30MMにはベースキットとなるアルト、ポルタノヴァ、スピナティオといった「エグザマクス」、戦車や戦闘機などのサポートメカ「エグザビークル」、これらをカスタマイズして強化する各種オプションパーツと、シリーズ開始から時間がたった今では膨大な量のカスタムパーツが発売されています。
しかしながら、どのパーツもこれにはかなわない…!というレベルでめちゃくちゃ便利なパーツ群が存在しているのです。それがこちら、オプションジョイントとなっています。
おお、これってオプションパーツセット1に初めて付属してからというものの、スピナティオ戦国仕様の初回限定版だったりオプションパーツセット6や7みたいに入るキットを転々としながら時々再販されるほどの人気パーツだね!
本ブログでもカスタマイズ関係の記事をいくらか書いていますが、その中で「オプションジョイント」「Jランナー」のような表現で何度も使っている所をお見せしているかと思います。
でも「そもそもオプションジョイントってなんだ?」「これどんな使い方ができるの?」って感じで、オプションジョイントに関してよく知らないという人ももしかしたらいるかもしれないよね。
ですね。というわけで、今回はこちらオプションジョイントランナーに関する解説をやっていきますよ!
オプションジョイントランナー(J1ランナー)
このランナーが入っているキット
このランナーを手に入れることができるキットは以下の通りとなっています。
・オプションパーツセット1
・オプションパーツセット2
・スピナティオ戦国仕様(初回限定盤)
・オプションパーツセット6
・オプションパーツセット7
※今後増えていく可能性も…?
収録パーツ一覧・主な使い方
まずは収録パーツを見ていきましょう!
ついでにその主な使い方(改造無し)も一緒に紹介していくね。
各パーツの表記に関しては、ランナー番号のJ、各パーツ番号という感じで表記しています(例:J1、J10、J15など)
J1~J5
J1パーツ
まずはJ1パーツ。このパーツはオプションジョイントが初めて登場した時点では唯一のプラ棒型オプションパーツというかなり貴重なものになっていました。今でもプラ棒型のパーツはこれとシエルノヴァオプションウェポンのものくらいと、かなり貴重なことには変わりはないのですが、3ミリ径となっているランナーで代用が効くためわざわざこのパーツを使うことの意味は薄くなったように思えます。
しかし!見ての通りこのJ1にはモールドが入っているという特徴があるよ!武器の柄として使うときなんかの装飾としても中々いい感じだね!
主な使い方は、3ミリ穴を持つパーツを介し武器の柄として使うということになりそうです。
J2パーツ
J2パーツ。片側が長方形のジョイント、もう片側が3ミリ穴になっています。(2個付属)
この長方形ジョイントはマクシオン以外のエグザマクスに使用されている従来型フレーム…その膝パーツについているジョイントと同じ大きさになっています。
つまり、これを該当する機体の膝パーツに着けることで、膝だけじゃなく腕や足、腰など機体各所に装着、装飾や防御力の強化などいろいろなことに使えるように変換できるんだよ!
先ほどの画像ではアルトの膝を使用していましたが、形状が同じポルタノヴァ、ラビオット、シエルノヴァ、エスポジット、局地型キットの膝、さらには30MSのオプションアーマー3(メカニカルユニット)の膝など、発売されたキットが多くなればなるほど使い道も広がっていきます!
多分今後発売されるレヴェルノヴァやガルドノヴァなどの機体も従来型フレーム採用だろうし、カスタムが楽しみだね!
さらに!実はアルトとポルタノヴァのシールドにはこの膝ジョイント受けが設置されているため、ここにJ2パーツをセットして3ミリ軸を配置することができるのです!
J3パーツ
J3パーツ。なんだか銃のような感じの見た目になっているような気がしますね。
パーツの機能としてはグリップと3ミリ穴が設けられているもので、何かを手に持たせたい時、あるいはサポートメカの操縦桿みたいな感じにしたいときなど、カスタマイズ前提のパーツになっているのかなって感じがするよね。
単体での使い方は…やはり手に持たせてハンドガンっぽくするくらいでしょうか?
J4パーツ
J4パーツ。何となく人生ゲームのコマにも見えてくる形状のパーツですね。
パーツの機能としては、片側に3ミリ軸、もう片方にはボールジョイントが設置されているというものになっているね。
このボールジョイントは肩のボールジョイントと同じサイズになっているため、こちらを介して肩から先を独自の構造に変更できるなど、カスタマイズの起点となるかなり面白いパーツとなっています!
画像二枚目のパーツのような感じの腕が作れるね!最もこの状態だと肩を跳ね上げることができないなど可動域の制限があるから、そこをどう克服するかはユーザー次第ってわけだ…奥が深いね。
J5パーツ
J5パーツ。L字型のパーツになっていまして、内側と外側に向けた3ミリピンが用意されています。
主な使い方としては、ポルタノヴァやスピナティオ…バイロンとマクシオンの機体の腕に装着し、シールドを横方向に装備できるようにするというものがあります。
このほかにも、私たちのところではバックパックを作るのに活用(エグザビークルタンクのパーツを介してキャノンやバインダーを配置したりしてるよ!)しているよ!他にもいろいろ使い道はありそうだし、それを考えてみるのも面白いかもね!
J6~J10
J6パーツ
J6パーツ。こちらは貫通している3ミリ穴を持つパイプ、あるいはスペーサーのような感じのパーツとなっています(2個付属)。主な使い方は3ミリピンを3ミリ穴に変換するというものになりますが、画像二枚目のように3ミリ棒に通して装飾のように使うこともできますね。
3ミリ棒を武器のグリップ、柄として使っているときに、手から抜けないようにするストッパーとしても使えそうだよね。
J7パーツ
J7パーツ。J6と似たような見た目ですが、こちらはスペーサーではなく片側が3ミリピンとなっているモノとなっています。(2個付属)
このジョイントの特徴は3ミリピン、あるいは3ミリ穴を延長することができるという点にあるよ!
J6パーツを組み合わせ。こうすることで長さを延長できるだけじゃなく、貫通がなくなるためピンを接続したときにストッパーがかかるようになるということになります。
(これどんな使い方ができるんだ…?)それはともかく、やりようによっては奥まった場所にある3ミリ穴を延長してカスタマイズしやすくしたりするなど、様々なパーツが持つ拡張性を更に引き上げる力を持っているってわけだね。
J8パーツ
マリオに出る土管のようにも見えるJ8パーツ。こちらはJ6パーツとほぼ同じ…と思いきや、意外と違う性質を持つジョイントとなっています。
片方はJ6と同じ3ミリ穴なんだけど、このJ8のもう片側はボールジョイント!このボールはハンドパーツのボールと同じ大きさになっているから、このパーツはハンドパーツの接続方法を3ミリピンと穴に変換する、という役割を持っているね。
※2個付属しています
また、このボールジョイントはシエルノヴァ防衛作戦仕様と士官仕様のオプションアーマーに付属する大型クロー用ジョイント…このグレーのパーツにも対応しています。これを使うことで、J7のように3ミリ穴と3ミリピンを同時に使える…だけでなく、ボールジョイントによってわずかながら可動域も得ることができるという大きな変化も見られます。
J9パーツ
表面がモンスターボールのような模様になっているJ9パーツ。裏面はめちゃくちゃ短い3ミリピンとなっていて、3ミリ穴のフタにするためのパーツであるということが予想できますね。(2個付属)
主な使い道としては、機体の外側には追加装甲や追加武器を盛るけど、内側には盛らない…という場合、このパーツでふたをしておくと3ミリ穴が見た目の統一感の邪魔をしなくすることができるってわけだね!
ただし機体カラーによっては目立つ場合もあるので、その時は塗装をしてあげるといいでしょう。
この小ささだし塗装は大して苦にならなさそうだし、ここは塗装するのもいいね!
J10パーツ
J10パーツ。片側には3ミリピン、もう片側にはC字のジョイントが通っているのが特徴。さすまたみたいな形をしていますね。
C字とはいっても、いつもCジョイントと呼んでいるモノとは形状が違うから注意だよ!(いつも呼んでいるいる方は真ん中にラインが入っているけど、こちらはただCっぽい形をしているだけ)
主な使い方は、実は3ミリ穴としても使えるさすまた部分に3ミリピンをセットするということ。一部が欠けてC字風になっていることで、ピンの取り外しが引き抜くことから上に引っ張るだけでいいと楽になっているのも特徴。ただしパーツの脱着がやりやすい分接続強度は落ちているという点には注意!
J11~J15
J11パーツ
J11パーツはCジョイント受けを2つ備えているモノとなっています。(2個付属)
これ単体での使い道はないけど、Cジョイント系のカスタマイズに使うことで本領発揮!例えば画像のように膝ジョイントに組み込んだりすることで普通とは違う組み換えができるようになったりと、組み込むプラモのカスタマイズ性を大幅に引き上げることにつながるんだ!
この性質はJ11以降に含まれる他のジョイント系パーツにも当てはまるものとなっています。ぜひいろいろなカスタムにチャレンジしてみてくださいね!
J12パーツ
噂をすればなんとやら、さっそくCジョイント系パーツ2種類目が登場です。このパーツはCジョイントを2個持っているという、J11とは逆の機能を持つパーツとなっているのが特徴です。(2個付属)
このパーツはカスタムには特に重要だと判断されているためなのか、これと同形状、または似た形状のパーツがオプションパーツセット3、オプションパーツセット5、エグザビークルのスペースクラフト、エスポジット2種など様々な機体に採用されているんだ!もしかしたらそっちの方で見たことある人もいるんじゃないかな?
使い方としては、Cジョイント受けを持つパーツ同士をつなぎ合わせるといった役割がメインとなるでしょう。
最近で言うと、ヘイルリッターのフロントアーマーを形成するためにこのパーツを使ってたね!
ちなみにヘイルリッターの記事内で使用しているのはこのJ12ではなく、オプションパーツセット3に入っているモールド入りの類似パーツです。このように似た形状でも微妙に大きさや形状が違うという場合もありますので、よかったらいろいろ見比べてお好きなものを使ってみてくださいね!
J13パーツ
続いて見ていくのもCジョイント系のパーツ。こちらはJ11に近いCジョイント受けを持つパーツですが、片方が3ミリピンになっているのが大きな特徴となっています。
このパーツの使い方は、Cジョイントを持つパーツを3ミリピンに変換する、という役割だね。ついでに言うと、Cジョイントで繋いだところは可動ポイントとなるから、作品に動きを付けたいときはパーツ同士をくっつける時に3ミリ棒ではなくあえてこっちを使う、というような使い方もできるね。
J14パーツ
J14パーツ。こちらはCジョイント系パーツではありませんが、上下左右四方向に3ミリピン、そして前後に3ミリ穴を持つというすさまじいカスタマイズ性の持ち主!様々なカスタマイズの起点として使うのに向いていそうですね。
そういえば…マスターはこのパーツ二個をラビオットオプションアーマーのジョイントで挟むことでコアユニットを作るのに使ったり(使用例は動画を見てみてね!)してたね。
使用例1:メタルギアの再現に挑戦してみたときの動画
使用例2:メタルギアの再現で作ったコアを転用した陸戦機
ですね。これはあくまでも一例ですが、内部フレームの重要な部品としても大活躍間違いなしのパーツ。他のパーツもそうですが、これは1キット分(2個)では足りない…!というくらいたくさん使いたくなってきますね。
また、このオプションジョイントに入っているパーツをつなぐことでピンや3ミリ穴を変換、別の役割を持たせることも可能となっています!
ホント自由自在、変幻自在だなぁ・・・
J15パーツ
こちらが最後のオプションジョイントパーツ、J15となっています。このパーツの役割はCジョイント受けを3ミリピンに変換するという、J11とは逆の性質を持つものとなっているのが特徴です。
J11と接続することで、短いながらも可動ポイントを持つパーツとして使うことができますね。
これは本体、バックパック、武装など場所を問わずいろいろなカスタマイズに使えそうだね!
2ページ目:改造込みの使用例をご紹介!
ここまで見てくださってありがとうございます!しかし内容はまだまだかなり残っていまして、これ以上になるとページが読み込みにくくなったりするのでページを分けさせていただきました。
もしよかったら次のページの内容も見ていってね!