2種類のタイプが存在します。



ちなみに角ばった宝石は、四角ジョイントの基部として隠されている3ミリ軸に接続するようになっているから、ランナーを切り出したプラ棒や、シエルノヴァのオプションウェポンにあるようなプラ棒の先端に装着して小型の杖にする、などの使い方もできるようになってるよ!


最後はこちら、デスサイスタイプです。



あら…これは鎌状の武装にできる組み方みたいね。魔法を使うのもいいけど、たまにはこうやって物理攻撃をしてみるのもありかもしれないわね。



接続のやり方を工夫すれば、片手剣だとか斧みたいな武器を組むこともできるかもしれないね。
シールド




シールドです。シエルノヴァのセンサーのように丸い形をしたパーツに、広い魔法陣のような感じのパーツで構成されています。



ライトグレーのシールドの下にエフェクトを設置することで、物理盾の防御範囲をビームで補強した、という感じのシールドが出来上がるわ。



単に装飾としてみてもなかなかいい感じだね!




3ミリ穴やピンは、それぞれのパーツの中央に位置しているため、シエルノヴァのレドームよりは使い勝手よさそうです。
ハンドパーツ


特殊ハンドパーツ。ぱっと見は平手ですが、手首を上に挙げ、手のひらを相手に見せるようなハンドパーツになっています。今回の魔法陣エフェクトを装着するのを想定してか、手のひらにはドドンと3ミリ穴が設置されていますね。



このタイプのハンドパーツってなかなかないから印象的だね!
使用例


鎌と盾を装備させた状態。
ビーム要素が一切ないため、これだけならミリタリー色の強い機体に持たせても問題なく合わせられる気がします。


鎌をたたみ、ビーム戦闘モードに移行!(柄の形状が違っていることに触れてはいけない…)



この状態だと、ビームサーベルが長い柄によってビームランスみたいにして使えそうね。



畳んで横に移動した鎌がナックルガードみたいになっていいね!外側が刃になってたら、この状態でも物理斬撃で攻撃ができそうなんだけどなぁ…


さらにビームを強化した状態。
柄から伸びるビーム刃はより太く長く、ビームシールドはシールド全体を覆うほどの高出力化!



エネルギー消費量が凄いことになりそう…だけどカッコいいからヨシ!




先日YOUTUBEの方でギガスノヴァ強化用のガトリングを作る動画をアップしたのですが、その時に使わなかったパーツが転がっていたので流用してみる。ロングバレル化したビームガンのサイドにシールドを装着し、防御力を高められないかなぁ…と思ってくっつけてみたものです。



実際に使えるかどうかはいまいちわからないけど、手持ち武器じゃなくて固定武装として使うならこれもありかもね…。


ハンドパーツ。これに関しては、机に手を置いているようなポージング、いわゆる「台パン」をしているかのようなポージングなど、日常的なシーンを表現するのに向いていそうですね。





もちろん戦闘シーンに使うのもアリだね!なんかこう、ハンドパワーで敵を攻撃しているかのような演出とかに使うと面白いんじゃない?



あるいは、デスティニーガンダムなどのように、手を使って攻撃をする機体を再現する時などにも使えるかもしれませんね。
おわりに
以上、カスタマイズウェポンズ(魔法武装)のレビューでした!
可愛らしいスタイルかつカラーリングのスピナティアと一緒に発売されるので、勝手に魔法少女的な感じの装備セットかな?なんて思っていましたが、実際に開封して組んでみるとトゲトゲしてカッコよかったり、ビームソード上のエフェクトがあったり、ロッドのくねくね曲がった柄や組み換えで作れる鎌などなど、どちらかといえばミステリアスでカッコいい、という印象になりました。



ライトグレーと黄緑クリアという、そこそこ暗めの色と自己主張が激しいくらいに明るい色、という対極のカラーリングも中々面白いんじゃないかしら。





組み方次第では、こんな感じでRPGに伝説の剣として出てきそうな感じの武器を作ることだってできるよ!



短めの柄はランナーを使って表現しているという点には注意ね。



とまぁ、いろいろ気になるカスタムもどんどん湧いてきていますが、そのあたりはまとまり次第、本ブログとYOUTUBEの方にアップしていこうと思います。
それでは皆さん、よいプラモライフを!
動画版はこちら↓