アルトに続く地球連合軍2番目の機体がロールアウト!マッシブなボディとショットガンで敵をバッタバッタとなぎ倒す!
ということで、今回は2020年4月25日に発売された地球連合軍2機目のEXM、【ラビオット】のレビューをやっていきます!
予約し損ねていたので手に入らなさそうだと半ばあきらめかけていたんですが、直前になって1セットだけでしたが予約に成功、奇跡的に手に入れることが出来ました!
…てことが約2年前にあったわけだけど…?
(2022年2月18日追記)
まさかまさかの…!今までずっとレアキット化していて入手できなかった「ラビオット(オレンジ)」の入手に成功しました!1月に再販があった分を奇跡的にAmazon直販で発見することができてよかった…ということで、オレンジ版のレビューを追加しています。(他のカラーはそれぞれ別ページに移動していますので良かったらご覧ください。)
30MMラビオット(オレンジ)
まず見ていくのはこちら、ラビオットオレンジです!
冒頭でも書いていたように、どういうわけかこの色のラビオットだけレアキットと化してしまっていたわけだけど、発売からなんと約2年ほど経った今になってやっと手に入れることができたってわけだね…
まぁ…2年というそこそこ長い時間がたったことで、撮影技術や制作技術、僕らの立ち絵を描く技術など様々な面でレベルアップできた…というのを、今回改めてラビオットの記事を追記していて実感できるんですよね…。ある意味振り返りの機会になっているので今手に入ったのもよかったのかもしれません。
説明書。物自体がどこかアップデートされたというわけではないので、オレンジ版の後に紹介するホワイトやダークグレーなど他のカラー版のものと構成自体は変わりません。
マーキングシールもそのまま付属。ポルタノヴァなどのものと比べると、大きさのバリエーションは1種類減ったものの、地球連合軍のエンブレムがそれぞれサイズと色違いで8枚付属しているのが意外と良いところ。
このシールでアルトやエスポジットなど連合機の情報量を増やしてみるのも面白そうだし、ポルタノヴァやスピナティオなど別勢力機に貼れば、それをそのまま鹵獲機として使えちゃうっていうのもポイント!いろいろな使い方をしてみよう!
全体像
全体像。
各部詳細
上半身。ラビオットはおそらく全EXM中最も幅が広いと思われるボディを持っていまして、これまたボリュームのある肩装甲&アームパーツによって非常にマッシブな見た目になっているのが特徴です。
胸部装甲やバックパックを装備する部分のサイドには3ミリ穴が用意されていて、カスタマイズ性もアルトから高められているのがわかるね。
下半身。膝装甲を覆うほど広範囲をガードできる太ももの装甲が特徴。この部分はその範囲の広さの他、先端にジョイント受けが設けられているため更なるカスタマイズもできるのが面白いポイント。
そういえば…今でこそ主流になってるけど、ラビオットは初めて本体側にもCジョイント関連を使える拡張性を組み込んだキットだったっけ…バックパックと言いこの膝装甲と言い、ちょっとクセがあるパーツだけど使い方次第では面白いカスタマイズができそう!(実際やっている人も多いね。)
可動域
続いて可動域を見ていきましょう。
頭部の可動域はこんな感じ。ボールジョイント接続による上下左右グリグリと自由に動かせるほか、おなじみの従来型フレームにより、前後にはさらに可動軸が設けられているのが特徴です。
この辺りはマクシオンフレームにも受け継がれてはいるけど、向こうがCジョイントで簡単に脱着できるのに対し、従来型フレームは内部に組み込むようになってるから、経年劣化などで交換が必要になった時はいちいちボディごと解体する必要があるっていうメンテナンス性の低さが気になる所かな?
アームの可動域。肩装甲の干渉によって肩の可動域が少し制限されていますが、これは肩装甲を上に跳ね上げることで少しだけ改善することができます。
肘に関しては90度と少し…というのが限界っぽいね。
腹部。ボディ内部にあるPCパーツにより、上半身を前方に傾ける動作や、腰と上半身をつなぐ部分にあるPCパーツを介することでボディをねじるような動作を取らせることが可能です。
サイドアーマー。こちらは従来型フレーム共通の可動域で、上に少しだけ跳ね上げることができるようになっています。
画像には映ってないけど表面に3ミリ穴が用意されてるから、アルトとポルタノヴァのオプションアーマーやアルト陸戦仕様、エグザビークルタンクなどに付属するクランクジョイントや各キットのランナーの3ミリ軸になっている部分を切り出して使うことで、武装をここにマウントさせたりすることができるんだ!
足付け根部分の前後左右可動。30MMのフレームは従来型もマクシオンのも含めこの部分の可動域はすさまじいのですが、今回は左右の可動のみサイドアーマーが干渉してしまうためすこーしだけ可動域が阻害されてしまっています。
とはいえ、画像にあるくらいは何の問題もなく動かせるからポージングには特に影響はなさそうだね。
膝及び足回りの可動。ラビオットの場合は太ももが大きいためか、残念ながら正座ができるレベルまでは膝を曲げることはできなくなっていますね…
ついでに言えば膝アーマーだとか太ももアーマーだとかが干渉しちゃうこともあるし、ラビオットに限っては基本的に立った状態で運用(ディスプレイするなど)するのがおススメだね。
付属品
付属品はこんな感じ。バックパックに加えラビオットの銃基部、ショットガン用バレル、何かのジョイントという組み合わせになっています。
ショットガンは基部とバレルを組み合わせるだけで出来上がる、お手軽に組める割にかなりカッコいい武器になってるよ!
何かのジョイント…これはズバリ、アルトライフル用のバレルを共通規格へ変換するためのパーツになります!
30MMでは、シリーズが始まった当初はアルトとポルタノヴァの2機しかEXMが居なかったわけだけど、実はこの2機って銃系武器の規格が違ったんだ!
おそらくどちらを正式に30MM共通の規格にするか、というのを試す期間だったんでしょうね。…ところが、このラビオットは地球連合軍の機体でありながら、銃の武器規格はポルタノヴァと同じバイロン系のものが採用されていましてね…
あ、それでそのあとの30MMとしての銃系武器の規格はバイロン仕様に固定されていったのか!…ということは?
そう、アルト系の銃は30MMの銃系武器のカスタムの流れから排除されたような形になってしまっていたのです。今回のジョイントはこれをバイロン仕様の共通規格に変換することで、アルト系の銃もカスタムに使えるようにできるのです!
これによりラビオットの銃基部に、本来規格が合わなかったはずのアルトライフルのバレルを装着できるようになりました!
おお、一気にヒロイックな形状になりましたね…
ちなみに銃基部の天面にはスコープ受けが用意されてるから、ここに刺さりそうなパーツを持ってたらぜひ使ってみてね!「
ポージング
最後にポージングを見ていきましょう。
膝を曲げる写真を撮る時についでにとらせていた格闘ポーズ(?)。イメージとしてはマスターガンダムの特徴的な動きを再現したくてやったものだったのですが、ラビオット本体の重さのバランス等を考えるとこんな感じに…w
あれのポーズが取れるプラモはなかなかないだろうなぁ…
販売サイトの作例風。こちらはAmazonなどのネット通販でラビオットが買える場所に置かれている紹介画像の一つを参考に組んだポージングでして、今回はボヤけてしまいましたが前方に向かってずいっとショットガンを構えているのがかっこいいんですよね…
オレンジ版はこれでおしまい
ということで、ラビオット(オレンジ)のレビューは終わりになります。
この後ホワイト版のレビュー及びネイビーの動画版レビューへのリンクがありますので、よかったらそちらもどうぞ!
30MMラビオット ホワイト版
続いてはホワイト版です。
このホワイト版のレビュー記事は2年前…つまりラビオットが新発売のキットだったころのものになるよ!こっちの方も何かの参考になるかもしれないからほぼそのままの形で残しておくね!
パッケージなど
まずはパッケージなど。
色味などはアルト(ホワイト)と同じような感じですが、左上のシンボルマーク付近の白と青が逆転しているなど、細かい違いはあるようです。
説明書。書いてあることは30MMシリーズの説明や機体のカラーコーディネートと、これまでのものと特に違いはないようです。
とはいえ、ラビオットの解説が書かれている所がありますので、公式戦などに投稿する場合は、設定面などで参考にするのもいいかもしれませんね。
説明書の中身はこんな感じ。表面はカラー印刷、裏面は白黒印刷と、ガンプラなどと同じスタイルとなっています。
付属品
今回もマーキングシールが付属します。基本的にはアルトのものと同じようですが、数字シールに加えエンブレムが追加されていますね。
そして付属する武装がこちら。バックパックとショットガンの2点です。残念ながら今回はロイロイは付属していない模様。その代わりとしてか、今後オプションパーツ枠でロイロイが発売されるようです。
バックパックは、写真では見えづらいですが、従来のものと比較すると、後方ではなく両サイドに3mm穴を備え、上部、下部の2か所にCジョイントが追加されています。
ショットガンにはアルトライフルの変換パーツが付属。接続の規格が違うため使いどころがいまいち無かったアルトのライフルパーツを、ポルタノヴァや陸戦アルトのバズーカなどにあるような長方形ジョイントに変換できるので、武器のカスタマイズの幅がより広くなりそうですね!
頭部
まずは頭部ですが、基礎部分を見ると、バイザーなどアルトの系列なのかなと思わせる外見ですが、角ばっていたアルトの頭部とは違い、丸みを帯びてどこか可愛らしい雰囲気すら醸し出すようになっています。
角度を変えて。アルトの特徴を引き継ぎながらも、全体的にはポルタノヴァっぽくも見えてくる不思議な感じ…
そんなかわいらしい頭部も、フェイスマスクを装着したらあら不思議。一気にグスタフ・カール並みのゴツさを持つカッコいい頭部へと変貌しました。こうしてみると、重装備の機体に載せる頭としても最適なものなのではないかと思われます。
胴部分
続いて胴部分。比較的幅が広かったポルタノヴァのものを大きく超えるほどの横幅の広さ。これまたゴツめの機体を作る時の素材に良さそうですね。
腕パーツ。肩アーマーも腕も、やはりゴツめのデザインでカッコいいですね。
下半身部分
お次は下半身。まずは腰部分から。少しゴツさが上がっているだけではなく、前部分にも3mm穴が追加され、モールドも多くなっています。墨入れするだけでもいい感じ仕上げられそうです。
裏面にはアルトと同様に3mm穴があります。前面に3mm穴が追加されたこともありますし、さらにカスタマイズの幅が広がっています。
サイドアーマーにも3mm穴が追加されています。
サイドアーマーの3mm穴というと、これまでは局地戦機のもの(宇宙仕様ポルタ)やオプションパーツセットに収録されているパーツを使うか、サイドアーマー自体を外すしかありませんでしたが、これを使えばそのままの仕様で武器を取り付けるなどのカスタマイズができますね。
足パーツ。こちらも大きく形が変更されていまして、膝アーマーはかなり小さいパーツになり、代わりとしてかその上のパーツが大きめになっています。また、この部分と足の甲にあるアーマーにCジョイントが追加され、カスタマイズの幅が広がっています。サブアームを取り付けてガンダムヴァーチェのような感じにするのも良さそうですね。
30MM ラビオット(ホワイト)
全体像
そうして組みあがったラビオットがこちら。上半身はかなりゴツめの体格ですが、下半身はこうしてみると比較的細めとなっていますね。
後ろ姿。前面もそうですが、アーマーやバックパックを取り付ける部分のさらに外側にも3mm穴が追加されていて、さらにパーツを追加できるようになっていますね。
肩アーマーサイドにも3mm穴が。これは今までのアーマーと同じ部分になります。
胸部アップ。装甲を装着した後でも3mm穴があるので、さらに装甲を追加したり、別のパーツを装着するなどといった使い方が出来そうです。
武器を持たせてみる。
ショットガンには上部、後方にも長方形ジョイントがあるので、ストックのようなパーツが今後出たときや、アルトライフルやオプションのライフルに付属するスコープ取り付けることでさらにカスタマイズを行うことも出来そうですね
ラビオット(ネイビー)
ネイビー版に関しては、現在は動画版だけですがご用意させていただきました!
良かったら見ていってくださいね!
今回のまとめ
以上、30MMラビオット(オレンジ/ホワイト)のレビューでした。
アルトとポルタノヴァの2種類しかいなかった30MMに新たに加わったラビオット。カスタマイズの幅を大きく広げることになった素晴らしい機体ですね!新型コロナウイルスの影響のみならず、品薄・生産量減・転売等で入手困難な状況が続きますが、どこかで見かける機会があったら是非手に取ってみてくださいね。
現在では、今回見たオレンジ・ホワイト・ネイビーの他、ダークグレーとグリーンのバリエーションがあるよ!最近だとラビオットの中では最新キットにあたるグリーンと、2月に再販が行われたばっかりのダークグレーの2つが手に入りやすくなってるはず。ぜひ探してみてね!
それではまたお会いしましょう!
皆さんよいプラモライフを!