「30MMを改造し、仮面ライダーデルタを再現する」見立てカスタマイズ企画第2弾、唐突にスタートです!
それは守る力か、それとも…?
一週間かけて何を作ってるのかと思ったら仮面ライダーだったのか!
そうですね。今回制作していたのは、2003年に放送されていた「仮面ライダーファイズ」に登場するライダーの一種である「仮面ライダーデルタ」となります。
仮面ライダーデルタとは
真っ黒のスーツにオレンジのバイザー、そして全身を走る白(または銀?)のラインが特徴的な比較的シンプルな感じのライダーです。
ファイズの劇中に登場するライダーギア(変身するための道具一式)の中では最も早い時期に開発された初期型とのことで、ファイズ、カイザ、サイガ、オーガには見られない特徴が盛りだくさんなのもポイントです。
・初期型ゆえか武装が非常に少ない
変身ツールも兼ねるデルタムーバーと全ライダーに支給される超大型バイク「ジェットスライガー」しかない。ファイズやカイザにあるような専用バイクすらないという武装の少なさ…
・制御端末(デルタフォン)が音声入力方式
他のライダーはガラケー型の端末でテンキー入力で各種コードを入力するが、デルタフォンは音声でコードを入力するようになっている。
例:変身→「変身」と入力し、デルタフォンをムーバーにセットする
エクシードチャージ(必殺技)→「ミッションメモリーをムーバーにセットし「チェック」と音声入力で発動。
ムーバーにエネルギーをチャージし発射することで敵を拘束するポインター弾を発射、こうすることで
必殺技「ルシファーズハンマー(デルタ版ライダーキック)」を放てる。
これがキマれば空中にデルタのサインが浮かび大ダメージを与えられる。つよい。
・非常に高出力である
ライダースーツを動かすためのエネルギーを伝える回路「フォトンストリーム」の色によって出力の強さを判別できるが、デルタのストリームは白(または銀)であり、これは作中2番目に出力が高いというハイスペックさ。
主役ライダーであるファイズの強化フォーム「ファイズアクセル(10秒だけ1000倍速で行動可能になる)」では能力を使うために出力を引き上げストリームの色が赤(最も出力が低い代わりに安定性している)から銀に代わるが、デルタは素でこれに匹敵する出力を持っているということになる。(ファイズアクセルとデルタの出力はほぼ同等という設定は実際にある模様)
・誰でも変身できる
他の4つのベルトは、基本的に変身するのにオルフェノク(ファイズ世界の怪人)そのものであるか、オルフェノクに覚醒する素質でもある「記号」と呼ばれる因子を持ち、それが体に適合している者でないと基本的には変身できないが、デルタのベルトにはこの条件が設定されていないため、ただの人間でも変身し戦うことが可能。
しかしこのベルトには変身者の闘争心を強制的に搔き立てる「デモンズスレート」というシステムが搭載されていて、ベルトに適合していないものが変身して使い続けると、次第に凶暴な性格に書き換えられていったり、最終的に精神崩壊に至るなど危険な面も抱えている。内容から見るに、ガンダムUCのMSVに登場するガンダムデルタカイに搭載されている「ナイトロ(パイロットを強制的に強化人間にするシステムで、デモンズスレートと同じデメリットを抱えている)」の元ネタになったのでは?と思ったり…
といった感じになっています。めちゃくちゃ設定が深いですね…
ここでは設定の一部を紹介しているけど、他のライダーも含めファイズのストーリーや設定はすっごく深い内容になってるから、子供はもちろん、むしろ大人になったみんなにこそもう一度見返してほしい作品になってるね。
設定などは僕が間違って解釈したり、見間違えたまま書いている所があるかもしれませんので、詳しく知りたい!という方がいましたら、ぜひ調べてみたり、ドラマを視聴してみてくださいね。
30MM 仮面ライダーデルタ(再現機/未完成体)
というわけで詳しく見ていくのですが、現時点ではまだ未完成となっています。
具体的には、フォトンストリームをまだ貼り終わっていない(材料不足)、アンテナ部の改修が必要、デルタギアが完成していない(そのため変身ベルトを装着していない状態になっています)といった感じになっています。
まだまだ改修ポイントは多いみたいだね…
全体像
全体像はこんな感じ。
できる限りデルタのフォトンストリームっぽくなるようにラインを張り巡らせています。
もちろんあくまでも再現機だから、肩のストリームがぎゅうぎゅうに詰め込まれている、みたいな感じに無理やり再現を使用としたところもあるね…
ちなみにこのストリームですが…
銀のホイルシールを細く切ったもの(主にセンサー用シールなどにある余白に当たる部分)を貼ったあと、このシールの上からガンダムマーカーのシャインシルバーを塗り重ねることで再現しています。
余白という微妙な場所を使っている都合上、この銀部分はすぐなくなってしまうのがネックですね。何枚もため込んでいたのに、現時点では足りなくなってストリームの敷設が進まなくなってしまっているんですよね…
というかなんでわざわざシャインシルバーを重ねてるの?元の色も銀だから塗らなくてもよさそうだし、何なら今はメッキシルバー(ある意味上位種のようなもの)もあるのに…
それなんですが、実は元のシールの色だと、光を反射しすぎて、写真を撮る際に反射で見え方がおかしくなったり
各部詳細
頭部。額にデルタをイメージした三角形と、そこに続く形で2本のアンテナが装備されているのが仮面ライダーデルタの特徴です。
これを30MMで再現するために、フォトンストリームと同じく銀のシールを使用。下地としてクリアバイザーに一本の縦ラインを敷きました。このままであればデルタだけでなくファイズを再現する場合にも使いまわせそうです。
先ほどの塗装前のヘッドの額に何か刺さってたのをご覧になったかと思いますが、デルタのアンテナはランナータグを加工して作っています。正直な話、デルタを再現する際に最も大変だったのがこのアンテナを製作するところで、ここを作り終えられれば作業の半分が終わったといっても過言ではないでしょう。
まぁ細かいパーツを作ることになるし、そのうえで切断と接着をやっていかないといけないから、やっぱし大変だよなぁ…
上半身
上半身。デルタのストリームは途中で三又に分かれるところがあり、これによってシールの消費量が爆増してしまったのではないかと思ったりもするのですが、いざ着手してみれば、意外とスムーズに終わる作業だったなぁとと思いました。
肩はスピナティオ忍者仕様の小さい肩装甲を2セット分(黒く塗装する必要あり)、胸部装甲はスピナティオ戦国仕様のものを使用しています。
本来腕のサイドは3本のストリームが通っているのですが、例によってシールがなくなってしまったため、とりあえず一本だけ通しています。
ちなみに当初はギガスノヴァをベースに開発しようとしてたみたいなんだけど、いつの間にか太ももとかがスピナティアのものに変わってるね。
これに関しては、仮面ライダーの細身のシルエットを再現するためには、マッシブなシエルノヴァの太ももは似合わないかなと思ったこと、ライダーの頭部を再現するのにスピナティオのヘッドパーツが形・大きさ的にもあっているなと判断したことが大きいですね。
脚まわり
腰回り。基本的にはスピナティオのパーツを使用していますが、太ももとスリッパはスピナティアのものに換装し、ストリームの色に塗装ナシで近づけることができたり、シエルノヴァどころかスピナティオよりもさらに細い太ももにしたりと、見た目を整えるのに大きく貢献してくれたかな?という印象です。
おわりに
今後の開発計画について
というわけで、現時点での進捗はこんな感じです。少ないですが今回は以上となります。
今回は突然思い立ったものを急遽形にした、というものだったわけだけど、これは予想以上にうまくいったんじゃないかな?
前回の見立てカスタマイズとしては、YOUTUBEの方のみにアップしています「メタルギアレックス」の再現機のみですが、あれは形のみを追求した結果、色はサンドカラーというように塗装などでの完全再現流行っていなかったんですよ。今回は修行の結果、塗装技術をある程度習得できたのでそれも制作に生かしています。
実際に頭や肩装甲、腹部みたいなところは黒く塗装しないといけないし、塗装込みで作れるようになったのは成長したとみてもいいのかもね。
とはいえ、記事中でも提示した通り、この再現機はまだ未完成です。なにしろ仮面ライダーで最も重要な「変身ベルト」がまだ完成しておらず、装備させられていないのですから…
まぁ基本装備がデルタムーバーとデルタフォンしかないから、そういう意味では政策は楽なのかもね。
それでは今回はこの辺で。皆さんよいプラモライフを!