リシェッタベースの新カラーボディに武装・ハンドパーツとオプション充実!ついに第四のシスターが登場!
というわけで、待ちに待ったアルカ=カルティー、ついに発売です!
いやー思ってたよりも手元に来るまで時間かかったね…ホントだったら去年(2021年)の12月に発売予定だったんだよね。
そんなアルカ=カルティーですが、このキットはシスター素体に加え武装・ハンドパーツといった付属品が別売りではなく一緒に同梱されている(その分値段も1000円ほど上がった)という、いわゆるオールインワンパッケージ仕様になっているのがポイント。これさえ手に入れば、30MSのカスタムの楽しさをある程度楽しむことができるのが良いところですね!
それでは早速見ていきましょう!
パッケージ
パッケージ&説明書。赤目モード?になったアルカがデザインされ、大型のクローのようなものを装着していますね。雰囲気も相まってなんだかカッコいいですね!
気になる性格は…気高くクールなシスターなんだって!概ね予想してたのとおんなじみたいだね!
SIS-Gc69r アルカ=カルティ
というわけで、いよいよ内容に入っていきます!
モード1:リシェッタ
…え?リシェッタ??
そうなんです。このアルカ=カルティーって実はリシェッタをベースにカラーリングや表情の変更を行った素体に加え、新規造形の大型武装やオプションハンドパーツ等のパーツを加えたという、、いわゆる「強化版リシェッタ」とでもいえるキットになっています。その都合上…
このように(どうしても表情だけはアルカ=カルティーのものになりますが)色違いのリシェッタとしても組み上げることができるのです!!
おお!それは面白いポイントだし、リシェッタが結局手に入らなかった私たちからするとすごい嬉しい要素じゃん!
ヘッドパーツ。色が金髪、そしてボディカラーがブラック&レッド、サブカラーがホワイトという反発しまくる色の組み合わせになったことで、形状はリシェッタと同じながら派手な印象になっているのが良いですね!
柔らかく元気の良さそうだったリシェッタから、キリッとしてクールな雰囲気を醸し出すアルカ=カルティーの表情に変わったことで思ってたよりも印象が変わってるなぁ…ちょっと攻撃的なイメージもわいてくるかも?
ボディパーツ。リシェッタと同じ形状をしているということで、使われているのはGタイプボディの初版である「G00」。GタイプのボディはオプションボディにG01(リシェッタ向け)、G02(褐色でルルチェ向け?)、G03(アルカと同時発売。ティアーシャ向け)の3種類が現在ラインナップされています。
腹部パーツの形状はなぜかG00と他の番号で違うものが使われてるから(G00だけ特殊形状、G01~3は共通形状)、残念ながら腹部パーツだけはリシェッタとしか互換性がないのがちょっと残念なポイントかな?
胸部装甲はG00も含めGタイプ内であれば接続ジョイントが共通なので、これは自由に付け替えができますね。
レッグパーツ。成型色がレッド・ホワイトになったという点以外は特に変わったところはないですね。
可動域。元々シスターズの可動域は素体状態であればすさまじいものがありましたが、アルカ=カルティーもしっかりこれを受け継いていますね。
まぁリシェッタのボディと同じものを使ってるんならちゃんと受け継がれてるよね!
ただ、こちらの股付近の可動域がちょっと微妙な点も受け継いでしまっているのが、気になる人にとっては難点かもしれませんね。(座るポージングなどに悪影響が出ます)
ここに関しては、股の装甲(赤い部分)を少し削るなどの調整をした方がいいのかもね。
モード2:リシェッタ(簡易武装形態)
リシェッタとして組めるのは素体モードまでじゃね…と思ったそこのあなた!なんと武装モードまでしっかり組めるようになってるんですよ!
いやいや神キットじゃんこれ!
ということでリシェッタ形態の簡易武装モードです。猫系?の力を備えていると思われるヘッドギア・クロー・しっぽが特徴的ですね。
何かクールな表情してるアルカが可愛らしい装備を付けてると…ギャップがあっていいなぁ…
ヘッドギアをアップ。接続方法は頭頂部にあるフタパーツを取り換えるだけです。
腕の武装パーツに関しては、リングを3ミリピン付きものものに変える&手首に武装用リングを装着する→武装パーツを装着する、という流れになります。
足も同様に、太もものリングをピン付きのものに変換し、そこに武装(というかジョイント)を盛ります。
膝下サイドのパーツはそのままポン付けできるようになってるからお手軽でいいね!
さっき紹介しそびれていましたが、腕にはこのような小型ブレードのようなパーツもありますね。
この部分って規格が膝下サイドのアーマーと同じだから、こんな感じで足に装備させることもできるね。
シスター共通の付属品。2軸バックパック変換ジョイント、武器持ち手、30MM←30MSヘッドの変換パーツの3種類が付属しています。
モード3:アルカ=カルティー(素体)
ここまでは色&表情違いのリシェッタ?についてみて来ましたが、ここからは今回新登場の新規パーツに換装し、いよいよアルカ=カルティーとしての姿を見ていきますよ!
全体像。基本的にはリシェッタと特に変わりはありませんが、一部形状や色が変更されているのがポイントですね。
変更点はこんな感じ。ヘアバンドが加わりボリュームが増した前髪に胸部装甲、足の3ミリ穴隠し用フタパーツの色違いが新規造形で付属します。
ちなみにこの胸部パーツ、リシェッタのものよりも地味にサイズが大きくなってるのがポイント…!
胸部に装着されている動物のエンブレムも若干刺々しくなっています。なんとなーく強くなったような気がしてきますね。
変更点をアップ。光の当て方によっては影になりやすいなどの問題点もありますが、やはり前髪はボリュームが上がっているのが良いですね!
何気に足のフタが黒くなったのもワンポイントでアクセントが効いていい感じ!
アルカ=カルティー(武装モード)
ここまでは素体およびリシェッタモードについて解説してきましたが、いよいよカルテットユニットを始めとした本キットの真髄に迫っていきますよ!
武装:カルテットユニット
今回完全新規造形として登場した、アルカ=カルティー専用の大型装備です。
おお…?なんか足みたいな形のユニットにウイングがついたものが、左右に1機ずつ配置されてユニットを形成しているみたいだね。赤と黒のツートンカラーなのもカッコよくていいね!
僕もこの色好きですね…10年前くらいに買ったPSPと似たような色合いなのでなんだかなじみ深い感じがします。
まずはユニット本体を見ていきましょう。
サイドには4か所の3ミリ穴に長方形のソケットが一つ用意され、これだけでも拡張性がかなり高いことがわかりますね。
このほかに、黒いパーツ(ドラム缶みたいなパーツとバーニアパーツ)は3ミリ軸で接続されているから、これを外すことで軸をカスタムに使えるようになるね!
このうち穴二つが設けられているパーツは展開することでグイっと伸ばすことができます。
こちらは両面Cジョイントになっているパーツで接続されていて、かなり自由に曲げ伸ばしができる可能性見満ちたパーツになっていますよ!
曲げ方によっては獣足みたいにすることもできる…下手したらメタルギアっぽい機体を作れるかもしれないね?
この機能は若干の制約を受けはしますが、ユニットに繋いだ状態でも使用できますので、これを後もう1キット分くらいそろえれば4足歩行メカなどを作ることもできるかも?
サイドユニットだよ。これはさっきのメインユニットのサイドにあった長方形のソケットに取り付けて使うウイング部分になるところだね。
ウイングはCジョイントで接続されているため、かなり可動域が広いのがポイントですね。
モード4:アルカ=カルティー(カルテットフォーム)
ではいよいよ本キットの到達点、アルカ=カルティーの素体にユニットを装着しカルテットフォームへ換装していきましょう!
まずは本体から。リシェッタモードと同じ要領でヘッドギアを交換していきます。
このヘッドギア、何気にリシェッタモードとは違う新規造形パーツになってるんだよね。こういうところにも新要素がきちんと用意されてるんだね…!
続いてボディ各所を換装し、いったんリシェッタ簡易武装モードへ変えていきます。
換装し終わったら最後にカルテットユニットをセット。ユニットを接合している中間パーツから伸びているピンを腰の3ミリ穴に接続すれば…!
アルカ=カルティー(カルテットフォーム)への換装が完了、よーうやく本キットが完成となります!
後ろ姿だよ。前から見てもあんまりわからないけど、装備が後ろに厨注してる都合上、こっちらから見たら大ボリュームの装備が追加されてるってのがわかってカッコいいね!
武装変換:トンファーブレードライフル
そういえばこのキットってリシェッタモードのもの以外に武装ついてないの?
あ、これだけ見るとそう思ってしまいますよね…ですがご安心、カルテットユニットにきちんと武器が仕込まれているのですよ。見ていきましょう!
まず見ていくのはこちら…サイドユニットを取り外すことで現れる、ライフルとブレードウイングが一体化した遠近両用の武装です。
ライフル…?と思ったけど、ブレードを外したら確かにそれっぽい形してるし、何なら銃口もきちんと造形されてるじゃん!これは凄いや…全然気づかなかったよ…!
持たせ方はこんな感じ。グリップに当たる部分が割と簡単に外せるような構造になっているので、外したグリップをあらかじめハンドパーツに差し込み、その後本体に差し戻すことで装備が完了します。
30MMに装備させる場合は手甲を外すだけでいいのでお手軽です!
持たせ方はこんな感じ。説明書の通りだと画像2枚目の持たせ方が正しいようですが、1枚目のように逆向きに持たせることでウイング部分(丸いモールドがある所がCジョイント)が下に来るので、こうすることでトンファーブレードとしても使用できるようになります。
シンプルなライフルとして使いたいなら2枚目の持ち方を、多機能武器として使いたいなら1枚目の持たせ方をすればいいってことだね!
武装変換:大型クロー
そしてここまでに一切登場していなかった謎のパーツが…
お、このパーツも武装用パーツの一部でしてね…
使い方は簡単、カルテットユニットに使用されているウイングを3枚外し…
こちらのパーツが備えているジョイントにセットするだけ。そうすることでこのような大型クローが出来上がります!
おお!でっかくてかっこいいじゃん!クロー基部は2機付属してるみたいだし、両手に装備させられたらカッコいいだろうなぁ…
そう、残念ながらこの部分に問題点がありましてね…
大型クローが抱えている問題点
・ウイングが1キットにつき4枚しか付属していない
・1キットだけだとカルテットユニットとクロー(しかも片方だけ)のどちらか片方しか完成状態にできない
あーそうなのか…両手分のウイングが付属しないばかりか、クローを作ったら今度はカルテットユニットに使う分のウイングがなくなっちゃうのかぁ…
1キットにつき4枚のウイングが付属するが、実質使えるのは3枚だけということを考えると…カルテットユニット・クロー両手分をすべて完成状態にしたい場合はアルカ=カルティーを3キット以上使う必要があるということになりますね。…敷居高いなぁ…
クローは一応パッケージイラストにも採用されている武装パターンですが、こちらでは片手にしか装備していない(&ユニットのウイングはなくなっている)ので、両手に装備させたい!ということでもない場合は気にしなくてもよさそうですね!
カスタマイズ例
最後にちょっとしたポージングやカスタマイズを掲載しておきます。
これは…大型クローとライフル1丁を装備させた状態だね。
カルテットユニットは本体が重いのに加え接続が緩すぎることで全然保持力がないので、今回は一旦外してアルカ素体モードに武装させる形としています。
これでもリシェッタの簡易武装モードと同等の状態ではありますし、そこに強力な近接武器に遠距離武器が加わったことで、手はふさがりましたが臨機応変に戦局に対応できそうですね。
そしてカルテットユニットは僕としては現状使い道がない…と思ったので、本体に組み込んでみることにしました。
いやどうしてそうなったし
イメージ元としたのは、現在放送されている「仮面ライダーリバイス」に登場した「仮面ライダーデモンズ」という仮面ライダーの能力になる、「生き物の遺伝子を体に取り込む→体の構造自体を変えて能力を獲得する」というものになりまして…
そこでバッタの遺伝子を足に取り込んだ時の姿が物凄く印象に残っていたので、ちょうど同じような可動域を持ってそれを再現できそうだったので、カルテットユニットを脚にすることに挑戦してみたのです。
めっちゃシスターのボディにも負担掛かりそうだなぁ…
やり方はとても簡単。こちらの黒いドラム缶状のパーツを回して縦向きにすることで3ミリ穴が上向きになるため、ここに太ももパーツを差し込むだけです。
見た目のインパクトに反して構造自体は単純なもので済むんだね。
おわりに
以上、30MSアルカ=カルティーのレビューでした!
今回のまとめ
うーん、最後のカスタムのインパクトがちょっと強かったけど、それも含めて素体も可愛らしさに加え、シスターでは初めて見るクールさがいい感じだったし、リシェッタとしての機能やパーツを(顔以外)丸ごと収録しているから、アルカ=カルティーとしてだけじゃなく色違いのリシェッタとしても組めるっていうプレイバリューの高さがほんっとうによかったよ!
リシェッタを手に入れられなかった僕としては、まさかの形でそれっぽいものを入手できたのは嬉しいですね…リシェッタにしか完全な形で使えないスピードアーマーを今度こそちゃんとレビューできそうですね…
発売中のオプションボディなどとの組み合わせによっては本体がまたガラッと変わるかもしれないし、何なら付属品のカルテットユニット!これは組み換えの可能性に満ち溢れている面白いアイテムだったし、今後これを研究してみたら何か面白いものができるかもね…?
てことで…いい感じの案がまとまったらまた何か続報を打とうと思いますので、よかったらまた見に来てくださいね!
それでは皆さん、よいプラモライフを!