今回は、30MMよりスピナティア(フェンサー仕様)を見ていきますよ!
よりスリムに、より可憐に。
というわけで、待望のマクシオン軍の2機種目に当たるスピナティアがリリースされました!
スピナティアは30MMシリーズ初となる「女性型」の機体になってるって話だったね。
そうですね。体系はよりスマートでスピナティオよりもさらに人体に近くなっています。説明書を見る限りでは、「女性型」として作ったわけではなく、機動性を重視した機体構成にした結果、スピナティアが完成したとのことでした。
可愛らしい見た目になったのは副産物のようなものだってことなのか…
説明書ではさらに「攻撃力よりも機動性を重視」と書いてあったので、ノーマルのままだと攻撃性能はあまり高くないとみることができるでしょう。しかしそこにフェンサー装備が入るとまた違ったものになるのかもしれません。
それではそんなスピナティオと、今回の特殊兵装ことフェンサー装備を見ていきましょう!
パッケージ・付属品
パッケージ。月をバックに襲来するスピナティアが描かれています。その横にはフェンサー仕様、そしてノーマル状態の立ち絵が大きくプリントされていますね。
フェンサー仕様とノーマル状態は同じポーズかつすぐ隣に配置されてることもあって、違いがとても分かりやすくなってるね。
説明書。基本構成はスピナティオのものと同じで、メインとなる組み立て方のほか、機体解説や兵装の解説(ここではフェンサー装備についての内容となります)、簡単なカスタマイズプランなどを見ることができますね。
特に今回はスピナティアという新たな機体の説明書になってるから、スピナティアの設計思想やマクシオン軍の情報など、30MMの新しい情報を入手できるはず!キットをゲットできた人はぜひ読んでみてね!
カラーリング&ランナー紹介
本キット付属のスピナティアのカラーリングは、
メインカラー:ブラック
サブカラー:ホワイト
バイザー:クリアレッド
フレームカラー:ホワイト
フェンサー装備:ダークパープル?
となっています。
Aランナー。サブカラーとなるホワイト部分をA1、バイザー部分になるクリアレッドのランナーがA2となっています。
本体側のホワイト部分はこれ一枚に収められているから、わかりやすくていいね!
Bランナー。基本的なパーツ構成はどちらも一緒なのですが、左の画像になりますB1ランナーには、頭部、胸部のパーツも一緒に収められています。
Cランナー。こちらはスピナティオに付属する改良型フレームと全く同じ形状のパーツとなっています。なので、余りがある方はスピナティオのフレームを代わりに使うことも可能ですし、逆に本キットの白いフレームをスピナティオに使い、より白い部分を増やしたスピナティオを作るなどといったことも可能になりますね。
右側の一部はスピナティオのものと同じように切り離すことができるよ。この場合、左のランナーがC1、右がC2になるわけだね。
なぜか2枚のランナーが1枚に結合されているわけですが、もとが分かれていたおかげかランナータグも2枚付属します。
これは接着剤をお持ちの方であれば、機体のカスタムに使うことができる材料として使えるのでお得ですね!
Dランナー。フェンサー装備が収録されているランナーとなります。
こちらもBランナーと似たような構成で、D1となる左のランナーにはフェイスマスクや胸部装甲、背甲、リアアーマーが収められています。D2はこれらを取り除き、肩装甲やレイピアなど、同じパーツがもう一個必要な部位を補完するものとなっています。
30MM スピナティア(ノーマル/ブラック)
全体像
全体像。マクシオン機ということもあってか、ぱっと見た感じでは機体構造はスピナティオと同じものになっているようです。
ただ、細かいところの形状はスピナティオと比べると丸みを帯びているかのような感じになっていて、スピナティオよりも柔らかい雰囲気を出しているね。
各部詳細・可動域
続いて各部位の詳細を見ていきましょう。
頭部パーツ(比較用に30MMで最も小さいシエルノヴァの頭、同じマクシオン機のスピナティオのものを置いています)。
画像でもわかるように、スピナティアの頭部のサイズは30MM史上最大となっています。逆に最も小さいシエルノヴァのものとは「本当に同じシリーズなのか?」と疑問に思うくらいサイズが違いますし、同じマクシオン機のスピナティオと比べても、スピナティアのものの方が2まわりほど大きくなっています。
ただ、でっかくなったからと言ってカッコ悪くなったのかといえばそんなことは全くないよ!
むしろこれから紹介していくボディと合わせたときのバランスは絶妙で、見た感じスピナティオよりも人体に近い機体になってるな、という感じになってるよ。
胸部パーツ&腹部パーツ。胸部パーツは肩軸受けが一体化、首ジョイントのcジョイント化などはスピナティオと共通していますが、スピナティオよりもスリムで小型のものになっていることに加え、背中のバックパック用共通ジョイントが廃止されている、という明確な違いもあります。
あれっ?それじゃアルトやポルタノヴァなどの既存のバックパックはスピナティアには使えないってことなの!?
残念ながらそういうことになりますね。
もしかしたらオプションパーツなどで対応できるようになるかもしれませんが、スピナティアではこれまでとは違ったカスタムを考案してみるのも面白いかもしれませんね。
腕はこんな感じ。形状こそ微妙に違いますが、ほぼスピナティオと同じような形・長さをしています。
ネコミミ風の形状があるので、それと合わせて猫っぽいポーズ。腕の裏にある3ミリ穴も健在です。
また、可動域に関しては、猫ポーズにもあるように肘は90度以上とかなり曲がりますし…
肩も装甲がなければの話ですがめちゃくちゃ上まで跳ね上げることが可能です。
腰回り。基本的な構造はスピナティオと同じなのですが、スピナティアには最初からフロントアーマーが付属しています。
足パーツ。スピナティオよりもスリムになった太ももが特徴です。これにより、膝フレームとふくらはぎを合わせても直線的な見た目となり、より一体感も増しているように見えますね。
スリッパはこんな感じ。スピナティオのものよりも靴っぽい感じが増しているね。
また、足裏にある3ミリ穴も引き続き実装されているので、カスタマイズのベースとしても優秀ですね。
スピナティア(フェンサー仕様)
ここからは、今回の特殊兵装を装備した形態「フェンサー仕様」を見ていきましょう。
全体像
全体像。フェンサー装備は上半身に強化パーツが集中していまして、スピナティオのように膝などを強化するパーツはない模様(そもそも膝にハードポイントがなかったりする)。
この装備の特徴ともいえるレイピア2本は肩のサイドにある3ミリ穴にマウントしています。
後ろから。背甲から伸びる2本のウイングスタビライザーが特徴ですね。
これは姿勢制御用として装備されてるらしいけど、なんだかマントっぽい感じにも見えるし、昔レイピアを使って決闘していたらしい外国の貴族っぽい感じとしても見れていい感じ!
各部詳細
フェイスマスク。頭部前面のほとんどを覆い隠すようになっているのが特徴で、これを装着すると素体に合った特徴がほぼすべて隠れるのもポイントです。
上部にはガンダムのようなVアンテナが装備されてるのもポイントだね。通信能力を強化する役割もあるのかな?
上半身。
少しわかりにくいですが、両肩・胸部装甲・背甲とでディテールがつながるようにデザインされているようで、装備させると一体感が生まれるように思えます。
ここに関しては感覚的なものなので、言葉で何と表していいかがわかりませんが、僕個人としてはものすごく好きな部分となっています。
下半身。
…といっても、ここで追加されるのはこちらのリアアーマーのみです。
ウイングスタビライザー。ジョイントによってある程度動かせるのが特徴です。
ジョイント先端部は3ミリ軸になってるから、機体各所にある3ミリ穴を通していろいろな場所に装着できるようになってるね。
腕部装甲。肘部分にある3ミリ穴に差し込んで装着する装甲です。全体的に丸みを帯びた形状になっているのが特徴で、どこかローブなどの袖部分とも見える意匠になっていますね。(画像はリアアーマーのものと共通です)
レイピア。1キットに2本、同じ形状のものが入っています。
表裏は特にありませんが、柄の部分には片側だけ3ミリ軸があり、3ミリ穴を持つパーツに差し込んでマウントすることができるようになっています。
ここで、レイピアに関して一つ注意点があります。(正確にはレイピアではなく腕部装甲ですが…)
レイピアと腕部装甲を同時に装備している場合、レイビアの柄と装甲が干渉してしっかり差し込めなくなっている、という点にご注意です!
カスタマイズ・ポージング
最後に少しだけ組み換えとポージングをやっていきましょう。
まずは猫っぽいポージングの全体版。シエルノヴァのクローを装備させたり、しっぽのようなパーツがあれば一緒に装備させてみたいなぁと思ったり。
頭にネコミミ風のディテールがあるから、どうしてもネコっぽい感じのカスタムをしたくなってくるね…
ウイングスタビライザーを本当に翼のようにしてみた姿。
これはこれでアリかなーと思うのと同時に、エアファイターの翼を装備させてみたり、説明書のカスタマイズプランにもなっているように、アルト空中戦仕様のウイングを装備させてみる、というのも面白いかも?
3つ目はスタビライザーを肩サイドに移動し、そこにレイピアをマウントさせてみた姿です。
何となくダブルオーガンダム的な感じのシルエットになってカッコいいなぁと思い、組み換えでのカスタマイズプランとして挙げてみることにしました。
ちなみにフェイスマスクはデザインがあまり好きではなかったため、今回は外した状態で撮影しています。
スピナティアの場合はノーマルのままの方がすっきりしてかわいいんだよなぁ…
※フェイスマスクに関しては、とある改造を思いついたので、そちらで色々といじってみようと思います。こうご期待!
おわりに
以上、スピナティア(ノーマル/フェンサー仕様)のレビューでした!
今回も素体+アーマー&武装のセットで、少ないパーツ点数ながらボリュームたっぷりで面白かった!
素体はネコっぽいデザインが各所に取り入れられててすっごい可愛いし、フェンサー装備はカッコいいアーマーにレイピアと、他の機体に使いまわしても十分通用しそうなものばかりだったね。
スピナティア自体はまだ出たばかりなので、カスタマイズはまだまだ研究が要りそうです。ただ、ある程度はスピナティオと共通化できそうな上、同時発売されたオプションパーツセット5や今後出るスピナティア(アサシン仕様)やカスタマイズウェポンズの魔法武装など、よりスピナティアのカスタムに向いていて、その拡張性を高めるパーツが多数用意されていますので、カスタムプランには事欠くことはないでしょう。
おぉ、良いね!オプションパーツセット5はもうすぐ届くし、予約してた魔法武装あたりが届くのが待ち遠しいね!
…と盛り上がっていたところなのですが、実はスピナティア(アサシン仕様)の予約戦争に敗北した(予約できなかった)ため、本ブログ及びYOUTUBEでのレビューができるかどうかは未定となっています…
…え、まじ?
スピナティアの方は再販も早めに行われるとみてよさそうなのでいいのですが、以前入手し損ねたカスタマイズウェポンズの戦国兵装はいまだに入手できていないため、心配なところでもあります…
うーん、まぁ今からあれこれ考えても仕方ないし、今はスピナティアをどんなふうにカスタマイズできるか考えとこ?
そうですね…
というわけで、今回はこの辺で。
皆さんよいプラモライフを!