攻撃用EXMとしてもカスタムパーツにしても超優秀!新たなスタイルを提案しカスタムを加速させる新型機が登場だ!
というわけで、待ちに待ったバイロンの新型機のもう片割れこと「ガルドノヴァ」が遂に発売されましたね!
やっと来たか…!レヴェルノヴァの兄弟機ってこともあって一部パーツは共有してるらしいけど、だからこそパーツの互換性があったり合体機構を搭載してたりと、相互に組み換えや武装交換をすることで手軽にカスタムできる面白そうな機体って感じの事前情報だったけど…果たして実物はどんな感じかな?
それでは早速見ていきますよ!
パッケージ・付属品
パッケージ。今回の成型色は久々のブラウンとなっていまして、背景では砂漠らしきフィールドで戦っているシーンが描かれています。
A1…を飛ばしてA2ランナー。こちらはレヴェルノヴァにも付属したクリアセンサーの色違いとなっているため、色こそ違いますがランナータグの表記はレヴェルノヴァとなっています。
A3&A4ランナー。今回使われているライトグレー成型のパーツが収録されるランナーで、A3上部に収録されている銃基部のみ共通、あとは全部新規造形のパーツとなっています。
Bランナーだよ。これはおなじみ旧式フレームが収録されてるものだね。
そしてこれがCランナー。これまたレヴェルノヴァと共通形状のパーツが収録されてるからか、タグ表記はレヴェルノヴァってなっているみたいだね。
最後はD3&D4ランナー。こちらはレヴェルノヴァのランナーを流用し二の腕のリング、足の付け根ジョイント、腰サイドアーマーの3点を共通パーツとしているのですが、ふたを開けてみればガルドノヴァの新規造形パーツの割合の方が多く、なんだかその辺があべこべになっている面白いランナーとなっています。
なんだか珍しい現象だねぇ…
30MM ガルドノヴァ
それではガルドノヴァ本体を組み立てながら見ていきましょう!
まずは上半身から見ていくよ!
各部詳細:上半身
まずはパーツ構成の都合上ボディから見ていきます。
…って言っても、ご覧の通りただ色が違うだけで形状自体はレヴェルノヴァのものと一緒なんだよねコレ。
ただこの時点でわかることとして、レヴェルノヴァのものと比べると実は「ガルドノヴァはメインカラーとサブカラーの配色が逆転している」というのがわかるのですよ!
そうなんだ!?そんなところに違いが用意されてるんだね…
続いて頭部です。この頭部は首ボールジョイント受けがないというようにこれまでの機体のものとは大きく違う構造になっているのが特徴です。
え、それならどうやって本体にくっつけるのさ?
大丈夫、ご心配には及びませんよ。先ほどのヘッドの裏を映していた画像の矢印で示している部分には長方形のピンがあるのですが、これを首ジョイントの左右にあるソケットに差し込むことで固定できるのです!
おお、初めて見る機構だね!…っていうか、そのためなのか首ジョイントを前に倒してボディに格納できるようにしてあるじゃん!
僕も気づいていませんでしたが、この機能は兄弟機レヴェルノヴァの時点ですでに搭載されているモノでした。まさかこんな機能があって、こんな使い方をするものだとは思いもしなかったですね…
そして差し込んだら接続完了です!センサーの見た目は非常にシンプルで、造形的にはリーオーのヘッドパーツを彷彿とさせるものとなっています。
ただこれをセンサーと呼ぶにはちょっと物足りないよね…このキットにはシールとか付属してないから他のキットから余った部分をもってきたりガンダムマーカーとかでそれっぽく塗ってあげると映えるかもしれないね。
胸部装甲です。これまた驚くべき造形でして、なんと頭部のメインカメラと思われる部位がここに一体成型されているのです!
これも初めてのパターンだよね!こういうのっていつもならフェイスパーツ扱いで出てくるようなものだけど、今回は胸部装甲と一体成型という変わった方法で出してきたわけだ…
ちなみにクリアパーツをセットする場所はここなので、やはりメインカメラがここだというのは間違いない模様。
装着方法は…レヴェルノヴァのものと同じで、ボディ中央の穴にピンを差し込むだけみたいだね。
ちなみに…気になる頭部の可動域ですが…なんとココ、全く動きません!!!
まじか…!まぁ接続方式を見た感じそんなんじゃないかなぁと予想はしてたけど、ここへきて可動域なしの部位が実装されるというのは意外だね…
続いてアームを見ていきましょう。ここは肩周りはレヴェルノヴァのものと共通のパーツが使われているのですが、肘フレームから下に伸びる巨大なクローアーム!ここがガルドノヴァの目玉部分ともいえる新規造形パーツになっています!
あとは肩内部のCジョイント受けに装備されているバーニアユニットも新しいパーツみたいだね!レヴェルノヴァのものと同じパーツこそあるけど、こんなにもボリュームがあると全く気にならないね!
ちなみに…このクローアームの接続ジョイントはすべてフレームパーツに集約されているため、装甲部分をはがすことで簡易フレーム状態にすることができます。もしよかったら試してみてくださいね。
別角度から。装甲も含めまるでシエルノヴァの足パーツか?と思ってしまうくらい重装甲になっているのが特徴的ですね。
それでいて3ミリ穴を3つ持っていたり、クローアームユニットの方にも可動ポイントが設けられていることで二重の可動を入手、デカくて動かしにくそうな見た目に反しかなり柔軟な可動域を持っていますよ。
とりあえずここまでのものを組み立ててみたけど…なんか変なのができたよ!w
おおこれは…スーパーファミコンソフトのマザー2に出てくる「ジロリンガ」みたいな、いかにも地球外生命体であるかのような奇妙な見た目になっていますね!
…というか、クロー部分の可動域が非常に良いこともあってか、この部分だけでマジで足を形成できるみたいですね…(さすがにクローそのままだと横方向の可動域がよくないので接地性が下がってしまいますが…)なんだか劇場版ガンダム00に登場したラファエルガンダム…の上の人こと「セラヴィーガンダムⅡ」を思い出しますね…
各部詳細:下半身
続いて下半身を見ていきましょう。
といっても(2回目)、これまたレヴェルノヴァのものと同じパーツが使われているため、この腰回り(バックパックも含む)と…
こちらの太もも部分は共通部位となっています。
とはいえ、前方サイドという割と使いやすい場所に3ミリ穴があるのも変わらないから、オプションパーツセット2のミサイルポッドのような感じの武装を追加装備させるのに向いてるカスタムに使いやすいパーツだってのも変わらないよね。
ここからが新規造形パーツ!まずはこちらの足パーツを見ていきましょう。
このパーツはEXMの腕…?と言わんばかりに、足としてはとても短くなっているのが大きな特徴かな?
可動域は90度程度と、他の旧式フレーム機と比べてもそこまでよくはないみたいですね…
ただ造形的には結構面白いところがあって、フレームの膝装甲接続ピンが足を延ばしているときにはしっかり隠れるような作りになってるんだよ!
スリッパはこんな感じ。少し長めですがこれといって機能や形状が独特、というわけではないようです。
割とシンプル目な感じだから、他の部位に貼りつけて装甲として使うってのもアリかもしれないね。
というわけで下半身を組み立ててみました!
ほうほう…ここだけ見ると意外にも普通のEXMと同じような感じの体型に見えてくるね。
おそらくガルドノヴァが異形感を醸し出しているのは上半身の項目で見たクローアームがあってこそ、なのかもしれませんね。それではいよいよ本体を組み上げて全体像を見ていきましょう!
全体像
というわけで全体像です!
おお、思ってたよりもサイズ小さめな感じだけど、でっかいクローアームのおかげで攻撃力も防御力も高そうな感じに見えてくるね!
武装:サブマシンガン
続いて唯一の付属品になる武装の紹介です。
今回付属するのはサブマシンガン。銃の基部はレヴェルノヴァの高出力ビームライフルと同じものを使ってはいますが…
バレロングバレルが超短い銃口に、アサルトライフルのものみたいな感じのシンプルなマガジンから、よくマシンガン系の武器に使われる装弾数を大幅にアップさせるためのツインドラムマガジン(しかもかなりデカい!)が使用され、大きく形状が変わっているのがわかりますね。
もちろんこのマガジンは銃の下にあるソケットに差すこともできるから、説明書通りの上差しに違和感があるな?と思った人はそっちに差してみるのもアリかもね。
装備方法ですが、僕は最初クローを限界まで折りたたんだ際にできるこの三角形の隙間に差し込んで持たせるものだと思っていたのですが…(これでも十分ガッチリ保持できてしまっているのでアリといえばアリかも…?)
説明書に記載されている正規の装備方法はこちら、クロー上部に設けられているソケットに武器のグリップを差し込むというものでした!
おお、手が普通のマニピュレータじゃないからどうやって武器持たせるのかなーと思ったけど、ちゃんと代わりにハードポイントのようなものを備え付けていたんだね!
ただし…このソケットはポルタノヴァのライフルなど一部武器のグリップはサイズが微妙に合わず装備できない、というものもあるようです。そういった武器は最初に僕が間違ってやった「クローを折りたたんでできる隙間にセットする」という方法であれば装備できますので、状況に応じて使い分けてみてくださいね!(OPS3のランスや大剣のような長物を装備させる際もこれがおススメです)
形態変化にまさかの合体!組み換えで様々な変化が楽しめる!
ここまでにガルドノヴァの各部形状を細かく見て来ましたが…ガルドノヴァはただでさえカスタマイズがアツい30MMの中でも、キット単体・ほかキットとの組み合わせを問わず凄まじいカスタマイズ性を持っているのがポイント!
というわけでここからはガルドノヴァで出来るカスタムの例を3つご紹介していきますよ!
カスタマイズ1:ミドルアーム形態
まずはこちら、ミドルアーム形態です!
この形態はクローアームの2ブロック目(3ミリ穴が2つある方)をパージして1ブロック目だけを残し、空いた部分にクローを装着することで出来るお手軽な形態変化で、頑丈な装甲と高い攻撃力を持つクローはそのままに、体型を通常のEXMとほぼ同じくらいまで持っていくことができるというものになります。
おお、異形感がなくなってる!これはこれでカッコいいじゃん!
また切り離した方のブロックは、3ミリ穴2つに加え上下にCジョイント受け、更にクローアームユニットの肘を形成していた中間のCジョイントも一緒に余剰パーツになるので、オプションジョイントからパーツを持ってこなくてもこの通り、様々な部位に装着して機能をアップさせることができます!
何ならガルドノヴァを手に入れたらわざとミドルアーム形態で組んで、この部分をカスタムパーツとして余らせるってのもいいかもしれないね!
ただこの形態には注意点もありまして…それがこの「2ブロック目をミドルアームに使うと…?」というところになります。
…あれ?なんかうまくパーツがかみ合ってなくて接続がゆるゆるになってるね。
そう、どうやら2ブロック目を使用した場合だとミドルアーム形態を作ることは難しくなっているようです(もしかしたら別のジョイントなどを使うことで解決できるかもしれませんが…)。
カスタマイズ2:レヴェルノヴァとの合体状態
続いてはこちら、レヴェルノヴァとの合体機構です。では早速…合体!!!
おお!なんか装甲形状自体は同じだから思いのほか違和感はないけど、見た感じだとレヴェルノヴァにガルドノヴァの装備がくっついたって感じになってるね!
…と思うじゃないですか?実はこれ、合体のベースはレヴェルノヴァではなくガルドノヴァの方だったりするのです。機能自体はレヴェルとガルドのものを合わせたような感じで、2機の機能が一つに合わさったことで単機の性能が大幅に上昇している…らしいですね。
あれ、そうなんだね…っていうかこれ…余剰パーツ多くないかな??
そうなんですよね。正直僕としては見た目的にも整備性や運用性なども考えると、このように1機に機能を集約するよりもレヴェルとガルドの2機1チームで運用した方がいいような気がしますし、この余剰パーツの量を見た感じ、よくある合体ロボのように戦闘中に合体するというよりも、出撃前にレヴェルノヴァのパーツを使ってガルドノヴァをカスタムした機体って感じにも見えますし、「そもそもこれは合体と呼んでいいものなのか…?」と疑問に思ってしまっていますね。
うーん、このあたりに関しては人によって好みが分かれる部分かもしれないね。
この合体?は説明書に書いてある通りの方法でやった場合のパターンになりますが、組み換えのやり方は他にもあるかもしれないので、そういうところを研究してみるというのも面白いかもしれませんね。
カスタマイズ3:手足を入れ替えて体型変化!
最後にお見せするのはこちら、発売前に僕が考えていたカスタムパターンです!
おお、足パーツが腕に、でっかいクローアームが足になってる!
そう、これはレビュー中にも書いていた「シエルノヴァの足っぽいデザインのアーム」「EXMの腕のようにも見える足」という要素を基に、パーツを入れ替えてみたというものになります。
なるほど…こういうカスタムのやり方もあるんだね!
おわりに
ということで、30MMガルドノヴァのレビューはこれにて終了!ここまで長ーい記事を読んでくださりありがとうございました!
今回の総括
見た目は今までのものとは全く違う、まさに異形!って感じの機体だったけど…いざ組んでみたら結構カッコよかったし、カスタムのベース機としてもカスタムパーツとして優秀、さらにはガルドノヴァ単体での組み換えにレヴェルノヴァとの合体と、他のキットと組み合わせる楽しさもあってすっごくよかったね!
もちろん見た目に関しては人を選ぶものでもありますが、それでも30MMの楽しさを味わいやすいという点を考慮すると初心者さんにこそオススメしたいキットだと思いましたね。(これと一緒にポルタノヴァブラウンあたりがあるといいかも?)
だからこそ…(毎回書いている気がしますが)終わらない品薄の状態がホントに残念ですし、もう少しカラバリを増やすなどして入手しやすくしてほしいなーと思ったり思わなかったり…また以前のような買いやすい状況が戻ってきてくれると嬉しいですね。
それでは皆さん、よいプラモライフを!
関連キット
↑ヘッドパーツを変えたいときにおススメ!