プレミアムなEXMの第三弾は連合の赤きマッシブガーディアン!遠距離近距離自由自在のデモニックブレードキャノンに新規造形の黒い装甲を携えミッションスタート!
ということで、マカセ史上めっっちゃ久しぶりに購入したプレミアムバンダイ限定品になるこのアイテムは、現時点で3種類しかない30MMのプレバン限定キットの最新作!その名も「ラビオット(R623部隊仕様機)」です!
R623部隊…?初めて聞く名前だなぁ
それもそのはず、このプレバン限定シリーズは30MMの中でも珍しくしっかりとした設定が練られている特別な仕様の機体なのです。
おお…そこまで性能てんこ盛りな機体をプレバン限定とはいえ公式から出してくるとは…なんだかちょっと楽しみになってきたぞ…?
内容はかなーりボリュームがあるので少し値は張りますが、決して損はしない内容になっていますよ!それではレビューも少し長くなるかもですが、一緒に見ていきましょう!
パッケージ・内容物
パッケージ。プレミアムバンダイ限定販売品ということで、パッケージは白+1色という簡素な感じのものとなっています。
ただ、その+1の色がレッドだからか、これでも結構派手な印象を受けるね…!
説明書。一般販売のものとすこーしだけデザインが変わっているような気がしますが…そこまでわかりやすい変化があるわけではないようです。
でもフルカラーかつ専用の説明書がつくってのは結構いいんじゃない?マスターが昔買ってたプレバンガンプラのを見たけど、ものによっては一般販売機の流用品とかもけっこうあったからね…
ちなみに説明書に書いてあるR623仕様の解説ですが、30MM公式サイトに掲載されている特設ページで読むことができる文章と同じになっているみたいですね。
今回は付属品としてマーキングデカール…ではなく、なんと専用の水転写デカールが付属。これを使えばマーキングシール以上に違和感なく装甲のペイントを再現できるのがポイントです。(その分貼りつけの難易度はちょいと高め)
ラビオットノーマル用のランナー。これだけ見るとパーツ形状は一般販売機と同じですが、カラーリングがレッド・ライトグレーっぽい感じになっている等、ラビオットの中でもエースパイロットが扱う特別品であるような高級感(実際特別品ですね)を感じられるのに加え、これまた一般販売の各種オプションパーツが成型色に採用している「ライトグレー」に近い色をサブカラーに採用することで、このキットの収録品以外のパーツを使ってカスタムする際も無塗装で色を合わせられるという、成型色カスタムの面で見ても非常にカスタマイズ性に優れているのがわかりますね。
高級感とカスタマイズ性のハイブリッド…今までに無いプレミアムな感じがするね。
付属品その1になるラビオット用オプションウェポンのランナー。こちらにショットガンやバックパックが収録されているからか、ラビオットノーマルに付属する武器ランナーは収録されていないようです。
これは…ラビオット用のオプションアーマー2種みたいだね。成型色がブラックに変更されてるからか、元のキットの色合いや雰囲気がぜんっぜん違ってるのすっごいね…これはカッコいいや!
驚くのはまだ早いですよ?本キットにはこちら、アルト陸戦仕様の追加ユニットの一部が付属しているのですが、なんとこれはレッド成型という紛れもない専用のカラーリング!
おおっこれもすごいね…!元祖ごついEXMでもあるアルト陸戦仕様の要素すら引き継いじゃうんだね…!
一部パーツが足りないので完全再現とはいきませんが、アルト(レッド)などと組み合わせてアルト陸戦仕様(レッド)的なものを作ってみるなど、今後のカスタムのネタも眺めてるだけで湧いてきますよホント…
そしてこれが…今回の目玉アイテム、完全新規造形の追加アーマーパーツだね!雰囲気がどことなくガンダム的な…エース然としているピリッとした雰囲気を感じられるのがかっこいいよなぁ…
30MMAEP ラビオットR623部隊所属機
それでは早速内容に入っていきましょう!
ラビオット(ノーマル)
何はともあれ、ベースになる機体がないと話が始まらない…ということで、まずはノーマル状態のラビオットとしての姿を見ていきましょう!
全体像。成型色が
という感じで変化しているので、形状自体は一般機と全く同じなのですがこの時点でも既に特別感がビシビシ伝わってきますね!
ヘッドの可動域。上下左右とかなり自由に動かすことができますね。
腕回り、腰サイドアーマーの可動域は装甲の干渉で多少狭められているとはいえそこそこいい感じです。
ふむ…光の反射とかもあってかレッド成型が安っぽい見た目に見えてくるけど、これにつや消しスプレーとか吹いたらかなり化けそうな予感…ちょっと試してみようかなぁ
足の可動域は…流石30MM、めちゃくちゃ良いですね!
腰フレーム周りの装甲が少ないからあまり可動を阻害するものがないってのも大きいかもね。ポージングをとる時に便利そうだねコレは…!
膝及び足の可動域。膝は二重関節となっているため正座ができるほどしっかり曲げることができる…のですが、ラビオットの場合は装甲形状の都合上曲げたときの見た目があまりよくなこと、太ももが干渉してちょっと曲げづらくなっているなど、他の機体に比べるとちょいと気になる部分が多いですね。
足首に関しては他の機体と同様足首ジョイントとポリキャプの二段構え!ポージングに合わせてしっかり曲がるようになってるね。
ラビオット用オプションウェポン
さっそくオプションを見ていく…のですが、
ここで見ていくラビオット用オプションウェポンは何と形状・成型色ともに「一般販売品と全く同じもの」となっているのがポイント。
お、ホントだ…ってことは、この武器セットを使う部分は一般販売されてるキットを使っても再現できるってことだね!
セット内容全体図と今回使用するパーツになります。
おお、使うパーツめっちゃ減ったね…!今回はR623仕様のレビューだから私たちも使わないけど、何か武器の数が物足りないなーってなった時に持たせておくのに良い物がたくさん残ってるじゃん!
射撃武器も銃剣、ショットガンがありますし、近接武器に至ってはジャマダハル、チェーンソーバレル等かなり強力なものがありますからね…
そして先ほどの使うパーツとして残したユニットで何をするのかというと、こちらの「デモニックブレードキャノン」を組み上げることになるのです!
おお、なんだかインパクトの強い名前だねコレ…!
実際そのインパクトっぷりは、この機体の発表直後はTwitter上でデモニックブレードキャノンを一般販売版を使って再現していた人がたくさん出てきたほど…言ってしまえばコレは
というような様々な機能を付けたてんこ盛り武器!たまにはこういう兵器というよりもアニメに出てくるスーパーロボット的な感じの武装を作ってみるというのもよさそうですよね…!
ちなみに今回ラビオットノーマル用のウェポンはこのオプションキットのものとして付属するから、デモニックブレードキャノンではなくショットガンを組むことでラビオット素体をノーマルとして完成させることもできるんだ!
特殊カラーの付属オプション
ここからは「過去に何らかの形で発売されたものだけど、今回成型色を変えて収録した」という立ち位置になるパーツをお見せしていきますよ!
おお…?!いきなりアルト陸戦仕様の追加ユニットが来たか…!
このユニットは文字通りアルト陸戦仕様(ブラウン/オリーブドラブ)に収録されていた強化型のレッグユニットや装甲、キャタピラユニット(今回はカバーのみ付属)の成型色をレッドに買えて収録している、というものになりますね。
一般品のブラウンとオリーブドラブの成型色も渋くてカッコよかったけど、こっちはこっちでヒーローというか主役然としたカッコよさをビシビシ放っていて良いよね…!文字通り主役機とかエース機みたいな機体に使うのが良さそう!
今回使用するのはレッグユニット(ふくらはぎ&スリッパ)、腕の装甲のみ。つまりこの画像に映っている「キャタピラカバー、腰アーマー、膝アーマー」の3種類はまさかの余剰パーツとなるのです!
マジ?一般機でも手に入りにくい上成型色変更でさらに貴重になったパーツなのにこんなにも余るのか…既にカスタムパーツとして使っていろいろなバリエーション作れるような気がしてきたぞ…!
今回の目玉になる完全新規造形の追加アーマーセットです。
おお…既にもうカッコいいとしか言えないような形状のものばっかりじゃん!
※この完全新規造形パーツ群の詳細は組み立て後に見ていきます。
オプションパーツセット2です。J1ジョイントこそ付属しませんが、まさかの成型色がブラックに変更されている特別感がスゴイ仕様となっています!
おお!これもこれでカッコいいじゃん!成型色ブラック縛りの機体を作る時なんかには特に役に立ちそう…!
ちなみに今回使うのは画像二枚目の通り3種類×2の計6パーツだけ。やはり余剰パーツが多くなっていますね…
お、これは…拠点攻撃用オプションアーマーと特殊作業用オプションアーマーじゃん!これも成型色が変わって特別感が凄くなってる!
ちなみにこれだけたくさんのパーツが付属していながら、今回のR623仕様に使うのは何と装甲4枚だけ…!
おお…相変わらずの豪快な取り出し方だよなぁ…絶対アーマー基部とかサブアーム系パーツとか使い道あるだろうに全部余剰パーツ送りなんだもんね…
ラビオットR623部隊所属機
それではこれらのパーツをラビオットに組み込み、いよいよR623仕様に改装していきましょう!
まずは全体像。元々ラビオット自体デフォルトの姿でもボリュームのあるボディが特徴でしたが、このアーマーや追加装備を得たことでそれがさらにパワーアップ!カラーリングも相まってシャア専用ザクやジョニーライデン専用ザクみたいに、ガンダム的に言うのであれば敵側エースの機体みたいな感じの印象にも見えてきますね…!
実際バイロンサイドのロールで公式戦等を楽しんでいる私たちからすると実際そんな立ち位置の機体なんよねコレ…wでも地球連合軍サイドのロールでやっている人からすればめちゃくちゃ頼もしい友軍機になるだろうね…!
フェイスパーツ。ガンダムのような2本のブレードアンテナに加え、ノーマルヘッドのクリアバイザーを守る牙のような造形がカッコいいですね!
その牙がくっついてる基部周りはどことなくアルトっぽい感じの雰囲気を持ってるようにも見えてくるね。かなり特別な機体っぽい感じの造形になってるけどそういうところで連合の機体なんだなぁってのが感じられて良いよね。
肩装甲。横方向に伸びていたノーマルの肩装甲と比べると、上に伸びていっているという違いがあるのがポイント。隠れて見づらくなっていますが、上部の黒い小さな穴がある部分と右下にあるパイプ状の造形の部分にはCジョイント受けが備えられているので、更なるカスタマイズにも対応しています。
お?このパイプパーツって動かせるようになってるんだ!今までだとこういうのは一体成型で動かないものばっかりだったからなんだか新鮮だなぁ…
しかしここは注意しなければならない点でもありまして…画像にある通り、このパイプは肩装甲にある穴に挟み込むような形でパイプを差し込み接続する、という形式になっているのですが…
ここで問題となるのがCジョイント受けの部分。こちらはジョイントを受けるために一部が細く脆くなっているのですが、パイプをセットする際は少なからず外側にグイっと広げなければならないにもかかわらず、最も負荷がかかる部分がこのようにもろく折れやすくなっているというまさかの造形に…
おおう、拡張性こそ高いけど、力を入れ過ぎると作る段階でへし折ってしまう可能性すらあるってことか…
ちなみにこの肩フレームに接続するためのジョイント…こちらはノーマルの肩装甲のものと共用、つまりコンパチ形式となっているため、ノーマル肩を組む場合は新規肩が組めなくなり、新規肩を組む場合はノーマル肩が組めなくなるということになりますのでご注意です!
両方組んで使えるようにしておきたい!という人は、アルトやポルタノヴァ、シエルノヴァ(一部)のオプションアーマーに収録されているこの追加肩装甲のジョイント等を流用することで解決できるね。
オプションアーマーは今だととても簡単に手に入るものばかりですし、こういう時のパーツ取りように買うというのもいいかもしれませんね。。
胸部装甲。左右に大きく広がる装甲に加え、腹部フレームを覆い隠すことすら出来る大きな腹部側に伸びた装甲等、とにかくビッグサイズ大ボリュームなのが特徴ですね。
お?中央には3ミリ穴があるみたいだね…これを使えば拡散ビーム砲的な固定装備を搭載したり、そうじゃなくとも装甲を増設して防御力を上げたりと、これだけでもいろいろなカスタムが思いつくね…これは面白そうだ!
アームにはアルト陸戦仕様の装甲を増設します。
追加でオプションパーツセット2付属のスモークディスチャージャー的なパーツが設置されてるね。
接続方法はまさしくアルト陸戦仕様と同じクランクジョイント式。このパーツはアルト陸戦仕様としてではなく、新規造形ランナーに収録されるというこれまでとはまた違った形で再登場を果たしたというのもポイントですね。
腰アーマー。ラビオットには3ミリ穴があるデフォルトの装甲も存在しますが、更にその上から装備を盛ることで防御力だけでなくその他の性能も強化しているというわけですね。
腰アーマーはこんな感じ。オプションパーツセット2の装甲をベースにオプションアーマーを組み合わせ…
さらにそのサイドにオプションパーツセット2付属のバーニアユニットをセット。これを左右用に2セット組んだら完成です!
何に使うのかいまいちわからなかったブレード状のパーツは膝にセットして使うようになってるみたいだね。
一見ただの装飾のようにも見えますが、案外膝蹴りによって突き刺し攻撃ができるなど、使いようによっては強力な武装となる…のかもしれませんね。
アルト陸戦仕様のレッグ。ここはそのまま使うことになります。
ちなみにこのレッグを組むのに必要な足首ジョイントとPCパーツは、肩の内部ジョイントと同じく一つしか付属しない(ノーマルとのコンパチ形式になっている)ため、基本的にはどちらかしか組めまないことに注意です!
一応エグザビークルのスペースクラフトあたりからパーツ取りで足首ジョイントを持ってくることはできるけど、こっちは肩ジョイントほど安く手に入るわけじゃないからそこも注意だね。
デモニックブレードキャノンを装備!取り回しの悪さなど問題点も多々ありますが、やはりデカい武装なだけあってカッコいいし、何よりも手軽に組めるってのが良いよね!(何なら一般販売品のオプションでも組めちゃうんだよね)
安定性を高めるためにサブグリップを使用して持たせていますが、ラビオットの腕はちょいと短めなのでかなり無理がある持たせ方となってしまっていますね…
別アングルから。
ブレードとキャノンを分離。ブレードが離れたからと言ってキャノンが軽くなったりするわけではないのですが、合体状態だと手に持たせたときに地面に当たるなど取り回しの悪さを加速させていた部分になりますので、不思議とすっきりした感じになっていますね。
余剰パーツ
今回の余剰パーツはこんな感じで、ここまでに見てきた中でもなんとなーく察した方も多いのではないかと思いますが…とにかく量がえげつないのですよ…!
おおう…これをうまく組み合わせれば、下手したら今マスターが公式戦に投入してる小型EXMフレームの武装ユニットを組めちゃうかもしれないね…
後ほどブログか動画でこれらを利用したカスタマイズの内容を書いて投稿しようと思いますので、その時はまた見に来てくださいね!
おわりに
以上、ラビオットR623部隊所属機のレビューでした!
今回のまとめ
なるほどね…プレミアムバンダイ限定かつお値段も2530円と30MMとしてはちょっと高め…ってこともあって買うためのハードルはいろいろな意味で高いなぁと思ってたけど、実際に届いて組んでみたらそれらのもやもやが一気に消し飛ぶレベルの大ボリューム、そして高いカスタムの可能性!確かにこれはプレミアムだよなぁ…
付属するパーツ自体は、今回の目玉でもある完全新規造形のアーマー以外は既存の一般販売品の色変え版でしかないのですが、中々入手のチャンスがないオプションパーツセット2やアルト陸戦仕様の追加ユニット(の一部)が手に入る上、しかも一般品は全然違うカラーリング!
特別感もすごいし手に入りにくいパーツが一挙に手に入る…キット一個でこれがかなうとなると、これ一個で30MMのカスタムの楽しさを存分に味わうことができそう!私たちみたいにカスタムとかをやる人にももちろん良いけど、このキットはプラモ自体の初心者さんやまだ30MMを組んだことがない人にこそオススメしたい一品だね!
逆に言えば、このキットで手に入る新規パーツは追加アーマーしかないということでもあるので、色変え版のラビオットやオプションが要らないのであれば「スルーして別の何かに資金を回す」という選択肢がとりやすいというのもある意味良いところなのかもしれませんね。
しかしそうやってスルーしたキットに限って後から魅力に気付いて「買っとけばよかったかなぁ…」となったりするのもまた醍醐味…(私たちはプレバンアルトとプレバンポルタの2機をスルーしたけど、まさしくこういう状態になってたりするよ…w)
これまでのAEP機を見る限り少なくとも2次受注までは行われているようなので、少しでも気になっている方はぜひ購入を検討してみてくださいね!(関連キットの項目に配置しているバナーからプレバンページに飛べるので、ぜひ詳細をチェックしてみてくださいね!)
それでは皆さん、よいプラモライフを!