コンパクトな見た目に機械の翼?!ギミック満載の新製品だ!
さてさて、発売から少し時間も過ぎ、ようやく予約分が到着したわけだけど…
今回のオプションパーツセット5は、パーツ量的にはこれまでのものとだいたい同じくらいですが、組めるアイテムはマルチウイングやマルチブースターと、それぞれが単品販売されていてもおかしくないレベルの、お役立ちアイテムの詰め合わせ!待ったかいがあったというものですよ…
オプションパーツセットは基本的にバラバラのパーツ単位でカスタムパーツとして使えるようになっている場合が多いから、ここブログ版の方では、最低限の組み立てを行った状態から実際に組み上げていく様子を細かく掲載していくよ。
というわけで、30MMより、オプションパーツセット5(マルチウイング/マルチブースター)のレビューです。
それでは早速見ていきましょう!
パッケージ・付属品
パッケージ。オプションパーツセットシリーズということで、箱入りタイプのオプション商品となっています。
表面にはある程度組み立てた状態のパーツ一式のほか、同梱されているスピナティア用のオプションアーマー(主に頭回り)を装備した状態のスピナティアが掲載されているね。
説明書。オプションパーツ系らしく、ペラ紙一枚の簡易的なものとなっていますね。
ランナー紹介
1枚目のランナー。マルチブースター1個分のパーツのほか、オプションアーマーも一緒に収録されています。
2枚目のランナー。こちらは1枚目からオプションアーマーをなくしたものになっていまして、マルチブースターをもう一個組むためのものとなっています。
3枚目のランナー。こちらはマルチウイングを組むためのパーツが収録されているランナーです。1キットに2枚入っています。
30MM オプションパーツセット5
ここからは、実物がどうなっているのかをじっくり見ていきましょう!
ジョイント系
まずはジョイント。1種類だけ完全新規のパーツがありますが、スピナティアまでの機体を組んだことがある方であれば、見覚えのあるパーツも多いのではないか、と思います。
こちらが完全新規のジョイント。とはいえ、役割自体はオプションジョイントやアルト空中戦仕様、エアファイターなどにあるもの同じですね。
ちなみにこれ、軸とCジョイントの間に長方形の穴があるのですが…
これってなぜか銃の共通規格とほとんど同じ大きさになっているため、ここに銃口など対応する武器を装備させることが可能です。
(使い道はまだちょっとよくわからないのです)
両面Cジョイント。オプションジョイントランナーやオプションパーツセット3に付属するものと同じ…と思いきや、平らな面(画像の右のパーツ)に4つ、四角のモールドが入った特殊仕様となっています。
このジョイントは、実はスピナティアにも同じものが付属しています。…最も、スピナティアでは説明書に「ご自由にお使いください」とだけ書いてある完全な余剰パーツで、何のために収録したのかよくわからないものとなっていました。今回やっと使い道がわかる、ということなのです。
スピナティア用オプションアーマー
続いて見ていくのは、スピナティア用のオプションアーマー。
まぁオプションアーマーとはいっても、このキットに入ってるのは基本的には頭回りを強化するパーツだけなんだけどね。
頭部前面用パーツ。額パーツにVアンテナを追加し、ガンダムっぽい感じの見た目になるパーツと、前面をほぼ覆いつくしてしまうマスクタイプのパーツの2種類が付属します。
マスクタイプのパーツを見ると、Twitterの公式イベント「第三勢力襲来」で乱入してきた【スピナティオ・ヴィラネス】だったり、ガンプラの方になるけどマスターガンダムなんかに似ているね。
また、後頭部にある3ミリ穴に向けたカスタムパーツも収録されていまして、ポニーテール的な感じのパーツや、ツインテールのようにすることができるパーツが付属します。
これらは形状からして、カスタム次第ではブレードなどの武器として転用できそうな感じでもあるね。
マルチウイングユニット
というわけで、今回のメインともいえるマルチウイングユニットを見ていきましょう。
かなりのパーツ量に見えるけど、実はこれでも最低限の組み立ては済ませた状態なんだよね…
それだけコンパクトながら複雑な構造が取り入れられているということでもあるのですね。それでは組み立ての手順を見ていきましょう!
まずはこの細長いユニットに、ブレード状のパーツを差し込んでいきます。
Cジョイントで接続されてるから、これもカスタム次第では武器になりそうだね。
次に、この2つのパーツを組み合わせます。画像下側のパーツの丸くなっている部分にCジョイント受けがあるので、ここを使ってCジョイントがあるパーツ(画像上のパーツ)と組み合わせます。
組み合わせた後は、これを降りたため場、この時点の工程は終了です。
次に、手順1と2で作ったパーツを組み合わせ、本体を組み上げます。組みつけ位置は、みぎの3ミリ穴横にある小さな穴の下付近。ここの内側には隠れるようにしてCジョイント受けが設置されているので、ここを使って組み合わせます。
これで本体は完成となります。
ゴツさとスマートさを併せ持ち、これまでにはなかったカッコよさを感じますね。
続いて、エグザマクスに接続するための工程に入りましょう。
まずはCジョイントの接続。新規ジョイントとスピナティアジョイントの2種を組み合わせたものを接続します。この時、スピナティアのジョイントのうちもう片方は向きが逆になるように接続します。
続いてこちら、またまたブレードのような形をしたパーツがあるので、これを本体サイドに接続します。
最後にこれを基部に接続します。
この時、ブレードが接続されている方が内側になるように組みつけていきます。
これでマルチウイングユニットは完成だね!
マルチブースターユニットⅡ
最後はマルチブースターを組んでいきましょう。
これに関しては、30MMシリーズ初期の方で、「マルチブースターユニット」っていう単品アイテムが発売されたんだけど、今回のはその後継機のような感じになっているっぽい。今回は初代との差別化のため「マルチブースターⅡ」として表記しているよ。
マルチブースターユニットに関しては、単品版(ブラック)に加え、アルト空中戦仕様(ネイビー・オレンジ)に付属するものの計3色がリリースされています。アルト空中戦仕様は入手困難ですが、単品版であれば買える可能性が高いので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
ちなみに組み立ての手順は超簡単、 上の画像にあるようにジョイントと本体を組み合わせていくだけ。
ちと早いですが、これでマルチブースターユニットⅡが完成です!
最初のマルチブースターと比べたら、可動域はそのまま、流線形かつ繋ぎ目が一体化するように設計されてるからか見た目もいいし、ついでに薄型軽量化されてるから、装備したときの重量バランスを崩さずにカスタムしやすくなったみたい!
初代マルチブースターユニットには、よくあるものとして足の代わりに装着するというカスタムプランが挙げられますが、今回のもそれを引き継いでいる模様。
中央で膝っぽく曲げられるし、先端部が細すぎて設置性はなさそうだけど、脚のような感じにすることもできるんだね。
使用例
スピナティアにマルチウイングユニットを接続。ガンダムビルドファイターズに登場する【ガンダムアメイジングエクシア】や【ガンダムエクシアダークマター】のようなシルエットに変化しました。
塗装すれば無改造でも本当にそれっぽくできそうなのがすごいなぁ…
マルチウイングユニットを最大限展開してみる。
【ガンダムアストレイ・ゴールドフレーム天】あたりを彷彿とさせる、メカメカしい巨大な翼が現れました。
翼というよりは、これもブースターみたいに見えてくるね。なんにせよこれまでに無かった、どの機体にも組み立てて装備させるだけで最大級にカッコよさを付与できるいい装備だね!もうちょっと予約しとくべきだったかなこれは…?
今度はマルチブースターユニットⅡを仕様。太もも裏にある3ミリ穴に接続しています。
おぉ、こうすることで推進力を上げながら、機体を立たせるときには補助脚部として使えるから、地上戦でも使えそう!撮影時に倒れるのを防ぐ、という意味でもいい使い方なんじゃないかな?
脚の代わりに装着してみる。 マルチウイングユニットはちょっとデカすぎる気がしますね…
マルチブースターユニットは、大きさ的には案外いい感じです。(ただしパーツ自体が初代よりも小さくなったため、迫力はあまり出ません)
小型、あるいはノーマルの機体の場合、足が必要以上に長くなってしまい、逆に不格好になりがちな気がするね…
逆に考えると、カスタマイズなどで大型の機体を作る場合は、マルチウイングやマルチブースターを脚として使うことで、手軽にバランスを合わせられる大型の足を作成することができるということでもあります。
おわりに
以上、オプションパーツセット5のレビューでした!
オプションパーツセット3から今回までの流れでジョイントランナーが付属していないというのは痛手ですが、それを差し引いても「マルチウイングユニット」「マルチブースターユニットⅡ」という、ものすごく使い勝手の良いカスタムユニットが手に入る上、「スピナティア用オプションアーマー」もあるため、同時に発売されたスピナティアを早速カスタマイズしていくのにも最適と、想像の何十倍も面白いキットになっていた、と僕は思いました。
パーツ一つひとつがカスタムパーツとして使えることで、ユニット単位でも、あるいはバラバラにしてもカスタマイズができるから、アイデア次第ではとんでもないものが生まれる可能性も…?!
もちろんキットそのままでも十分すぎるほどカッコいいため、これに塗装をしたりマーキングシールを貼るなどの簡単な改装をするだけで、お手元の機体たちをアップグレードすることもできるのです!
ネットショップや店頭で見かけたら、ぜひとも確保してくださいね!
(ただし転売はアホみたいに価格が引き上げられていることが多いので、正規販売を狙ってみてくださいね!)
それでは今回はこの辺で失礼しますね。
皆さんよいプラモライフを!