最小クラスのボディに新要素がてんこ盛り?!EXMの革新ともいえるスゴイ機体が30MMにやってきた!!
というワケで、2か月~3か月ぶりくらいに新型EXMが30MMに登場!地球連合軍4番目の機体となるその名は「フォレスティエリ01」。30MMのデフォルトの機体としては初となる「無人機」として登場した機体でもあり、その他多数の新しい要素をもって立体化しています。
ほー、単に最新型機…つまり目新しさだけが魅力というわけじゃないってことだね?ちょっと気になってきたぞ…?
では早速内容を見ていきましょう!
パッケージなど
パッケージ。立ち絵の背景に戦闘イメージの情景描写があります。EXMキットのパッケージの基本的な構成は他と変わらないようですね。
説明書。今回は珍しく説明書きが「フォレスティエリという機体について」「01の解説」というように、30MMのストーリーとかではなくフォレスティエリだけの説明書きになっているのがポイント。
ランナー一覧。メインカラーがホワイト、サブカラーがパープル、フレームカラーがライトグレー、クリアカラーがクリアグリーンというのが今回の配色です。アルトやポルタノヴァ等他の機体のホワイト機(マクシオン機は除く)の配色と同じですね。
それ故にそれらの機体も一緒に用意できれば、無塗装無改造で色まで完璧に合わせたカスタムを楽しめるってわけだ!ちょっと挑戦してみたくなってくるね…!
eEXM-S01U フォレスティエリ01
それでは早速キットを見ていきましょう!
素体
まずは装甲や武装を取り払った素体状態から。それでも角ばった装甲を多く持つ連合軍の機体ということもあり、ヘッドを除けばどことなくガンダム…それもサイズ感が似ているコアガンダムなどのものと似た印象を受けますね。
カスタム次第では塗装や改造なしでもすっごくかっこよくできそうな予感…!
ヘッドはこんな感じ。無人機という設定もあるためか、同じく無人機だと思われるエグザビークルのドッグメカのようなイヌっぽい見た目のヘッドになっているのが特徴的ですね。
クリアバイザーの内部には縦長に伸びてるセンサーのような造形があるね。シールとかは何もついてないから基本的には放置することになるけど、30MMマーカーのシルバーやゴールドあたりで塗ってあげるとより映えそうな感じ…!
ヘッドの可動域です。センサーだけでなくヘッド本体自体も縦長の造形ですが、今回連合機としては初採用となるマクシオンのものと同型の新型フレームの性能によるものか、それも含めた設計のうまさなのか…特に引っかかったりすることなくグリグリ動かすことができますね。
ボディだよ!素体状態だとフロントもリアも3つの3ミリ穴が開いている状態になるっぽいね。
背面はマクシオンの装甲のような1軸のカスタムパーツに加え、共通2軸型…要はいつもの規格のバックパックを装備することも可能。そしてフロントですが…
なんとココ、アルトやラビオット等地球連合軍系のオプションアーマー規格の胸部パーツを装着することができるのです!
おお!それは良いね!過去のアイテムとの互換性もあるってなると、互換が切られていまいち使いづらくなっちゃった昔のオプションアーマーもまた復権、日の目を見ることができるようになるってわけだ!
アームパーツ。肩・腕の装甲共にとにかくシンプルな形状をしているのがポイント。派手さこそありませんが、それ故にどんな機体にも合わせられる高い汎用性を持っていますね。
ちなみに前腕には外側にだけ3ミリ穴が開いてるっていう点にも注目!小型&シンプルな見た目ながらきちんと拡張性ももってるんだね!
アームの可動域。流石は新型フレーム、特に肩周りが装甲によって可動域がある程度制限されてしまうものの(頑張ればもうちょっとは上げられそう?)、それでもポージングには何の悪影響もない抜群の可動域を持っていますね。
腹部パーツだよ!なんかぱっと見だと上下の3ミリピンが長く見えてくるけど…?
その理由は簡単、腹部パーツが従来のもの(マクシオン機のものなど)よりも本体部分が小さくなっているのです。なので相対的にそのままの長さとなるピンがいつもより長く感じる…というものなのでしょうね。
腰パーツ。このフレームを使う機体としては珍しくデフォルト…というかノーマルの状態にアーマーパーツが用意されています。
フロントに来るのがCジョイント受けを備えるもの、リアに来るのが3ミリ穴を持つパーツ、と説明書では指定されてるけど、装着したいパーツの規格が逆という場合みたいに、時と場合に応じて前後を入れ替えて使うのもアリかな…?
ちなみに新型フレームって前後の外装造形はほぼ同じ(違うのはボールジョイントを接続するピンの向きくらい)なので、こういった芸当も難なくこなせるのが凄いところ…ホントにカスタム向きなんですねぇ…
続いて下半身、まずは太もも部分からです。形状自体はとてもシンプルで使いやすいものになっているほか、前方とサイドに3ミリ穴を備え、カスタム性に優れているのも面白いところですね!
膝部分には何か長方形のソケットみたいなものもあるね。これは何に使うんだろ…?
スネ部分です。これまたシンプルな造形になってるうえ、なんといっても短いのがポイント。長さで言えばガルドノヴァのスネ部分と同じくらいの長さでしょうか?
なるほど…フォレスティエリがちっちゃく見えたのは、腹部とこの部分が一般的なEXMよりも小さく設計されてるからなんだね!
スリッパです。新型フレーム機のものでは珍しく接地面積がかなり広く、自立させやすいのがポイントです。
カクカクして武骨な印象を醸し出す見た目も結構いいよね…!
スリッパ周りの可動はこんな感じ。スリッパ部分がうまく動かないと足首でカバーできるため前後の可動はとても優秀、左右に向ける可動はボールジョイントによる高可動域でこれまた優秀…と、設置面積による立たせやすさが影響しているのかいつもより優れたスリッパになっているような気がしてきました…!
実際絶対優秀だよねこのパーツ…何ならマクシオン機にも逆輸入したいぞ!
付属品:追加装甲
と、素体部分のご紹介が終わったので、続いて追加装甲をお見せしていきましょう!
お、追加装甲なんてあるんだ?
そう、フォレスティエリにはレヴェルノヴァやガルドノヴァのようにいくつかのハードポイントを埋め強化することができる装甲がいくらか付属するのですよ。
その全体像がコチラ。装甲ではないかもですがバックパック、胸部そして腕部装甲、脚部装甲が付属しています。
接続規格はバックパック以外全部3ミリピンひとつだね。もっともバックパックもいつもの共通2軸になってるから、エスポジットやスピナティア等一部を除けばたくさんのEXMやエグザビークルに装着することができるよ!
バックパックです。そこそこのボリュームに加え、3ミリ穴が3つ、Cジョイント受けが1つ、銃のグリップを差せる穴が一つ…というように、かなり拡張性に優れているのがポイントですね。
サイドパーツだよ。ここは3ミリ穴の他近接武器の正方形ジョイントっぽいものを受けられるソケットの2つがあるのがポイント…なんだけど、実はこれ、剥がすことで3ミリピンとしても使えるんだよ!
サイドも含めるとさらに拡張性の高さに驚かされるばかり…これはフォレスティエリ系のカスタマイズウェポンズが出る時に一緒に収録してほしいくらいですよ…!
胸部装甲。コックピットブロックのような感じにも見えるけど…?何に使うんだろうね?
なんにせよ結構綺麗でいいですねコレ…!
腕の装甲です。これによってボリュームがかなりアップするのがポイントです。
少し位置がずれるけど3ミリ穴もしっかり備えてあるのいいよね…装甲を装備したからカスタムできなくなる!ってことも無くなるわけだし…!
脚部装甲も同様…と言いたいところですが、こちらは3ミリ穴に加えCジョイント受けと正方形ソケットまで備えているという力の入り方のスゴさですよ…!
細長い形状をしてるから倍によっては装着できる場所が限られるかもだけど、かなり使い勝手がいいジョイントになってるね!腕や腰のフロント・リアアーマーとして使うのもアリかも!
フォレスティエリ01(本体完成)
ということでこれらを装着した、フォレスティエリ01の本体が完成です!
おお、白背景になってるからちょっとわかりづらい部分もあるけど、小さいながらところどころボリュームが出て強そうな感じになったね!
付属品:武装
最後に見ていくのは付属品…の中でも武装パーツ。しかしこれが案外バカにはできないものになってましてね…
今回付属するのは何とビームライフル、ビームソード、そして新型のロイロイとなっています!
おお…?!なんか言及したいところだらけで何言っていいかわかんないや…!とりあえず進めていこう!
まずはビームソード。一見何の変哲もないビームの剣のようにも見えますが、30MMにおいてはある種のターニングポイントともいえるとても重要なアイテムだったりするのです。
ターニングポイント…!
そう、そもそも30MMの世界にはこれまで「公式設定としてのビームソードは存在しません」でした。一応カスタマイズエフェクトの銃撃セット等に付属するクリアパーツとジョイントの組み合わせなどで自作することで作ることはできましたがね…
なるほど…それがついにデフォルトのEXMキットに付属するようになったこと、更にクリア刃まで引っ提げて登場したんだもんね。それは確かにある種の転換点みたいな感じだとも捉えられそう…!
一応魔法武装等でも実現はしていましたが、今後もこんな感じのビームウェポンがどんどん出てくるようになれば…と願っていたのが実現しそうな感じになってて嬉しいですよ…!
ビームソードは刀身が長すぎず短すぎずと、フォレスティエリに持たせる分にはとてもいいバランスになってるので、適当に持たせておくだけでも結構カッコよくなりそうですね。
ちなみにビームソードの柄には正方形のピンがあるから、バックパックや足の追加装甲にセットしてマウントできるようになってるんだよ!作戦やパイロットの戦い方に合わせてセット位置や本数を変えるみたいなカスタムをしてみるのもいいかも?
ビームライフルです。楮は本体が2パーツのモナカ割りに加え銃口が別パーツ、という感じです。
マガジンなどの造形は一体成型になってる…か。レヴェルノヴァやガルドノヴァのマガジンみたいにこういうのも取り外し出来たらいいのになぁ…
拡張性としては、両サイドに3ミリ穴、そしてバレル下部にCジョイント受けを持っています。本体やバックパックにマウントしたり、何かしらのカスタムパーツを盛る等結構いろいろできることはありそうですね。
ちなみにこのライフルは画像二枚目のようにバックパック中央のソケットにセットすることができるよ!こうすれば手を使わずに持ち運んだり、何ならこのままビーム射撃をしてガンキャノンのように砲撃戦用機みたいな立ち回りもできるかも…?
新型ロイロイです。頭部が四角い箱になるなど、かなり角ばった印象になりますね。
このロイロイは3パーツ構成で、従来型と同じようなヘッドとレッグに加え、Cジョイント受けを2つ持つ中間パーツが加わっているのがポイント。もちろん中間抜きで組むことで従来型っぽい雰囲気にすることもできるよ!
ちなみにこの中間パーツ、残念ながら上側のピンが専用の造形となっているため、既存のロイロイの強化パーツとしては使えないみたいです。
代わりといっては何だけど、本キットロイロイの足なら互換性があるみたいだから、そっちを使ってみるといいかも!
ギャラリー
それでは最後に…動画版で使う用に作ったりした、ポージングなどをまとめた画像等がいくつかありますので、こちらを置いておきますね。
おわりに
以上、eEXM-S01U フォレスティエリのレビューでした!
今回のまとめ
なるほど…機体サイズ、形状、付属品と確かに新しい要素盛りだくさんなキットだったね!マクシオン由来の新型フレームに中身が差し変わったことで組み立てやすさ・カスタマイズのやり安さも大きく上がってるという、連合機カスタムのベースとしてめっちゃ優秀じゃん!むしろ今後のスタンダードはこれになる可能性まであるかもね…!
本体サイズが小さい分他の機体と並べるとより量産機感がアップしたり、むしろガンダムF90やF91のように小型化した次世代機、という感じの印象にもなったりと、使い方やカスタムのやり方によっては大きく印象が変わりそうな感じでもありますね。こうなるとカスタムのやりがいがあるというもの…!
幸いホワイト成型という、ポルタノヴァ・ラビオット・シエルノヴァ・エスポジットと同じ成型色の機体が多いことで組み換えによる無塗装無改造カスタムの選択肢が広いというのも良いところ!シリーズ3周年を迎えた今、改めて30MMの楽しさを振り返る良い機会にもなるこのキット、まじで買って損はしないと思うから、定価で買えるのを見たらぜひ確保して組んでみてね!
それでは皆さん、よいプラモライフを…!