3年間でリシェッタが大きく成長?!これまでに培った要素を惜しみなくフィードバックし30MSを新たなステージへ引き上げる!
ということで、今回見ていくのはこちら…リシェッタ(フリージアウェア)です!
おお!早いもので30MSも一巡してリシェッタに戻ってきたのか…!来年になるけど30MMもフルアーマーアルトで一巡…とは言えないかもだけど、初期のアイテムがリニューアルまたは強化パーツを引っ提げて再登場!という流れができてきてるし、30MMなら5年、30MSなら3年の歳月の中で培われた技術を逆流させて初期のアイテムが帰ってくる…という流れが来てるみたいだね!
ですね…!フルアーマーアルトも楽しみですし、この流れに続きポルタノヴァの強化版(ギラドーガのようなバックパックを強化した重攻撃型的なものも似合うかも?)30MSもティアーシャ、ルルチェと初期3人娘の残り2人のリニューアルもおそらく来るでしょうし、どんな見た目で来るのかが楽しみですね!
今回はその流れの先駆けとなるリシェッタ(フリージアウェア)を見ていくけど…これはぱっと見だとバトルスーツ、パイロットスーツを着込んでいるかのような硬派な見た目をしていた旧リシェッタから一転、ちょいと肌の露出度が増え、各部位がスポーツウェアのような雰囲気に変化しなんとも活発なスポーツ少女!という感じに変化しているね!
それだけでなく、パワラリーで初登場したカスタム用ギミックや全体的なデザインラインで見るとあばたーふみな当たりともつながりがありそうな雰囲気となっているなど、30MS外のものもあわせマジで3年間で出た技術を結集させている感がすごい…!
てことで装いを新たに再登場を果たしたリシェッタ…早速内容を見ていこう!
リシェッタ(フリージアウエア)
各部詳細:ヘッドパーツ
ヘッドパーツです。後程旧版との比較をお見せしますが…ベースデザインは同じのようですが地味にヘアパーツも新規造形でアップデートされていて、リリネル以降のシスターに見られるように毛先をシャープな造形にし、より洗練された見た目を獲得しているようです。
おお、それだけじゃなく後髪が若干短くすっきりした感じになってるから、もしかしたら旧版よりも背中のハードポイントにセットした装備との干渉が少なくなってる…みたいな改良ポイントも見られるかも…?!
表情パーツはいつも通り3種類付属。今回は通常顔に加え不満気な顔、右向き笑顔の3つとなっています。
おおー!アイデカールのデザインも精度もすっごくよくなってるね!旧版が悪いってわけではないんだけど、今回の新版はさらに可愛さなどに磨きがかかっててすごくいいね!色違い含む水転写デカール出たら絶対買う!というくらいには好きかも!
というわけで旧版との比較です。瞳の色がブルー系からエメラルドグリーンに変わっているなど、こうしてじっくり眺めているといろいろな変化を見つけることができますね!
しかし…首の装甲、猫っぽいエンブレムなど、以外にも大まかなパーツ構成は旧版とそう変わらないのを見ると引き継がれている要素も多々あるみたいでとっつきやすいのもイイね!ヘアパーツの方はさっきマスターとみたように厚ぼったかった毛先がシャープになったことでスタイリッシュな雰囲気になっているみたい。指に刺さりそうな気もするけど…ある意味技術力の向上の指標になりそうなところでもあるし、今後もこんな感じでアップデートしてくれると嬉しいよね。
各部詳細:ボディ
ボディです。こちらは特殊な衣装をまとっているという設定もあるためか、旧版とは全然違うデザインになっているのがポイント。ぱっと見だと機能は旧版とそう変わらないようですが…
やはりここ、胸部装甲は大きく変化!3年の月日を経てでっかくなってるよねやっぱり?!
気になったので比較画像を作ってみましたが…うん、でっかくなってますね。リシェッタも登場からすでに3年間立ってますし、ここを含めいろいろと成長しているのでしょうね。
ちなみにすっごいどうでもいいことだけど…マスターが買ってきた子は成型時に何か混ざったのか左下側にポチっと点が入り込んでるみたいだね。異物混入的な感じなのかもだけど、いっそこれはホクロみたいな感じで個性として扱っちゃってもいいかもしれないね!
そう考えるとある意味ラッキーだったのかも…??
と、そんな胸部装甲ですが…接続ジョイントそのものは従来と同じく3ミリピンを使用しているのですが、胸部基部の受け側がこのように非常にフラットな造形になっているのに加え、3ミリピンと同時にマイナスピン2枚を使用してよりがっちりセットする…というように仕様変更されているため、これまでのG型・D型ボディに付属する胸部装甲は残念ながら互換性が無くなっていました。
まぁこれは…残念だけどしょうがないのかなぁ…?
背中側はこんな感じ。ここに関しては配色造形に多少変化があったくらいで、背中や腰のハードポイントの構成などは変わらない模様。
良いね!これなら今まで通り武装を盛る方向性のカスタムもしっかりできるね!
ちなみに内部構造は今回まーじで一新されているため、一応付属している従来型内部フレームがごっそり余るのもびっくりポイント。何なら腰回りは完全新規なので従来型フレームはまるっとあまり、レッグは素足オプションと同じ仕様のものが収録されているため膝フレームはまるっとあまり…と他キットの改造や修理に使えるパーツを確保できるともいえるパーツがたくさん入手できるので、そういう意味でも面白いキットになっていますね!
各部詳細:アームパーツ
アームパーツです。一応新規造形にはなっているようですが、旧リシェッタの!型ソケットみたいなカスタム用のジョイントがあるわけでもないプレーンな造形となっています。
違いがあるとすれば肩リングを2枚装着するようになってるってくらいかな?
まぁリングを介して肩や手首にカスタム用のジョイントを増設することができるんで、この辺はこれまで通りカスタム性を確保することはできそうだよね。
可動域はこんな感じ。肩回りの可動域も肘回りもほかのキットと特に変わりはなさそうな感じです。
ハンドパーツは平手、握り手、武器持ち手の基本3種類が収録。フレームは基本的他のキットからランナーごと流用されているので、収録されているものも同じになるわけだね。
とはいえ初期にあったように握り手と武器持ち手だけというラインナップではなく、そこに平手が加わって表現の幅が広がったってのはうれしいポイントだよね。ほかのバリエーションが欲しい場合はだいぶ前に発売されてたオプションハンドを用意する必要がありそうなのは変わらないけど…!
レッグパーツです。いろいろ気になる部分はありますが、パーツの造形や機能自体は以前から発売されていた各種アイテムとほとんど同じなので、組んでて新鮮味を感じる部分は少ないかもしれませんね。
ちょいと拡大してチェックしていきましょう。太もも回り+腰回りのベースカラーをブラックで統一したこと、そこから下は靴まわり以外を肌パーツにしたことでスポーツ用のショートパンツを着用しているかのような見た目になっているのがポイントです。
おおっなんだかさわやかな印象を抱かせる見た目で旧版とは別の意味でかっこよくなってるね!差し色にオレンジが使われてるから一目見てリシェッタだってわかるのもいいし、靴下パーツに新規の薄いイエローが使われてることでアクセントになってるのもイイよなぁ…!
そして唯一驚くべき要素を備えているのがこちら靴回り。この色分けは単に色を増やして見た目の良さを追求しようとした…というだけではなく…
3ミリピン式の接続方法にしてあるため、この薄いイエローの靴下部分を30MMの足首延長パーツなどと換装してカスタムしたり、ここ専用のものはありませんでしたがピン付き肩リングを持ってきてサイドに3ミリピンを増設したり、あるいはいっそのこと靴下を撤去して足を短くする…など、拡張性がぐんとアップしているという組み換えの楽しさもパワーアップしているようなのです!
今はまだここの使い方は思いつかないから何とも言えないけど…今後良いカスタムがないか研究していく題材としてはすごくいいかもしれないぞ…!
びっくりポイントはまだまだありまして…今回はなんと、作ったらそれっきりになることが多い靴パーツに格納も可能な可動式3ミリピンが用意されたのが大きなポイントです!!
これは初のプレバン限定シスターになるパワラリー=パリトンで初めて登場した要素だよね。パワラリーは発売後再販もないから今ではすっかりレアアイテムと化してしまっているんだよね。水色を主体としたブルー系の色合いが結構いい感じな子だったから、再度チャンスが来たら今回はちゃんとお迎えしてあげたいね…!
新版リシェッタ(素体)完成!!
ということで…冒頭でもチラリとお見せしましたがリシェッタのフリージアウェア、その素体部分が完成となります!
いいね!!この状態だとプレーンなシスターの素体って感じだけど、見た目にも内部の機能にも3年分の蓄積をフィードバックした大幅なアップデートが加えられているから、見た目が洗練されよりかっこよく、よりかわいらしく仕上がってるぞ…!!
100均のフレキシブルに動くスタンドを活用しダッシュ状態でディスプレイ。可動域も含めほぼ不満点はなく、今のところは純粋に進化したなーっとしみじみと喜べているのですが…
膝を曲げたときに膝上、膝下それぞれのパーツが前に突き出しちゃって気になる人が出てきそうな感じなんだよね。これに関しては以前月初めの情報動画のコメントで見た、フィギュアライズスタンダードの膝パーツの不満点と同じポイントみたいだね。
30MSの過去に登場した素足パーツだと、前から見たときに膝上と膝下に隙間ができ関節が見える…という長さの調節が入れられたことで膝を曲げたときも関節とほぼどうかして目立ちにくくするという工夫がとられていたようですが、今回はそ足を延ばした時に関節が見えず完全に前をふさいでしまうほど近づけて接続しているため、膝を曲げたときに長く出っ張りすぎているように見えるのかもしれませんね。
各部詳細:武装ユニット
いったんレッグの話は置いといて、続いて付属品をチェックしていきますよ!
今回収録されているのはやはりというか簡易武装ユニットなのですが…なんとコレ、膝装甲以外は腰フレームをベースに組み込むことでサポートメカとして使えるというユニークなシステムが採用されているのです!
マジか!ヘッドギアや猫のしっぽなども使用できてるの熱いな…!これならオプションアーマーの武装パーツをとかを飾っておくためのトルソーやマネキン見たいな使い方もできるのかもね。
ということで…分解するとこんな感じで各部位にばらけて装備させるパーツに分けることができますので、実際に装備させてチェックしていきましょう。
まずはヘッドギアです。旧リシェッタのものは猫耳っぽい造形になっていまして、別売りスピードアーマーを装着することでよりそれっぽいものに進化させられましたが、今回は最初からスピードアーマーを追加装備したかのような雰囲気になっているのがポイントです!
ただ猫っぽさはそこまで感じられなくなってる気がするね。この辺に関してはもう好みのレベルな気がするし、旧版を買ってきてミックスしちゃってもいいかも?
シールドクロー(仮)です。旧版に収録されていたブラック成型のクローパーツに別売りのスピードアーマーの強化パーツを装着したような感じになっているのはヘッドギアと同じですが、1キットでスピードアーマーと同等の機能も持ってるとみられるのはなんだかお得感があっていいですよね。
装着は旧版と同じように手首の3ミリピンとなっているよ。ピンをセットする穴はクロー側にいくつかあるんで、穴を変更することで前方に出す長さを変えられるのもポイントだね。
表面から見るとこんな感じに。旧版+スピードアーマーはツメ部分もオレンジの強化パーツで覆っていましたが、今回は装甲部分の強化のみにとどまってるようです。その代わり複雑な造形からシンプルな形状になり取り回しが向上したのに加え、3ミリ穴も使いやすい位置に2つ装備しているので、更なる追加カスタムも行いやすいのはうれしいところですね!
腰ユニットだよ!これはサポートメカモードにする際のコアユニットになる部分で、表には3ミリ穴一つとシスターとの接続用に3ミリピンが1つ、サイドにはボールジョイント式でセットする可動式3ミリピン、背部には3ミリ穴2つ、上部にはヘッドギア装着用ソケットと小さいボディにすんごい拡張性を備えているのが面白いね!
オレンジの部分を赤く塗ってアルカ仕様、白く塗ってスティプラ仕様と派生機っぽくしてみるのも面白そうですし、アーマー込みでティアーシャやルルチェ、さらにはその強化型向けに改修するベースとして活用するのもいいかも?
アルカやファルあたりだと追加パーツの量も豊富だし、面白いサポートメカが組めるかもね!
しっぽです。こちらは中に銅線(針金?)、周りに被覆という構成になっているワイヤーが収録しているので、これを曲げることで表情付けもしやすく見た目もそれっぽくできるのがいいですね!旧版は曲げられないプラパーツでしたからある意味これも進化なのかも…??
ちなみに今回収録されてるのはこれまで30MMやカスタマイズマテリアルに収録されていたものとは違い被覆がすんごい分厚くなってて、直径が3ミリになっているものが収録されているのもポイント!これまでは専用のジョイントを介さないと本体に装着できなかったものが、このワイヤーなら3ミリ穴に直接突き刺してセットできるというお手軽さが魅力なんだよね!
最後に見ていくのは太ももの装甲。リングをピン付きのものに換装したのち…
裏面の3ミリ穴をピンにセットすることで装備させることができますね。お手軽に装着できていいですね!
なるほど…レッグ側の3ミリ穴が全くなくなってるからどんな接続方法になるのか気になってたけど…30MFなどと同じ形式になってるわけだね!
てことはこんな感じで、装甲を前に移動させればまさしく30MF形式での接続にすることができるってわけだ!
ですね。説明書にも記載されていましたが、この組み方は実際に30MFとのミキシング例でも使用されているので、30MFをお持ちであればミックスして遊んでみるのもいいかもですね!
というわけで…リシェッタのフリージアウェア、これにて完成です!
やっぱりリシェッタいいよなぁ…!もともとかわいらしさもかっこよさも兼ね備えるお得なシスターだったけど、フリージアウェアを装備+その他の部位もリニューアルをもらったことでさらにその良さに磨きがかかったね!
ボディ本体は主に靴回りに新要素の追加が行われたこと、装備類は別売りだったスピードアーマーの要素まで取り込んだうえで、合体してサポートメカになるギミックを加えてアレンジされたことで、1キットで楽しめる要素が増えたというのもまたうれしいところですね!
その他:気になったポイント
と、ここまでできうる限り褒めちぎってきましたが、気になるところもちょいちょいあったので一応お知らせしておきますね。
あー太もも組む時のボールジョイント回りだよね。コレどうしてかボールを太もも内部にセットしようとしても全然入ってくれず、挙句の果てには白化するほどギチギチに造形されてた…っていう感じだったんだよね。ハズレひいちゃったのかな?
どうでしょうねぇ…ここに関しては仕方がないのでやすりで干渉しがちな部分を軽く削り、サイズを微調整してからセットしたので事なきを得ましたが、あのまま無理やり突っ込もうとしていたらパーツを破壊してたかも…そう考えると早めに調整に切り替えてホントよかった…
バンダイプラモでこの手の精度の悪さが見られるのって結構珍しい気がするけど(しかも新作アイテムでだもんなぁ)…こんなこともあるんだねぇ…みんなも気を付けてね!
おわりに
以上、30MSよりリシェッタ(フリージアウェア)のレビューでした!
上記のように気になるところもありましたが、基本的には良作オブ良作の素晴らしいアイテムでした!これまでに登場した新要素をばっちり取り込みつつ、それでいてリシェッタのイメージは全く崩さずいいところはしっかりパワーアップさせてあるので、リシェッタ系のシスターが好きな人であれば魅力的に映ること間違いなしでしょう!
機能面では靴回り、見た目の面ではヘッドパーツと胸部と見どころもあるんで、そういう意味での成長を感じられた人もぜひ新たな姿になった3年後のリシェッタを手に取ってみてね!(というか改造に使いたいから早いとこ再販来てほしいぞ…!!)
それではみなさん、よいプラモライフを!!