地を駆け飛び跳ね付き従う!マクシオンが保有するAI搭載型のイヌ型エグザビークルが登場だ!地上戦の主戦力に、あるいはロイロイを持たない機体のお供にどうぞ。
ということで、今回はマクシオン軍2機目のエグザビークル、ドッグメカを見ていきますよ!
ドッグメカは文字通り犬型のエグザビークル。でも大きさ的にはアルトやポルタノヴァあたりと同じくらいはあるから、実質ガンダムSEEDに登場したラゴゥやバクゥ、ガイアガンダム(犬型形態)のような犬型の四足歩行MSと同じような存在なのかなと思うね。
プラキットとしても、やはり30MMの中では4足歩行機は珍しく(数ある機体の中で単品だとスペースクラフトの歩行形態、複数買いこみだとポルタノヴァ宇宙仕様くらいしかない)、この点だけでも個性はとても強いように思えますね。
それ以外であれば、他のキットには付属していない珍しい付属品があったりするなど、カスタマイズの幅を思わぬ方向に広げてくれる可能性を秘めている、ということもありますね。
なるほど、これを聞いた限りではなんだか面白そうに聞こえてくるね。早速見に行ってみよう!
パッケージ・付属品
他にはスピナティアフェンサー仕様とドッグメカ2機が一緒に映ってるね。見た感じスピナティアをリーダーユニットとして、ドッグメカ3機を加えた4機編成の部隊として戦ってるって感じかな?
説明書。構成は他のものとほぼ同じですね。
この説明書のポイントになるのは、掲載されてるカスタムプラン「ドッグメカ特式可変型」だね。オプションパーツセット4と5のパーツを足して犬じゃなくてドラゴンっぽい感じに改装しているカッコいいカスタマイズになっているよ!
ランナー紹介
SM-F1ランナー。SMってのがどういう意味なのかはよく分からないけど、とりあえずドッグメカ一種類目のランナーになっているよ。
ここには頭部・バックパック・しっぽに使うパーツが収録されていますね。
SM-F2ランナー。こちらには前足と後ろ足、そして各種ジョイントに加え、胴体ユニットの一部が収録されています。
このランナーは2枚付属しているよ!
SM-F3ランナー。こちらはモナカ割理になっている胴体パーツだけが収録されているランナーですね。
大きな穴と3ミリ軸がいくつか見えるのが特徴的だね。
その他付属品です。内容物はポリキャップランナー1つ、リード線一本、シールとなっています。
ポリキャップは30MM共通の丸いパーツか。シールに関しては、頭部に使う丸いシールがちょこんと収録されてるけど、これだともう余剰部分の方が主役なんじゃないかな?と思ってしまうね…w
そしてこのキットの目玉の一つとして、中に金属の線が入ったリード線が付属しているというところが挙げられますね。
こういったリード線は30MM公式ミッションにも使えるもので言えば、カスタマイズシーンベースの市街地仕様の電線を再現するために付属している、というところだけしかなく、その市街地ベースもすぐ売り切れ&全然再販がないため入手困難。(今は再販があるようですが…)
なるほど、ドッグメカはリード線を安定して入手するっていう意味でも結構いいキットになってるわけだ!
組み立ての手順&各部詳細
ここからは実際に組み立てていく手順を追いながら、各種パーツを見ていきましょう。
頭部
頭部だね。シールを貼ったらブラックのボディによく映えるようになるね!
裏側にはあご辺りに3ミリ穴が、首あたりに4ミリボール受けが設けられていまして、パッケージのサイドや発売予告などで掲載されていた、ナイフをくわえているかのような様子を再現したり、4ミリボールを活用してエグザマクスの頭の代わりに装着するなどといったカスタマイズができるみたいです。
この頭部を基に、ジョイント2つを使って首を形成しましょう。
サラっと流されてるけど、何気にこの「4ミリボール~Cジョイント受け」の変換パーツってかなり貴重だよね。これもたくさん欲しいところだなぁ
胴体部分
ここからは胴体部分を見ていきましょう。
といっても胴体の大部分はすっごく簡単に組めるよ。というのも、ランナーから切り離してパチッとはめるだけで胴体基部が完成しちゃうからね。
ここに先ほどの頭部を接続しておきましょう。
胴体の追加ユニットその1。細長いパーツにCジョイント受けがあるパーツとポリキャップを一個使って組んでいきます。
ん…?まるで太ももみたいなパーツ構成&形状になってるね?
お、鋭いですね。アイズの言う通り、こちらはパーツの構成はエグザマクスの太ももと同じものになっていますよ。
そしてこっちは膝ジョイントとスネ部分!
ってこれ、スリッパがないだけでエグザマクスの足とほぼ同規格のものが作れるってことなんじゃ…?!
まったくもってその通りですよ。今紹介してきた太もも、膝ジョイント、スネを合わせることで、エグザマクスの足として使えるユニットを作ることができるのです。
ジョイント類はスピナティオのものを踏襲しているようで、膝前面とスネサイドに3ミリ穴が、膝下あたりには長方形の穴があり、まだ使えるかは不明ですが忍者仕様のスネアーマーやオプションジョイントに付属するジョイントなどを接続できるようになっています。
組み上げるとこんな感じになります。膝ジョイントの前面に3ミリ軸が、装甲で隠れるサイドに3ミリ穴が1つ設けられていまして、Cジョイントとして以外の使い方もできそうなのが凄いですね…
そしてこれはきれいに折りたためるように設計されているのか…可変機なんかを作る時の足に採用するのも面白いかもね!
こうしてできたユニットは、膝のサイドとスネサイドの3ミリ穴を画像の赤丸で囲んでいる3ミリピンに接続。これで本体への設置が完了です。
反対側にも同じようにしてセットするのを忘れずにね!
バックパックユニット
バックパックです。本体接続用の3ミリピン2つや3ミリ穴5つに加え、床と接している部分にはエグザマクスのバックパック共通ジョイントが用意されています。
そういえばこのジョイント、発売予告でも出てきてたけど肩ボールジョイントを接続できるようになってるんだね!
その上これを3ミリピンに変換することができるので、やろうと思えばどこからでも手を生やすことができるのが大きな強みですね。これによって主に上半身フレームのカスタマイズの幅がぐぐーんと上がりましたよ!
ちょっとブレていますがジョイントを接続するとこんな感じに。これでバックパックは完成です!
説明書によると、これは太もものポリキャップ部に差して固定するようになってるみたい!カチッとしっかりハマってるかは不明だけど、装着すると中々にまとまりがいい見た目になるからいいね!
脚部
続いては足を組んでいきましょう。
まずは前足。パーツ先端にある丸い部分には、エグザマクスの肩ジョイントによく似た構造の接続部が用意されていますので、これを組み合わせて稼働する一本の足にします。
そしてポリキャップとナイフっぽいパーツを装着していくわけだけど、この2点は左右どちらを作っているかで接続部が逆転するから注意だよ!
今回は右足を作っているため、画像と同じように接続。そしてポリキャップを装着しなかった方の側面にナイフを接続…
これで前足が完成です!
続いては後ろ足を組んでいきます。必要なパーツは足の上下パーツとポリキャップ、そしてブレード状のパーツの計4点。
今回も本体と接続する方にポリキャップを設置、そしてポリキャップを使わなかった方の3ミリピンにはブレード状のパーツを接続するよ。
これで後ろ足の上部が完成です!
最後に上部の底にあるCジョイント受けを介し、下部を接続すれば、後ろ足の完成です!
この項目で組んだ前足と後ろ足はどちらも右足仕様になっているから、同時に左足の分も組んでおくと楽かも!
合体の時、来たれり…
というわけで、いよいよ組み立ても最終局面です!
まずはついさっき組み上げた前足と後ろ足を接続していきましょう。
胴体の四隅にやたらと大きな穴が開いていたけど、ここに足のポリキャップを接続するってことなんだね。
そうですね。なんだったら先に胴体の方にポリキャップを設置しておくのもいいかもしれません。
そして左足の接続も忘れずに行ってくださいね!
最後の最後に接続していくのはこちら、リード線です。
このリード線は犬でいうしっぽ部分に当たるもので、ここまでに使わなかったジョイント2種をそれぞれリード線の先端に設置すれば準備完了!
そして先ほどの画像で緑色の矢印で接続した方(先端が3ミリ穴に変換されるパーツ)をドッグメカの後部にあるピンに差し込めばついに完成です!
30MM エグザビークル(ドッグメカver)
というわけで、いよいよドッグメカが完成!全体像を見ていきましょう!
全体像
前後それぞれの画像。まさかエグザマクスの足がただの装飾パーツのようなもので、ドッグメカ自身の足は簡易造形のものだったとは最初思いもしませんでしたが、これはこれで「ドッグメカ」という名の通り犬っぽい感じの見た目になっているようで良いですね!
サイズ的にはエグザマクスと大差はないみたいだから、AIの自動操縦でロイロイみたいに機体に付き添ってくれそうだけど、立ち位置的にはエグザマクスとロイロイの中間の存在みたいな感じになるのかな?
可動・ポージング
まずはお座りポーズ。足首が一体成型されているため本物の犬のように動かすことはできませんが、可動域自体が犬のものに寄せて設計してあるようで、それっぽい見た目のポージングができるようになっていますね。
しっかり関節あたりまで犬に寄せてるのすごいな…
続いては「伏せ」のポーズ。
前足の可動域はなかなかのもので、やはり足首が一体成型になっていることで完全再現とはいきませんが、本物の犬っぽい柔軟な可動域を持っていますね。
横からみるとこんな感じ。
前足に関してはいうことなしなのですが、後ろ脚に関してはスネの裏にある小さなウイング状のパーツが思いっきり干渉していまして、可動域が狭まっているように見えますね…
効果があるのかはよくわからないけど、このウイングっぽい部分を切り取ってみるのもいいかもしれないね。
ドッグメカ軽装仕様(?)
カッコよくこのように表現してみましたが実際は胴体サイドにあった脚パーツと、上部にあったバックパックを取り外しただけの簡単仕様変更です。
拡張性は大幅にダウンしちゃったけど、本体がめちゃくちゃ軽くなったわけだし、通常機以上の機動性を発揮できそうだね!
…そして外した脚がどこへ行ったのかといえば、実際にエグザマクスに装着する実験に回してみていたのです。
おぉ、仕様が同じだけあって、スリッパを装着して腰ジョイントに差し込めば脚っぽく見えてくるね!
拡張性に関しては先ほど解説した通り、太もも表面に3ミリ穴が一つ、膝表面に3ミリピンが一つ、膝ジョイントのサイドにそれぞれ3ミリ穴が一つずつ、スネのサイドに3ミリ穴が一つずつ、スネ表面に長方形ジョイント(旧シールド用ジョイント)と、計7箇所のジョイントを備え、拡張性はスピナティオのものとほぼ同等、膝ジョイントを含めればスピナティオ以上の拡張性を持っているということになりますね!
そしてこの膝ジョイントは一体成型になってるから、意外と手間がかかる膝ジョイントの裏のカバーの取り外しをしなくてもいいっていう、カスタムの試行錯誤をするときに嬉しい仕様も備えているね!
…とは言いましたが、白い忍者スピナティオの膝下装甲など、スピナティオ用アーマーは周りの形状が合わず装着できないものがほとんど。今のところは長方形ジョイントはオプションジョイントのパーツを使用して3ミリピンに変換するくらいの使い方しかできないのかもしれませんね。
そして最近マスターがやってる、スピナティアフェンサーの腕装甲をふとももに装着するというカスタム。これはできなくはないけど、スピナティオの膝を使ったときほどカッチリとはハマらないというのが残念なポイントだったね。
膝ジョイントのピンには何かしらの装甲を装着したいなぁと思うのですが、形状的に下手をすると可動域の阻害をしてしまう可能性もあるので、装着するパーツはいろいろ選ぶ必要がありそうですね。(この辺りは後ほどカスタマイズプランを考える際に突き詰める予定です。)
キット内だけでカスタマイズする場合は、後ろ足に装着しているブレード状のパーツを膝に装着するとよさそうだね!
前足に装着されているブレードは、ちょっと無理やりにはなりますが手に持たせることができました。
ハンドパーツの形にあってないみたいで、他の武装のようにグリップがまっすぐ刺さらず、斜めに差してやっと持たせられてるっていう状態だね。より安定して機体に装備させたいときは、3ミリピンを活用するのがいいかも?
おわりに
以上、30MMよりエグザビークル(ドッグメカver)のレビューでした。
うん、30MM規格の立派なエグザビークルではあるんだけど、見た目だけじゃなく可動域やそれに伴うポージングみたいなところが予想以上に犬っぽい仕上がりになってて面白かったね!
口にナイフを加えているような感じのポージングなどを考えると、ガンダムSEEDに登場するラゴゥやバクゥ、ガイアガンダムのような犬型MSの影響を受けているようにも思えますし、なんだったらそういうものを再現する素材に使ってみるのも面白いかもしれませんね。
正直なところ、これまでのエグザビークルからすると予想以上にカスタマイズ性が秘められているような気がします。今回はレビューと簡単なカスタマイズを掲載してきましたが、もっと深くカスタマイズ性を探るにはもうしばらく時間が要りそうです。この辺りは今後カスタム動画や記事を作る予定ですので、よかったらまた見に来てくださいね!
それでは今回はこの辺で。皆さんよいプラモライフを!