おしゃれな帽子はいかかです?まさかのヘッドパーツが登場だ!
気づけば8月も中旬、ここから約1~2か月半くらいは時間はかかりますが、気温も涼しくなる時期が近づいてきましたね。
最近の秋ってむしろ夏よりも暑い日があるから、いつからが涼しい時期…いうなれば秋なのかはよくわからないんだけどねぇ…
今回はそんな秋から冬にかけての季節に使えそうな帽子、「キャスケット帽」風のヘッドパーツができたのでご紹介していきますよ!
(誰得なんだろこのパーツ…)
全体像
全体像。連合機風の顎に白い帽子っぽいパーツが特徴のヘッドパーツとなっています。
使用パーツ一覧だね。使っているのは…アルト(ノーマル)のフェイスマスク、スピナティオ(忍者仕様)の膝アーマー、そしてマルチブースターユニットの先端部(ノズル部?)の3点になっているみたいだね。
少ないパーツ点数で手軽に組めるのもおすすめポイントですよ。そして試作型ではブラウンのアルトフェイスを使用しましたが、今回の解説記事ではブルーのフェイスを使って進めていきますのでよろしくお願いしますね。
制作の手順
ここからは制作および機体への実装の手順を見ていきましょう。今回は首ジョイントを簡単に交換できるスピナティオのボディを使用しています。
では早速首のジョイントを交換!頭部ボールのデフォルトパーツから、オプションジョイントに付属する3ミリ軸に変換するパーツに差し替えます。同じ形状であれば基本的には他のパーツでもいい(マルチブースターユニット付属のジョイントや、オプションパーツセット5付属のジョイントなど)のですが、これが長さなどを考えると一番見た目のバランスが良かったので採用しています。
お次はアルトのフェイスの裏から、マルチブースターユニットのノズルを差し込んでいきます。
ノズルは3ミリ穴になっている方が下向き(フェイス正面から飛び出すような形)になるようにセットすることになるね。こうすることで、さっき差し替えたジョイントとくっつけることができるようになるわけだ!
最後に上からスピナティオ忍者仕様の膝アーマーを被せれば完成です!
このカスタムの問題点は、強引に組みつけている部分が多くてしっかり固定できてる場所があまりない、というところだね。
この辺りは無加工・無改造で組み立てることを前提に考案したので、どうしてもクリアすることができなかった部分になります。加工アリでもいいよ!という方向けに、多少ではありますがこの問題点を軽減する方法もお伝えしていきますね。
更にひと手間!ランクアップ改造
ここからはパーツの切断など、本格的に手を加える改造も含む、より完成度を高めるためのカスタマイズ例を掲載していきます!
ラインアイの追加
カスタマイズウェポンズ(魔法武装)などから取れる「軟質クリアのランナータグ」を使うことで、ブラックライトでの発光にも対応しているラインアイをお手軽に実装することができます!
というわけで用意してきました魔法武装のタグ。(一部は試作機を作るために使っているため切り跡が残っています)柔らかくとても切り出しやすいので、このヘッドパーツは組まないよ、という方も是非切り出してみてくださいね。
今回使っていくのはこのうち、型抜き文字がある部分になります。
え、ここってかなり使いづらい部分になってると思うけど、どうやって使うの?
実はここ、タグを細く切り出したい時にはすごく便利な部分になっているのですよ。というのも、各文字の最低ラインはそろえて型抜きがなされているので、ここに沿って切ることで、簡単でありながら長さや厚さなどがかなりきれいにそろった状態で切ることができますよ。
なるほど、もともとの形状をうまく活用してガイド代わりにしちゃうってことなのか!
発光テスト。ブラックライトを当ててあげるとしっかり光ってくれました!
切り出せたら、少しずつ力を加えながら弓なりの形状になるように曲げていきましょう。これにより、多少ではありますがヘッドパーツにセットしやすくなりますね。
わざわざ軟質パーツを使う、という理由はまさにこの「曲げる」作業にあるんだ。スピナティオなどエグザマクスのランナーについている硬質クリアランナーだと、パーツを曲げるのはものすごく難しい作業になるんだよね。
ある程度曲げ終わったら、適度な長さにカットしたうえでマルチブースターのノズルに巻き付けるようにし、先端をアルトフェイスとノズルの細い隙間に押し込んで(多少強引でも可)固定します。これでラインアイのセットは完了です!
ブラックライトで光らせてみる。
ノズルの黒い部分に緑のラインが走り、サイバーチックなカッコよさを演出することができるようになりました!
なんだかノズルがディスプレイのような感じにも見えてきていいなぁ…
キャスケット帽(忍者スピナティオの膝)をより固定するために
このヘッドのメインともいえるキャスケット部、つまりスピナティオの膝アーマーですが、ここは内側にスピナティオに装備するための長方形ピンが残ったままになっています。
これが干渉してうまいことセットできなくなってしまってるから、無改造版では接続が不安定になってるってことなのか…
そこで今回はこれを解消するべく少し手を加えてみましたので、それについても記載しておきますね。
やり方は簡単、ピンを切り落とすだけ!
という見出しの通り、その改造法は「中のピンを切るだけ」となります。必然的にスピナティオの膝としては使えなくなりますので、そうなっても問題ないよ、という方のみ試してみてくださいね。
ちなみにピンを切り落とすとは言ったけど、やり方には2通りの方法があるんだ。それがこちら。
1に関しては、特に何も考えすにザクっと切り落としてしまうだけ。これで内側にそれなりのスぺースが確保できるので、ピンが干渉せずに無改造版よりも強い接合にすることができます。
2に関しては、ピンがノズル裏の大きな穴にうまくかみ合うように調整することで、がっちりと固定できるようにしてしまうということ!多分強度面ではこれが最強なんじゃないかな?
2に関しては加工や調整が難しい(ニッパーが入らない場所に切り取る部分があるので加工がやりづらいです)ので、基本的には1の方法をお勧めします。
旧式フレーム機にも取り付けたいのだけど…?
…と思う人も中にはいるんじゃないかしら?
もちろん旧式フレームの4機にも装備させられる方法がありますので、こちらもご紹介していきますよ!
旧フレームランナーを加工せよ!
今回使うのはこちら、旧フレームランナー。ここから必要なパーツをランナーリサイクルと同じ要領で切り出していくわ。
使うのは〇で囲んでいる、「細いピンの中央から3ミリ軸が生えている部分」になるよ。
この細いピンは旧式フレーム4機の胴体内部にある首ジョイント受けにピッタリハマるようになっているため、うまく切ってセットすれば、首をボールジョイントから3ミリ軸に換装することができるようになるのです!
これは30MMシリーズの初期ごろからツイッターで公開されていた技術で、古い技術ながらその有用性は今でも衰えることなし!ですね。
あとはピンを好きな長さにカットしたうえでヘッドパーツをセットすれば完成!しっかり装着することができました!
おわりに
以上、キャスケット帽風ヘッドパーツのご紹介でした。
まだまだ構造面などに不安要素はありますが、お手軽に通常機とは大きく違う見た目の頭部を作れるので、機体の見た目やイメージを変えてみたい、という方にお勧めのカスタマイズです!
ついでに言うと、アルトはポルタノヴァと同じように大量のカラーバリエーションがあるから、アルトフェイス(あご部分)の色を変えるだけで簡単に色と見た目の印象を変えられるというのも魅力的だね。
追加のカスタマイズ(ラインアイや旧式フレームへの適用など)をする場合はランナーリサイクルが必要になるのだけど、今回扱っていくパーツはフレームランナーの柔らかいプラ(多分KPSねこれ)と、軟質のクリアランナーの2種類。どちらも柔らかくてカット・加工がしやすいのもいいところよ。
手順はかなり簡単ですが、ランナーのリサイクルパーツの活用やピンのカットなど、簡単でありながら本格的な改造の一部を体感できるものでもありますし、あまり改造はやらないよ!という方も、よかったら挑戦してみてくださいね!
それでは皆さん、よいプラモライフを!