第二のレディーコマンダープラモが登場!
今回は、ガールガンレディシリーズのレディコマンダー・ビアンカを見ていきますよ!
見出しの通り、本キット・ビアンカはレディコマンダーシリーズの2作目となります。アリスの単品版リリースと同時にビアンカも発売されました。
基本的な構造はアリスと同じながら、様々な要素でうまく差別化を行っているみたいだね。
ビアンカのキャラとしての詳細などは、少し後の方に掲載しているので、よかったら見ていってくださいね。
付属品
パッケージ。単品版ということで、セットボックスのような豪華な見た目ではありませんが、印刷されているCGからビアンカの大まかなイメージはつかむことができるようになっていますね。
説明書。メガネをクイっとしていて、見た感じは知的な感じに見えますが…
この辺りはドラマを見るか、説明書を読みこんでみると、ビアンカの性格に関して面白い情報を得られるので、ぜひそのあたりにも一度目を通してみてね。
アリスと比べると1種類減ってはいるけど、ビアンカの説明書にもかわいらしいちびキャラが掲載されているから、ぜひ探してみよう!
ランナー紹介
Aランナー。アリスの時に予想した通り、やはり形状が変わったのはこのランナーだけだった模様。
とはいえ、ピンク、グリーン、イエローとカラーリングは大きく変わってるし、割と重要な外装が収録されてるAランナーのパーツ形状が変化したことで、かなり印象も変わってくるんじゃない?
以下、色違いになっているだけなのでスキップしていただいても大丈夫です。
B1ランナー。成型色はイエロー。
B2ランナー。アリスと全く同じものが付属している模様。
Cランナー。主に関節が収録されているランナー。2枚付属します。
Dランナー。台座や各所のシルバー部分を補うパーツ群です。左右対称になっている所のみ、D2ランナーとして同じものがもう1セット付属します。
Eランナー。色がピンクになったE1と、アリスと全く変わらない、肌色のE2ランナーが付属します。
Fランナー。
今回のクリアパーツは黄緑色。F2はCと同じグリーンとなっています。
レディコマンダー・ビアンカ
というわけで、ビアンカについて詳しく見ていきましょう!
(※可動域など、他のコマンダーと共通する部分はカットしています。そのあたりに関してはアリスのレビューをご覧ください。)
どんなキャラなのか
ビアンカはガールガンレディに登場するチーム「ブラボータンゴ」のコマンダー(指揮官)で、落ち着いた色合いになっているアリスや、比較的まとまった色合いになっているシャーロットやデイジーと比べると、ピンクの髪に緑、黄色の服と、中々派手で強烈な色の組み合わせをしているコマンダーとなっています。
冷静な性格で慎重な命令をするビアンカには引っ込み思案な一面もあるようで、言い出せずにいることがたくさんあるのだとか。
ビアンカの特徴の一つともいえるメガネは、その性格を表すピースとなっているようで、指揮に自信がないのを隠すために自分を知的に見せようとして装着しているんだって(度が入ってない伊達メガネらしいよ!)
全体像
全体像。基本的なシルエットは共有しながらも、胸部がネクタイ付きの制服のような感じになり、肌色部分の露出度が下がった模様。
各部詳細
頭部。やはりメガネがついているのが、ビアンカの頭部の大きな特徴なのではないかと思われます。
ちなみにメガネは脱着できるようになっています。
セットする場所は前髪の裏側。
メガネサイドにあるでっぱりを前髪側にあるスリットで受けることで装着することができます。
中々独特の装着方法だね…
メガネを外した状態のポージングは後ほど紹介していきますね。
背面。ライドモード以外に使い道がよくわからないスコープ風のパーツ。
形状・カラーリングともにアリスと全く同じです。(シールを使用する場合は除く)
胴体。
胸部と肩装甲は大幅に形状が変更されています。半面、それ以外の部位は大体がアリスの使いまわしとなっているようです。
脚部。太もものカバーなどに独自の形状のパーツが使われていましたが、違いといえばそれくらいですかね?
ポージング
焦り顔(?)+握りて。
作戦ミスって悔しがっているかのような感じに見えるね。
ドヤ顔風のパーツを使い、パッケージにあったメガネクイッを再現してみる。
口がωになっているところなど、よーく見るとドヤ顔もかわいく見えてきますね。
ここまでは目がピンク一色というなかなか恐ろしい色構成だったけど、ここからシールが入るよ。
シールあり笑顔。シール貼るだけでだいぶ変わりますねコレ。
とても柔らかい笑顔をしているのがいいですね。
アリスとはまた違った良さ・可愛さが現れているなぁ…
メガネをかけた素立ち。
どうせなら口紅のような感じで塗装(化粧?)して、口回りも目立つようにしてみたいですね。
そのあたりに関しては、FAガールやメガミなどに化粧を施す方法としていろいろ紹介されてるみたいだから、そういった記事や動画を見て学んでみるのもいいかもね。
即席で組み上げた槍を持たせてみました。持ち手が3ミリ穴になっているため、3ミリの丸棒であればこのように装備させることが可能です。
装備できるものはわずかだけど、今は30MMのパーツである程度自由に装備を組めるから、そういったものでコマンダー用の装備を作るのもよさそうだね!
構造上の問題点
アリスでもそうだったんですが、このレディコマンダーシリーズにはちょいと気になるポイントがあります。
それはこちら、「パーツのポロリ問題」です。
バンダイ製のプラモデルでは、最近一部のガンプラや30MMなどでよく使われるようになったCジョイントを使った部分がいくらかあるのですが、ここの
・保持力がすぐなくなる
・すぐ白化する
といった、構造上の問題がそのまま受け継がれている模様。
(保持力がすぐなくなるという点に関しては、手首や足の付け根のボール受けなどでも確認できました)
ランスを持たせてポージングを取らせようとしていましたが、ちょっと肩を動かしたらすぐ根元から外れるし、手首受けもすぐヘタるし、(これはあまり影響はないが)手甲もすぐはがれるわで、可動域はそれなりにあるのに満足に動かして遊べません。
レディコマンダーはこれまでに2機組んできましたが、見た目はともかくとして、この構造はあんまり好きになれそうにないなぁと思いました。
(公式の開発ブログ?か何かで、同じように30MMのパーツでカスタムしている記事があったような覚えがあるのですが、ニスなどで関節を補強しないとそれすらもやりづらいのでは?と思われます。)
おわりに
以上、レディコマンダー・ビアンカのレビューでした。
大半のパーツを共有しながらも、配色とAランナーのパーツ形状の違いを駆使して、見事に差別化を図っているというところは凄いなぁと思いました。
今回紹介しましたビアンカは、落ち着いたかわいらしさのある印象のアリスからは一転、ピンク、グリーン、イエローとなかなか激しい印象の色の組み合わせで、ぱっと見の印象は派手な人なのかな、と思わされますが、表情や付属品のメガネなどで知的な雰囲気を出せているなと感じました。
知的とはいえ、ビアンカ自身は頑張って醸し出しただけのものだし、それがドヤってる表情やほにゃっとした笑顔、作戦ミスって焦ってるかのような顔のように、表情から元の性格が読みとれるのもなかなか面白いポイント。アリスとはまた違った魅力があるのがいいねぇ…
レディコマンダーというカテゴリ全体でみると、このひとつ前の項目で見られたような問題点も抱えているので、手放しに評価できるか、と言われると素直に頷けませんが、メンテナンス、カスタマイズの技術がある方であれば、サクッと解決できる部分も多いのではないかと思います。(肩Cジョイントと脚の付け根のボール受けが白化するところだけはキツイそうですが…)
カスタマイズ性に関しては、30MSのオプションパーツセットがレディコマンダーにも対応するものが出るとのことだったから、それを使うことで上げることができそうだね。
組み立てに関してはとても簡単ですし、お手軽にこの手のプラモを手に入れたい、という場合は、レディコマンダーを検討してみるのもいいかもしれません。(似たような立ち位置にあると思われる30MSは転売屋に狩りつくされて買うのが非常に難しいのでね…)
それでは今回はこの辺で。
皆さんよいプラモライフを!