新型素体2つ目のコスチュームがようやく入手しやすくなったかも?ブラックベースのスーツにセスティエ譲りの褐色恵体ボディ、ウマっぽい耳と帽子のヘッドギア…驚くほど特徴的な新コスチュームだ!
OPS18 サージェントコスチューム

今回はこちら、2025年5月に新登場した30MSのオプションアイテム…オプションパーツセット18(サージェントコスチューム)を見ていきましょう!

このキットは文字通り新たなコスチュームキットで、これまで通りオプションボディの範囲内となるボディ+肩と太もものほか、ヘッドパーツが丸ごと収録されているというシスターカスタムにはかなり役立つ素材となること間違いなしなアイテムだね。今回はそこにセスティエと同じ新素体の規格に合わせたものが登場しているわけだね。



サージェントコスチュームはその中でも褐色肌となるカラーCで登場したため、僕は入手できていませんがセスティエと無改造で合わせられるタイムリーさが大きな特徴となるアイテム。ついでにアイズの改修にも使えるアイテムでもあるので、僕としては再販を見かけたのを見逃す手はありませんでしたね…(2キット確保してきました)



あれ、すでに試作中の新素体があったような気がするけど…そのあたりと合わせてみるのもいいかもね。(どのみち髪型とかは塗装が要るからそこそこ加工が入るのは間違いないけどね)



と、アイズの素体についてもお見せしたいものが山積みなのですが…ひとまずサージェントコスチュームを見ていきましょう!
ヘッドパーツ


まずはヘッドパーツから見ていきましょう!新素体で出たというだけあってヘアパーツも全く新しい造形のものが登場。今回はホワイトのロングツインテールとなっています。



ツインテールとはいっても、サイドからではなく後頭部の下からのびるおさげ的な感じになっているのが特徴だね。


まずは後頭部から。これまでのものと若干接続方法が違うとはいえ、基部をベースに左右サイドを張り合わせる形で組むのはこれまで通りとなっていますね。


コスチュームキットということでヘッド用カスタムパーツを装着する3ミリピンを持つものも付属していますが、今回は通所の耳がついているヘッド内部パーツを使用していきます。


前髪は3パーツ構成と結構細かい仕様となっています。組み立て順は右二つを張り合わせ、それを左端パーツに取り付けるというもので、塗装によって一部だけを変えるなどで個性を出したいときなどに活用できるかも?




そうしてできたのがこんな感じのヘアスタイルとなります。



おー!思ったよりかわいくていいじゃん!この状態だとフェイスに何も書いてないのっぺらぼうだから何とも言えないけど、後ろ髪はツインテールでかなりいい感じにボリュームが確保できているほか、ピンによる可動域があるぶん表情付けもできる、そして前髪も結構ボリュームがあるね!




ツインテールは本体が2パーツ構成、接続用ジョイント1つの3パーツ構成。一見同じような形をしていますが左右で一応微妙に差があるのがポイントです。



あえて言及するような差ではないけど、接続ピンの見え方で左右を判断することはできそうだね。




ツインテールをつなぐ後頭部はこんな感じ。後頭部の下のほうに3ミリ穴が設けられていますが、ジョイントは後ろ向きに設けられている新しい形になっているのがポイントです。



初期ツインテの左右サイド、おさげツインテやめぐるヘアにあった下部に3ミリ穴が…と、これまでにツインテールの中でも色々出てはいたけど今回はまた違ったつくりになってる新規パーツになってるんだね。
胸部ブロック


続いて胸部ブロックを見ていきましょう。こちらは大体の構造は水着ボディから登場した腹部ジョイントが別パーツになっている方式が採用されているくらいで特に変わったところはないようですね。



一応首カバーをこの時点で装着するのは新しい要素ではあるけど…この胸部内部の変化はほんとそれくらいなんだよね。


そこに外装を前後から装着するとこんな感じに。すでにご存じの方も多いとは思いますが、胸部装甲の接続規格はリシェッタ(フリージアウェア)で初登場した新型が採用されています。



フリージアウェアの胸部を見たとき「全く違う構造だ?!」ってびっくりしたのを覚えているけど、これを新世代のスタンダードにしていく…ってわけだね。これまでは素体ごとに独自の接続規格を採用していたからその辺の互換性があまり高くはなかったけど…せっかくなら今後はこの規格に統一!などでその辺のミキシングももうちょいやりやすくなると嬉しいね。


そして背中の謎のスペースですが、こちらは肌パーツを装着するようになっています。ここまで終われば胸部ブロックのくみ上げは終わりですね。


そんなほぼ新規格のジョイントに対応する胸部装甲はこんな感じ。ベースとなる肌パーツに白黒の外装、ウマっぽい型のエンブレムを装着することで組みあがるのですが…



うん、なんかもうはちきれんばかりのサイズ感でびっくり!色分けとか結構かっこいい感じなんだけど、肌部分のサイズ感で全部持っていかれちゃう気がするぞ…!


装着するとこんな感じに!
腹部ブロック


続いて腹部ブロックを見ていきましょう!いつもとは違いまず見るのは背中~腰にあたる部分。こちらはベースのブラック、肌色、腰3ミリ穴を付与するダークレッドと3色のパーツを使い色分けを行っていきます。



注意点として、このダークレッドのパーツはパチッとしっかりはまらないな…?と思っていたのですが…



どうもここ接続が弱いみたいで、何か装備を接続したときに強度が不安定になったり、装備を外した時にこのダークレッドのパーツも一緒に剥がれたり…ということが起こるので、あとで塗装したいなどの差支えがなければ接着してしまうのが安全かもしれませんね。



あらら…昔メガミデバイスのバレットナイツとかでこれどうにかならないかなーと困ったところがまさかのバンダイプラモから来たか…もしかしたら個体差かもしれないけどみんなも注意してね!


続いておなか側です。こちらには腹部ボール受け、股ジョイントをセットすることになるようです。



股ジョイントの構造もまた変わったなぁ…一応今まで通りボールジョイントとその受けパーツで構成されてはいるんだけど、各パーツにピンが造形されてて、そこに外装を装着する形になるんであとから分解、というのはできなさそうだね。


これらを貼り合わせることで最低限の機能を持つ腹部ブロックが組みあがります!



さっきもチラッと触れたけど、左右サイドがなんだかデコボコしているのは見た目を滑らかにする装甲を装着していくためで…


上部の腹部ボール受けサイドにはホワイトのパーツを、腰回りにはブラック成形の装甲をセット。そして腹部にもブラックの装甲…と、サージェントコスチュームはブラック成形のパーツがめちゃくちゃ多い…!



これまでのコスチュームだと腹部周りのV字というかベルトというか…そんな感じの部分とか何かしら色ついてた気がするけど…(今回だとダークレッドになっていたり?)まぁこれはこれでまとまりがあっていいかも?
ボディパーツ完成!


ここまでに組んだ胸部と腹部をセットすると…サージェントコスチュームのボディパーツの出来上がりです!大ボリューム…とにかく大ボリュームでこの時点ですでに謎の満足感を得られてしまいます…!!



まだほかに組めるいい部分あるから早まらないで?!
ボディの機能としては…胸部サイドに肩ボール接続用のジョイント、背中と腰に3ミリ穴が1個ずつというカスタム性もそれなりに持つスタンダードな構成になっています。



腰3ミリ穴がはがれやすいのはちょっと気になるとしても、今回はD型コスチュームであったような背中3ミリ穴がぐらぐら動く…ってのがないのはありがたいよね。



ただ残念ながらパーフェクトとは言い切れないようで…どうにも腹部ボールの接続がゆるゆるで、胸部などをもって少し降るとカタカタと音を立てて揺れてしまうくらいには強度に心配な点が残る…となっているようです。



これに関してはたぶん胸部のボールジョイントのほうとおなかのボール受けのかみ合いが緩すぎるからなんだろうね…一応余剰となるもう一つのボール受けに無理やり換装してみることでほんのわずかに改善はされたけど、これはチョーっと心配かな?重い装備を背負わせたらたぶんすぐ後ろに傾くだろうなぁ・・・
肩・太もも


続いてボディに装着する肩と太ももを見ていきましょう。



まず肩だけど、ここは構造自体は今まで通り前後張り合わせタイプの外装2パーツ、可動式のボールジョイント1パーツとなっているよ。組み上げたものはいつも通りの肩…ではなく、ガールガンレディコラボやメイドボディに収録されていたような、服を袖まくりしているかのようなちょっとダボっとしたデザインになっているんだ!


リングパーツと一緒に肩に装着するとこんな感じに。今回はこういうデザインが功を奏し、いつものような体にぴっちりと張り付いているボディスーツというよりも服を着ている!という印象が強くなりましたね。



リングパーツはクリアレッドとなっているけど、アルカ向けの水着ボディに付属していたものよりもより濃いレッドになっているんで、色味は結構違っている新しい色になっているよ。


太ももはこんな感じ。構造としてはボディ接続用のボールジョイント、ベルト風デザインを担当&ボールジョイントのソケットの役割も持つ中間パーツ、そのサイドに張り付ける外装2つの4パーツ構成となっています。





ものとしてはM型コスチュームに採用されていたようなタイプだね。太もものディテールをパーツ分けによってばっちり表現できるだけでなく、ボディのように塗装時の塗分けもやりやすくなるかなりうれしい要素だよ!


リングと一緒にボディに装着してみました。こちらも肩と同様ブラック一色成形なのであまり目立ちませんが、ベルト風のパーツ分け部分を何かしら別の色であげるだけで塗ってかなり印象が変わりそうです!
サージェントコスチューム(素体)完成!


ここにヘッドパーツを装着することで、いよいよサージェントコスチューム(素体)の出来上がりです!



何回か触れた気もするけど…このコスチュームは基本ブラック成形をベースに、本当にわずかながらクリアレッド、ホワイト、肌色をさし色として加えることでアニメやゲームなどSFファンタジーな見た目ではなく、本当に軍隊などの組織で使っているかのようなお堅めな雰囲気を表現できているがするね。…胸部がめちゃくちゃ目立つからそれがまた別の印象を与えることになりそうだけど…?



ちなみにコスチューム名に使われている「サージェント」ですが、イギリスやアメリカなど海外の軍隊でいうところの軍隊の下士官階級「軍曹」に近いものを示す単語のようですので、そういった堅めな雰囲気は本当に演出しようとしてこのようなカラーリングになったのかもしれませんね。
簡易武装パーツ





続いて収録されている簡易武装パーツをチェックしていきましょう!
ウマ耳?付き簡易帽


一つ目はこちら、帽子パーツです。これはヘッドギアとして頭頂部のカバーと交換することで装着できる装備で、形状的にはこれまた軍で使われているものを超小さくした略帽…という感じの帽子と、それを挟むようにウマ耳らしきものがあしらわれています。





装備するとこんな感じに。肌パーツをカラーAとかに変えると、成形色の組み合わせ的にウマ娘のカレンチャンみたいな雰囲気になるような気がするぞ…!



確かに…カレンチャン(ウマ娘)のヘアカラーは白というより若干ベージュがかったような感じでしたが、それと肌以外は通常勝負服などにも使われているのとカラーパターンがだいたい同じ(赤、黒、白)ですからね。いっそのことそのように見立てて作ってみるのもありか…?
腰部ジョイントセット


続いてはこちら、腰部ジョイントセットです。こうしてみると複数キット分集めればクローなどとしても使えそうですが…基本的な使い方はこの3パーツを使用した腰回りの強化となっています。


腰の3ミリ穴に基部を装着、そこにサイドアーマーをセットすることで出来上がる装備で、イルシャナなどに収録されているものと大まかな機能は一緒ですね。



一応サイドアーマーにはCジョイント受けが設けられているんで、さらに装甲や武装を装着できる余地はあるみたい。これはうれしいね!
靴パーツ


最後はこちら、靴パーツです。今までのオプションボディやコスチュームキットなどのオプションには基本靴パーツは収録されていなかったので、カスタムなどでより自然なフォルムのシスターを錬成したいという場合は、どうしてもリシェッタなどシスター単体のキットから靴を流用してくる必要があったのですが…



この新素体コスチュームからは靴パーツが収録されることで、シスターのキットが買えなくてもオプションをかき集めれば錬成できる!という目的に対し結局シスターが必要になるという本末転倒な状態を解消できるようになったわけだね!


もちろんコスチューム単体だと使い道はないのですが、ありがたいことに足首ジョイントも一緒に収録してもらえているようなので、経年劣化などで破損したシスターの修理用パーツ補充キットとしての需要も出てきそうな予感…



ここまで新要素が増えてきて使い道もどんどん増えているのにコスチュームのお値段は一番最初のチェイサーあたりから全然変わってないってマジ?どんどん魅力的に、そしてお得なアイテムになっていくねコスチューム!
カスタム例(+ビヨンドザブルースカイ)





というわけでこのコスチュームを有効活用しつつさらに楽しむにはどうしたらいいかな?と考えてみたんですが…真っ先に思い浮かんだのがこちら、ビヨンドザブルースカイ(カラーC)とのミキシングでした。



あ!確かにあのキットを使うのはめちゃくちゃいいプランだよね!言っちゃ悪いんだけどビヨンドザブルースカイ単品版って対応アイドルが多いカラーAはともかく、少ないカラーB、カラーCって現状それぞれ1人くらいしかいないうえ、その少ないアイドルもヘッドパーツ単体じゃなくボディ付きのシスターキットとして発売されることになっちゃったんで、ボディ単品をわざわざ買う理由がない…というのが反映されてかめちゃくちゃ値引きされてお安く変えることが多い印象があるんだよね。





そう、そこが今回のポイントなのです!そうしてお安く(とはいえサージェントコスチュームとほぼ同じお値段)手に入れてきたビヨンドザブルースカイにはボディだけでなくサージェントコスチュームに欠けていた手足もばっちり収録されているので…先ほどの画像の通り手足を補ってシスターとして錬成することができるほか、靴パーツを入れ替えれば使い道のなかった靴までもしっかり活用できるのです!



…という見方をすると、一見苦境に立たされているように見えるビヨンドザブルースカイって実はめちゃくちゃお買い得なアイテムなのでは?って思えるよね…今回カラーCのストック使っちゃったし、見かけたらまた補充しといてよね?
おわりに


以上、オプションパーツセット18ことサージェントコスチュームのレビューでした!



最後の最後に謎のフェイスパーツが?!



このフェイスは30MSのカラーC無地フェイスをベースに、またまたコトブキヤ系のデカールを張り付けて作ったアイズ向け試作フェイス3となります。(詳細はカスタム回の記事を制作予定としているので、そちらでお見せしようかと思います)





さて今回のボディ…リシェッタやネヴァリアをさらに超えるレベルのビッグサイズボディとして登場したセスティエに合わせる形で登場したアイテムとなっていますが、何よりも胸部装甲がいつも以上に大きくなったのは一目瞭然として、胸部ブロックや腹部ブロックとほかの部位も含め全体的に大きめサイズになっているのがポイントですね。





胸部前から見ると肌が出ているの胸部くらいだからそういう意味でもめっちゃ目立つもんね…そのほかの部位はブラックメインにホワイト差し色とかなりかっこいい構成になっているだけでなく、ほぼ肌の露出がないんでパイロットスーツや戦闘用ボディスーツのようなかなりお堅い組織の戦闘用コスチューム…みたいに取り扱うこともできそうなんだよね!





と、成形色によってそんなカッコよさを得ているサージェントコスチュームですが、エイダーコスチューム譲りディテール分割はほぼそのままとなっているので、塗分けることでまた違った印象を与えられるようにすることも比較的簡単になっていると思われるので、そういった表現に挑戦してみるというのもまたありかもしれませんね。