かなり長めのライフルに4つのツメを持つデカいクローを収録!あまり知られていない隠れたキット…その性能はいかに…?
ということで、今回は30MMより「アームユニット・ライフル/大型クローユニット」を見ていきますよ!
お?今回は古いキットを見ていくシリーズの第3弾になるわけだけど…また懐かしいキットを持ってきたね。
こちらのキットは2019年9月14日…つまり30MMシリーズが始まってからおよそ1か月後に登場したという正真正銘の古参アイテムとなっていますね。
とはいえ、武器系は「カスタマイズウェポンズ」シリーズ、追加装備やバックパックなどその他のオプションは「オプションパーツセット」シリーズに統合されている今とは違って、まだオプション系のシリーズ体系が確立してなくてごちゃっとしていた時期のアイテムだから、もしかしたらこのキットを知らないっていう人もいるかも?
実際僕らも2年ほど前に組んでからしばらく忘れてたアイテムになりますからね…現在どんなカスタムに使えるのか?を検証していくためにも、改めてレビューをしていくとしましょう。ではどうぞ!
パッケージ・付属品
パッケージ。同時期のアイテムであるマルチブースターユニットのほか、オプションパーツセット1~7や30MSのメカニカルユニットなど一部のキットに使用されている小箱タイプのパッケージとなっています。
説明書。これは小箱と中箱タイプのキットによく使われている紙一枚の説明書だね。
ランナーはこんな感じ。収録されているのはメインとなるパーツが収録されている大きなランナーとクローの一部が収録されている小さなランナーの2枚だけですが、この小さい方は大きい方の右下部分を(左右対称にするためなどの理由で)もう一セット収録するために分けられたもののようなので、収録されているランナーは実質1種類となっています。
本レビュー
それでは収録されている装備を組みながら見ていきましょう!
各部詳細:ライフル
まずはこちらのライフルから。この装備は長めのバレル、中間パーツ、後方パーツ、サブグリップの4パーツで構成されるアイテムとなっています。
ちなみにサブグリップだけど…この部分、どうもグリップが細すぎて持ちにくかったり、接続パーツを変えて持ちやすくしようかと思いきや、なんと3ミリピンじゃない独自規格での接続になっててね…このあたりはちょっと使いにくいかな?という感想になったね…
ここに関しては気にならないのであればそのまま残しておくのもいいと思いますが、いっそのこと基部から切り落としてすっきりさせたり、ピンを3ミリ径のランナーを接着したりして変更することで、よりカスタム性を上げる…みたいな改造を施して強化するのもいいかもしれませんね。
3パーツ構成になっている本体ですが、こちらはサブグリップとはちがい接続規格は共通の銃系ジョイントが使用されているため、先端のバレルをレヴェルノヴァのコアライフルに使用したり、中間パーツをシエルノヴァライフルに装着して延長したり…など、それぞれのパーツにいろいろな使い道がありそうですよ!
あと後方にはCジョイントがあるみたい。グリップがないのもそうだけど、拡張性が実質Cジョイントしかないってのも結構珍しい気がするね。
あとはこれ、両側がジョイント受けになっているパーツだね!これは役割的にはJ1の13番パーツと同じ使い道と思いきや、下側が少し幅が狭くなっているのがポイントだよ。
本キットでは、この幅が狭い方を後方のCジョイントにセット。こうすることで接続方式を少し変換するのに加え、このパーツが加わることで二重関節的な感じでよりフレキシブルな可動域を付与することができます。
各部詳細:クローユニット
続いて見ていくのはクローパーツ。こちらはベースユニットにジョイントを介してツメを装着することで、それぞれのツメに先ほどのライフルのようにフレキシブルな可動域を持たせることができる…そんな構造となっています。
まずは上下のクローだね。これは途中で少し曲がってるかのような形状のツメを使って…
サイドには直線っぽい感じで伸びてる方のツメを装着するよ。
これを上下左右の4か所にセットすることで、大型クローユニットが完成します!
このユニットの接続方式は何と銃系ジョイント!今では銃系ジョイントを持つ近接武器といえば、ラビオットウェポンに付属するチェーンソーやガンブレードといったパーツがパッと思いつきますが、実はこんな前から存在はしていたのですね。
可動域はこんな感じ。流石に二重関節が使えるというだけあって意外と可動域は広いね!まぁその分ジョイントが細く小さいからグリグリ動かしているとパーツが壊れそうなのが怖いところだけど…
あー…ちょっと思い出してきたのですが、確かにこのクローユニットは塗装やカスタムなどでツメを取り外そうとするとジョイントが折れて使い物にならなくなる、という弱点もありましたね。Twitterなどでもちらほら報告が上がっていたような気がしますし、何なら僕が以前持っていた大型クローも折れて破棄しましたからね…
なるほど…それで最近うちの研究所ではこのクロー見かけなかったのかぁ…
その他:手首用ジョイント
最後に見ていくのはこちらのジョイント。いったい何に使うのかといえば…なんとこちら、手首ボールと銃系ジョイント受けを持っているという、今でもかなり珍しいタイプのジョイントとなっているのです!
なるほど…ってことは、キット内容的にこの大型クローとかに装着して使ってねってことか!よーし、それじゃ…
ギャラリー
さっそく使っていっちゃおう!
今回収録品のテストをするのはシスター2体。片方はほぼスピナティアですがシスターです。よろしくおねがいします(鋼の意思)。
そんなところでスキル使わんでいいから…それじゃいろいろカスタムパターンを見ていこう!
まずは大型クロー。アームパーツをどうにかして30MMのものに置き換えている場合くらいしか使えないかもですが、意外とシスター用の武装としてもいい感じになっている気がしますね。
これはクローだけじゃなくて装備する機体本体の関節強度にも左右されるけど、こんな感じで他の機体をつかんで持ち上げたりすることもできなくはないっぽいよ。戦闘中の情景描写とかに使えるかも?
ライフルだね。これも基本的には肘から下と置き換えて腕に直接装備する形で運用するアイテムになってるっぽい!
シスターに使用する場合はメカニカルユニットに付属する二の腕パーツか、今後登場するリリネル&ララネルに付属する二の腕パーツといったものを使う必要がありますが、もしお持ちであればこういうカスタムをするのもアリかもですね。
本来の使い方だとサブグリップを使って射撃や姿勢制御などの操作をするのでしょうけど…前述の通りこのグリップは非常に使いにくいので、僕としてはバックパックに装着して固定装備化して使うのがいいかなーと思いました。
そうそう、ライフルの方も銃系ジョイントを盛ってるってこともあって、これを手首ジョイントにセットすることでライフルを使えるようにするってのもアリだよね!
あるいはこのように…別のキットからパーツを持ってくることで腕固定式の近接武器みたいな感じにすることも可能!これに関しては新しいパーツが出れば出るほどカスタムプランが増えていく…ということでもありますので、ぜひいろいろ試してみてくださいね!
終わりに
以上、アームユニット・ライフル/大型クローユニットのご紹介でした!
今回のまとめ
なるほど…今回のキットは収録アイテムも少なめでボリューム不足感があったり、意外と拡張性があんまりなかったり壊れやすい部分があったり…と心配な点が多かったような気がするけど、工夫次第では大きく化けそうな部分も多く見られる面白いキットになってたね!
というように中々に癖が強い面が結構目立つためか、以前から30MMの売り場に行けば高確率で売れ残っているのを見た覚えがありますね。
そういえば…今でも激戦区になりがちなAmazonとかの通販でも、このキットだけは割と定価かそれ以下の価格で買えることが多かったっけ。(実際私もAmazonで注文したからねコレ)
そんな状況ですので、うまく有用なカスタムプランさえ発見できれば…あまり注目されていない分このキットは補充し放題となっているようなものですので、皆さんも研究用に1キット、ぜひ手に取ってみてくださいね!
正直クローの脆さ以外はカスタムで何とかできる所が多いから、私もいろいろ研究してみるよ!
それではみなさん、よいプラモライフを!
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