バイロンサイドからも旧型EXMが新登場!丸みを帯びた装甲多めのバイロンらしさはそのままに、使いやすい武装や30MSのドレスアップにぴったりなリュックも手に入る機体のアイテムだ!

今回はこちら、2025年5月24日に新登場したバイロン軍の旧型EXM、ラウンドノヴァ1を見ていきましょう!

ん?!私の聞き間違い??新しく出たアイテムなのに旧型ってどういうことなのさ?





これは型番を見ていただくとすぐわかりますが、ラウンドノヴァはローマ字の横の数値が6となっていまして、これはいままでにキット化されてきたバイロン機の中で最も型番が若いシエルノヴァ(bEXM-14T)よりもさらに数値が小さいため、シエルノヴァよりも前に開発された機体というのがわかるのです!(これは型番意外にも公式で言及されていたので、旧型機であるのには間違いなさそうです。)



なるほど…!最新の機体はマクシオン登場時に新造されたフレームを採用して構造から一新しているのが特徴だったけど、ラウンドノヴァの場合は逆に旧型フレームを使用することで古さを表現してるとも言えそうだね。



そうそう、ちとラウンドノヴァからは脱線してしまいますが、7月に登場予定の連合軍の新作機ことイグライトでは、なんと3度目の新フレーム登場となっていますので、これを受け今後本ブログ及び動画などでは、ラウンドノヴァにも採用されている初期フレームを1期フレーム、スピナティオで新登場したものを2期フレーム、イグライトで新規採用されるものを3期フレームと呼び分けていくことにしようと思います!



確かに2つ以上種類が増えてきたら新旧では呼び分けられなくなるしいいかもね。ちなみにラウンドノヴァやバスキーロットのような旧型機は独自のフレーム構造を持ってるのもあって厳密には1期フレーム機ではないんだけど…そのあたりの分類はまた後日やるとして、ひとまず待望の新作を見ていこう!
ラウンドノヴァ本体


まずはヘッドパーツ。レヴェルノヴァのものにも似た半円っぽい形状の基部にモノアイが装着されているという、実にシンプルな仕様になっています。





基本構成はモナカ合わせの基部にモノアイの3パーツになってるけど…





どういう意味合いがあるのかはさておき、モノアイの前方にバーを設置してフェイスガードのようにすることができるよ。これ視界悪くなったりとかしないのかな…?





東部の可動域はこれまたレヴェルノヴァと同じく左右方向へのスライドのみ。下部がボディ側とぴったりくっつく形になるため前後の可動域はありません。
ボディパーツ




ボディパーツです。かなりぶっとい円柱的な感じの造形になっているのでかなり耐久性がありそうですねぇ…惑星探査機という設定もあるので、過酷な環境下でも難なく探索を進めるためというのも考慮した仕様なのかもしれませんね。





1期フレームを使用するだけあって肩接続など基本的な構造や仕様は他の機体と大差ないけど…前方に3つの3ミリ穴、両サイドと腹部付近にCジョイント式のフック、背中にバイロン機らしい2軸式ソケットと1軸式ソケットを併せ持つというかなりの拡張性を持っているのがポイントだね!





腹部はこんな感じで、盃だとか茶碗とかみたいな感じの造形になっていますね。ラウンドノヴァは基本1期フレームを使う機体ではありますが、なぜかここだけは2期フレームと同じようにPCパーツで胸部と腰をつなぐ方式が採用されています。



形状的には…PCパーツを外せば、先細りしている腰側の3ミリピンを使ってバーニアみたいな感じで使うことができそうにも見えるね。





腰回りはこんな感じで、1期フレームを全く使わず新規造形のパーツをまるっと使う、これまたバスキーロット方式になっているね。





構造はとても簡単で、上部にPCパーツ受け、左右にレッグ接続用の3ミリ穴、下部にスタンド用の3ミリ穴を持つ基部に前後に装甲を張り付けるだけ。この装甲は1つずつ3ミリ穴を持つので拡張性も高まるのはいいですね!
アームパーツ


アームパーツです。ここもほかの1期フレーム機と同じ…なのはそうなんですが、肩フレームのみ新規造形の独自のものが採用されています。



お、形状的には装甲突撃メカによく似てるなーと思ったけど、前後に3ミリ穴があるという機能性は同じ、みためは似てるだけで全然違うパーツだったね!



とはいえこのような形でフレームから新しいものができるとなると、それを流用してまた新しい機体をカスタムで生み出せる可能性が大きく広がっていきますからね。これは要研究対象ですね!







ちなみにラウンドノヴァはバスキーロットなど他の旧型機と同じく特殊なマニピュレータとなる3本指のハンドパーツを使用しています。ラウンドノヴァらのものは全体的に鋭くとがった刃物のような造形になっているため、そのまま敵や地形に突き刺して使うクローとしてもつかえそうですね。





ちなみに余剰パーツとして使わなかった肩フレームやハンドパーツが付属するんで、肩は他の機体に回したりできるし、ハンドパーツは別の機体から手の甲を持ってくることでラウンドノヴァのハンドパーツを現行機と同じ5本指仕様にする…といった細かいマイナーチェンジを行うこともできるね!
レッグパーツ





レッグパーツです。ものとしてはフォレスティエリ小型機っぽい小ぶりな各パーツが特徴的ですが…太ももはツボみたいな造形をしているので、シルバーやゴールドなどそれっぽく塗ってあげれば置物としても使えそう…というなんか脱線じみた使い方ができそうに見えてきましたね…



あれかな?マ・クベとかが指でキーンとはじきつつ「これはいいものだ…」なんてつぶやいてたりしそうな感じだねぇ…





パーツ構成としては、やはり1期フレームを使用するため膝に装甲をセットできるなどの細かい仕様はそのまま。そんな中で特徴的だといえるのはやはり膝下かなーと思います。



確かに、基本メカのプラモとなる30MMでは珍しく人間のブーツみたいな感じの造形してるもんね!サイズ的に大き目の素体には合わないかもだけど、ツキルナとかララネルみたいな小ぶりな子にはどうにかして履かせてあげると結構似合うかもしれないね!


また、腰との接続に使うフレームはこれまた新規造形のちょっと大きめなものが収録。つまり1期フレームのものは腰フレームごとまるっと余剰パーツになるので、経年劣化で緩くなった以前の機体の補修に使うなど、単なる余剰にとどまらない様々な使い方ができそうですよ!
ラウンドノヴァ出来上がり!





ということで…ラウンドノヴァⅠの素体が出来上がりです!実際はこのあとお見せする各種オプションを全部乗せすることで完成となりますが、このままの状態でもかなりボリュームがあるのと、ラウンドという名前が示す通りヘッドやボディなど丸みを帯びた造形が目を引く…なんとなくかわいらしく気がぬけるというか…そんな緩そうな雰囲気を感じるメカになっています。





似た機体としてエグザビークルに走行突撃メカがあるけど、あれは旧式化して余ったラウンドノヴァをベースに、ロイロイの強化ユニットとして再設計したものだったり…みたいに似た見た目から開発系譜を想像したりできるね。そういう裏設定を考えてみるのもまた、30MLの楽しみだと言えるかもね。
追加装備


続いて付属するオプションパーツを見ていきましょう。



おお、一般販売品にしては数が多い気がするぞ…!ここにカスタマイズウェポンやオプションパーツセットとかを加えたらもうプレバンキットにできそうなレベルになってる気がするよ。
OP:拡張モノアイ





まず見ていくのはコチラ、モノアイユニットです。ラウンドノヴァには隊長機を示すものなのか、大型化しつつブレードアンテナを備えるこちらのユニットが収録されています。





このパーツを間に挟むだけで更にボリュームアップできる上ブレードアンテナのお陰で更にかっこよくもなった気がするね!ついでに言うと、素体にそのままモノアイをセットすると形状的に外しにくいという困ったところがあるんだけど、このユニットを挟めば比較的モノアイ周りをいじりやすくなるのもいいところだね!
OP:リュック&ポシェット







発売前から話題になっていた要素でもあるのがこちら、リュックパーツです。これは見ての通り荷物を運ぶためのリュック、そしてリュックほどの容量はない代わりにコンパクトな見た目をしているポシェット的なものの2種類が収録されています。


これ良いよね!30MMらしからぬ布または革製みたいな見た目が特徴的だし、1キットにそれぞれ2こずつ付属するから、ラウンドノヴァをカスタムパーツとして買って使う場合は、より多くの機体にこの荷物入れを配布できるわけだね!





ちなみに…リュックは3ミリピン1軸式、ポシェットは3ミリ穴1つで接続する形になるのでこの通り、シスターなどにも装備させることが可能!ピクニックなどちょっとしたお出かけをしている様子を表現するにはもってこいのパーツなのです!



まさか30MMでこういうのが出るとは…何せよこれにはユフィアもニッコリだね!
OP:レッグ用曲面装甲





続いてはこちら、曲面装甲です。正確に言えばレッグの一部ではありますが、この装甲なしでもレッグは成り立つのに加え、見ての通り接続部などかなりシンプルな形状で他の機体にも使いまわせそうなので、今回はオプションとして扱っています。





ラウンドノヴァに装備させるとこんな感じに!どちらかといえばOPSのアームユニットレッグユニットのシーリング付きレッグを縮小したくらいのものみたいな雰囲気のレッグでしたが、この装甲をセットするだけで腰回りがかなりボリュームある見た目に!



形状的には曲面で敵の攻撃を受け流せそうな感じだし、腕に装備してシールドにするのもありかもしれないね!
武装:バックパック





バックパックです。たしかヘビーウェポン02とかにこんな感じのバックパックが収録されていたような…?



だね。箱状の部位に横倒しにした筒っぽい造形が加わることで、バックパックの中ではトップクラスのボリュームを獲得!このバックパックで言えば、サイドに2つ、背面に3ミリ穴3つ、上部にCジョイント受け付きフックと拡張性も結構あるから、ボリュームだけじゃなく実用性もしっかり備えているよ!
武装:ミサイルランチャー





ここからは武器の紹介だね。まずはこちらのミサイルランチャーを見ていこう!



こちらは文字通りミサイルを発射できるケースのような装備ですが、発射口と思われる前方3つの穴は3ミリ穴になっているため、例えば2箇所をふたパーツで塞ぎ一箇所にはロングバレルを装備することで高出力&大容量のビームキャノンとして使う!みたいな全然違う武装もしても使える可能性を秘めていますね!





接続規格は3ミリジョイント1つで、バックパックサイドにぴったりセットできるように作られているみたい。3ミリピン式というだけあって、接続部を回すことで発射角の調整ができるみたいだよ。
武装:ライフル





他の機体同様、手持ち式の射撃武器もしっかり完備。ということでライフルです!



このライフルは見ての通りショートバレルとも言える短めサイズになっているのがポイントだよ。両サイドに3ミリ穴を備えるほか、銃口がマイナスソケットになっているから、ここに更にバレルパーツを装備してロングバレル化することもできるんだ!



ラウンドノヴァはハンドパーツが特殊形状なので流石に装備できないか…と思いきや、クローを閉じているタイプのハンドパーツの中にグリップ用のソケットがあるんで、マイナスピンタイプのグリップの武器(銃など)であれば意外とにも装備できるみたいなんですよ!



これは良いね!フォレスティエリのビームソードみたいに丸軸の武器は持てなさそうだけど、それでも装備できるものがあるのは嬉しいね!
武装:シールド





シールドです。ものとしては30MSティアーシャやファル=ファリーナに付属するもの… バックラーのような丸い小ぶりの盾となっています。





接続方式は3ミリピン1つなんで、連合機やヴェルデノヴァのような腕サイドに3ミリ穴がある機体であれば無調整無改造でも問題なく使えそう!肘など3ミリ穴の場所が違う機体の場合はジョイントで調整がいるけど、サイズが小さいだけに機体を問わず使いやすくなっているのは良いね!
おわりに


ということで…以上がラウンドノヴァⅠのレビューでした!



素体状態でも結構なボリュームの機体でしたが、付属の装備品を全盛りにするとさらにボリュームアップ!正直付属品の数とボリュームは一般販売品の中ではトップクラスのものを誇るので、本体のデザインさえ気に入れば多くの人にお勧めできるアイテムだといえそうですよ!



だね。銃にシールドと基本的な武装を備えつつ、大型バックパックや足の装甲でボリュームをアップさせ、さらにミサイルランチャーで火力を、リュックで探索を行う人間用の物資を持っているのかな?という情景描写の強化など、旧式ながらあらゆる面でこれまでのキットの1歩先を歩みだしているように見えるし、機体を取りまく世界観を表現しやすいのもいいよね!





何ならリュックは30MSや30MFに装備させても結構合いそうですし、本体サイズが程よく小さいため、何ならラウンドノヴァそのものをシスターのお手伝いロボのような形として丸ごと装備に組み込んでしまう…なんていうのも面白そうですよ!



確かに!そうなればたくさんぶら下げているリュックやポシェットも、いろいろ荷物を詰めてて重いから、ラウンドノヴァに荷物持ちをやってもらってるみたいにできるからね。そういう日常生活に溶け込ませるという意味では、足回りの布っぽい雰囲気も感じるブーツ造形がかなり生きてくる…おや、なんか思ったより数倍いいキットなんじゃないこれ?



ですね。予約分があるものの店頭にあったので買って組んでみましたが…これは複数機買ってきて今制作しているカスタムシスターたちに1機ずつ配るのもいいかも…
それではみなさん、よいプラモライフを!