どうも、マカセです!
今回はボークスから発売されている、ブロッカーズフィオーレ・アイリスをご紹介。
(画像の武器は30MMからの流用です。本キットには付属しません)
美少女モノではあまり聞かないところからのプラモデルですが、デザイナーさんはメガミデバイスの朱羅シリーズを担当された方と同じなんだそうです。出来も含めて色々と気になる所は多いですが、さっそくレビューに入っていきましょう。
(6/13 追記)
本レビューから、新たに考えてみた評価システムを使ってみることにしました。詳細は以下のページにまとめているので、よく分からない場合はそちらも確認してみてくださいね。
【目次】
武装モードはこちら↓
パッケージ
まずはパッケージ。FAガールなどと同じく、縦向きのパッケージになっています。
デザイナーさんが同じということもあり、ここでの絵は朱羅シリーズやPSO2のジェネのものとよく似た特徴を持っているように思えます。
付属品
説明書。
武装も付属しますが、これは後半の武装モードレビューにて紹介していきます。
フェイス・ハンドパーツ
フェイスパーツは3種類付属。
また、印刷なしのフェイスパーツが最初から付属しています。一般販売でこれが入っているのは非常にありがたいぞ…!
ハンドパーツ。
武器持ち手、ハート手、サムズアップ、平手の4種類が付属。ハートとサムズアップは、他ではあまり見ないタイプのハンドパーツですね。
アイリス(素体モード)
ブロッカーズフィオーレ・アイリスの素体モード。
なんというかその…凄くいい体系をしていらっしゃる…(’ω’)この胸部サイズや腰回りを見た感じ、この辺りは美少女モノの中でもトップクラスなのではないかな?と思います。
それ以外にも、長いツインテールとうさ耳のようなヘッドギアもなかなか可愛くていい感じです。
うさ耳のようなパーツは、根本のパーツが可動し、前後左右にある程度動かす事ができるようになっています。
ツインテールの可動箇所は根本のジョイントのみ。どことなくスティレットを思い出す見た目ですが、ツインテールパーツは3パーツ構成になっているので、あちらよりも非常にボリューミーです。ただし、その分重くなっているのに加え、根本のジョイントはポロリしやすく折れやすいという弱点だらけ(ここはスティレットも持っていた弱点)の箇所となっています。
ツインテールを外した状態。
僕としてはツインテール付きの方が好きなのですが、動かしたりして壊れてしまうよりはましなので(すでにジョイント一つ折りました)ずっとこの状態にしているのですが、これはこれでいい感じですね。
可動域
ここからは可動域の紹介になりますが、素組みのままだと、ぴったりくっついて動かしにくくなり、無理に動かすと破損につながる恐れがあります。そのため、紹介しているレベルまで稼働させる場合は、組み立ての段階で軸を少し削るなどの微調整が必要になります。
肩・腕の可動域。
肩はかなり上まで上がるし、肘も二重関節となっているので良く動きますね。腕回りの可動はかなりいい感じです。
開脚。
少しパーツへの負荷がかかりますが、ほぼ180度開きます。体柔らかいなぁ…
足の前後可動。
こちらも少し負荷がかかりますが、前後共によく動きます。
…ジョイントの互換性がないので、こういう時に使える支えがないのが残念です。
膝は二重関節で可動もかなりいい感じ。
正座させるのは少し難しそうですが、大体のポージングには問題なさそうです。
ポージング
決めポーズ的な何か。
30MMから武器を借りる。
カッコよくもどこか可愛らしい雰囲気です。
銃で戦うアイリス!
武器は完全にとはいきませんが、30MMのものが問題なく使用できています。
ということは…一部のガンプラの武器(オルフェンズ系など)も使いまわせる、ということになります。
しょんぼりしているアイリス。
そんな感じのフェイスパーツがついてるのももちろん良いのですが、うさ耳パーツでも表情付けできるために、より様々なシチュエーションを表現しやすくなっていますね。
同じデザイナーさんの娘たち、つまり姉妹(こじつけ)を並べてみる!
発売当時に熾烈な争奪戦を引き起こした弓兵以上のグラマラスさ…やはり体系はトップクラスなのは間違いなさそうです。とはいえ、ここにいないジェネと九尾もまた弓兵以上のものをそれぞれ持っているようなので、一番なのかどうかはまだわからない…
同じデザイナーさんのデザインとはいえ、構造はともかく顔はかなり違いがあるように思えます。製造する会社違うし仕方ないポイントではありますが。
素体時点での評価
入手しやすさ:☆☆☆
ボークス直販でのみの販売となっているため、実質限定販売。ただ、店頭やAmazon支店でも買えるため、一般枠で扱っています。しかし価格がかなり高め(税込み6820円。Amazonなどで買うと送料がかかる場合もあるので実質7500円くらい)なので評価はふつうです。
組み立てやすさ:☆
パーツ精度があまり良くない部分があり(個体差もあるかも?)、組み立てにくい上、髪ジョイントなど破損しやすい部分も多いため、組み立てやすいとは言えません。中~上級者向けキットです。
プロポーション・可動域:☆☆☆☆
美少女プラモの中ではトップクラスのグラマラスさ。足首や首、髪など一部不十分なポイントもあるため満点とはなりませんが、うまく組み立てることさえできれば、抜群の可動域で様々なポージングもこなせます。
塗装:☆☆☆
パーツでの色分けはしっかりしているようなので、塗装をする場合も塗りやすくはあります。ただ、塗装が難しいABS樹脂製パーツもあるため、ガンダムマーカーなどで手軽に塗る、というのは難しいかも。
カスタマイズ性:☆☆
ボークス社から発売されているほかのブロッカーズフィオーレシリーズに加え、ブロッカーズシリーズ等との互換性はあるため、その範囲内でのカスタマイズ性はかなり高め。しかし、使われているジョイントは十字ジョイントに4mm軸という、変わった組み合わせを持つために、他社製品とのミキシングには向きません。
まとめ
総評:☆☆
以上、ブロッカーズフィオーレ・アイリス、素体モードのご紹介でした。
可愛くもグラマラスな見た目、抜群の可動域など、組み立てることさえできれば文句なしの良キットといえるのですが、ほかの要素で残念な点が多く、完成までたどり着くのにはかなりの時間と技量が要求されそうです。それでも個人的にはぜひともお勧めしたい一品です。(単に見た目がどストライクだっただけかもしれないけど)
もう一つ良いところをあげると、ほとんどのパーツがマットな仕上がりになっていまして、メラミンスポンジなどで軽く処理するだけで艶消し風の仕上がりになります。部分塗装とかをしない場合は、トップコートすら使わずに組むこともできそうですね。
それでは今回はこの辺で。またお会いしましょう!
続き↓