古いキットだからと侮れない?!簡単&短時間での組み立てに加え、バックパックや足に装着して機動力、追加装甲で防御力を強化できるマルチな活躍が期待できる良キットだ!
ということで…今回は30MMより「マルチブースターユニット」をレビューしていきますよ!
おお、また懐かしいものを持ってきたね!マルチブースターユニットは2019年の8月10日に発売した結構前のキットで、30MMの始まりを飾った機体であるアルトの約2か月後(アルトは同年6月29日発売)に発売したという、まごうことなき初期キットの一つとなっているものだよ!
シリーズ開始当初はそれなりに買いやすい物だった(とはいえ品薄だったことに変わりはない)のですが、他の30MM商品の転売などによる価格のつり上げに巻き込まれたのか、あるいはやはり品薄または古いキットであるため再生産もあまりないのか…現在でもあまり見かけないキットとなってしまっていますね。
とはいえ、冒頭の簡易説明文にも書いているように、最近のオプションとは違い簡単に組み終わるという速さもさることながら、初期アイテムとはいえさすがは30MMオプションの一員、今でも通用するバツグンのカスタム性を備えているスゴイキットになっているのです!それではサクッとみていきましょう!
ランナーなど
まずはランナー…パーツ点数は多くも少なくもないちょうどいいバランスの数が収録されているモノとなっているね。
このキットにはこちらのランナーが2枚収録されている…というだけの結構簡単なキットとなっていますね。つまるところこのランナー1枚につきマルチブースター1基を組める…ということになるのです!
30MM マルチブースターユニット
それでは組み立てながら各部詳細をチェックしていきましょう!
各部詳細&組み立て
まずはメインになるブースターユニットから。メインユニットはこちらの2つのブロック(それぞれモナカ割り2パーツ構成)を備え付けのCジョイントを組み合わせることで出来上がるという超お手軽&簡単なものとなっていますね。
具体的な手順はこんな感じになってるよ!(画像一枚目の下側ブロックは向きが左右逆になってるから、あとで訂正しておくね!)
続いてはこちら、下側ブロックに2種類のパーツををセットしていきます。
底の部分にはこのパイプのような感じのパーツをセット!画像では確認できなくなっちゃってるけど、このパイプみたいなパーツは表面側が3ミリ穴になってるから、ここを介してカスタマイズすることもできるんだよ!
Cジョイント接続式のフィン状のパーツは左右2個セットしていくという点、そしてこのパーツは形状の都合上一度組み込んでしまうと外すのが結構難しい…という点に注意です!
続いて組むのはこちらのシールドスラスター(※僕が勝手に呼んでいるだけです)。このキットが出たあたりの頃はオプションアーマーに付属するシールドくらいしか汎用性の高い追加装甲的なパーツは無かったのですが、このキット収録としてシンプルな形状の装甲が登場しました。
追加装甲として使えそうではあるけど、どっかに書いてあった(ごめんこれはうろ覚え!)文かイラストではスラスターみたいな感じで使ってあった…ような記憶があるようなないような…?もしこれがスラスターとしても使えるものだとすれば、何となくではあるけど現行の最新機種になる大型ブースターユニットに数年越しにつながる要素…とも見れてなんかいいよね…!
このシールドスラスターはメインユニットサイドにある3ミリ穴に接続して使うのがデフォルトとなっているようです。
これはユニットを左右どっち向きとして使うかによってどっちのサイドに装着するかが変わってくる点には注意だよ!
ということで、マルチブースターユニットが完成しました!
そうそうコレコレ!この関節を持ってていかにも手足として使えますよ!みたいな、これまでのバンダイ製プラモにはなかった要素がここへきて出てきたか…!ってびっくりしたよなぁ…
その他の要素
まずはこちらのメインユニット。Cジョイントで2個のブロックをつないでいるだけあってこのユニット自体も可動域を持っているのがポイントです。
上部のCジョイント受けを介してEXMの太ももに繋いだりして使うわけだけど、このユニット自体にも可動域があるから、これを足として使うと可動ポイントが増えて足をぐんにゃり曲げられるようになるんだよね。使い方によっては面白いカスタムができるかも…?
シールドスラスターです。このパーツは表面に3ミリ穴二つ、裏面に3ミリピンひとつを備えているのが特徴です。
ん?なんか装甲みたいなのが収録されてるね…?
装甲…というのは正解で、このパーツはマルチブースターユニットを脚として使用している際に一緒に装備するとよりまとまりがよくなる…という膝装甲ユニットです。
ああそうか!それ膝の装甲だったんだっけ!となるとJ1ジョイントを使って3ミリピンに変換したり、マルチブースターユニットを使っていない状態のEXMに装着するのもアリかもね!
ギャラリー
それでは使用例などを色々とみていきましょう!
今回のベース機のひとつとして使っていくのはこちら、ガルドノヴァです!
こうして新しめの機体を使用例として使える…というのは、これはこれで新鮮味があっていいよね…
ガルドノヴァはマルチブースターユニットを脚として使う際の例を見ていきますので、膝から下を丸ごと交換していきます。すると…?!
こんな感じの見た目になりました!
おおお!脚が短いことでずんぐりむっくり…といった感じの印象だったガルドノヴァが…!手だけじゃなく足が長くなったからか、なんだかスマートな印象に変わってる…!これはちょっと予想外の良い組み合わせかも…?!
マルチブースターユニットは具体的にどこで使うものか…というのが指定されているわけでもないので、これにちょちょいとカスタムを施せば、宇宙での戦闘や海底都市など水中での戦闘などでめっちゃ活躍させられそうですね!
そしてもう一つの使い方がこちらのジョイントを使った方法になります。
お、これはラビオットアーマーに付属するロイロイにも使われてたっぽいジョイントかな?
形状はそっくりですがCジョイントのきつさが違ったりするので、そこは好みによって使い分けてみるというのもアリかもですね。
そしてこのジョイントを接続することでユニット上部のCジョイント受けを3ミリピンに変換できるので…
このようにバックパックなどに接続して使うこともできるのです!(ベース:ポルタノヴァのバックパック)
おお?このスピナティオ戦国仕様との組み合わせも意外といいかもしれない…?
このスピナティオは戦国アーマーの成型色が本キットと同じブラックなのでまるで一緒に付属していたものであるかのようなベストマッチ!ですね。成型色的に言えば忍者仕様に収録されているノーマル素体にも似合うかも…?
おわりに
以上、30MMより「マルチブースターユニット」のレビューでした!
今回のまとめ
なるほどなるほど…わかってたつもりではあったけど、こうして改めて見返してみると発売された当時ではできなかったカスタムがこれ以降の新作の積み重ねによってできるようになってるんだね…今回見たガルドノヴァとスピナティオとの組み合わせもやってる人いるかもだけど、私としては結構新鮮だったなぁと思ったよ。
マルチブースターユニットもさることながら、こうやって初期に登場して組んだっきり最近の使いやすくカッコいいオプションに押されてあまり使わなくなった…という初期のオプションを改めて再評価してみると、何か今だからこそ出来る面白いカスタムが見つかるかもしれませんね…ちょっと僕も挑戦してみますね…!
ということで…今回はこの辺で。皆さんよいプラモライフを!