記念すべき初のエグザビークルは空を制する大翼!キットそのままで戦闘機とするもよし、カスタムパーツとしてEXMを飛ばすもよしと様々アン使いかたができる便利アイテムが登場だ!
今回は30MMで初めて登場した戦闘機型エグザビークルであるエアファイターについて見ていきましょう!
そもそもエグザビークルって?
エグザビークルは、30MM世界においてEXM以外で戦闘に使われる機動兵器群を差す名称で、基本的にはEXM開発で得られた技術を使い、各勢力が元々持っていた旧世代の兵器をアップデートしたもの、という設定らしいです(エアファイターの説明書より)。もっとも、この定義はマクシオン軍が持つエグザビークルにはいまいち当てはまらないような気もするので、これをエグザビークルを説明するものとして使うことができるかは不明です。
このほかにも、小型量産機のようにどこの勢力が使っていてもおかしくないようにデザインされているモノもあるみたいだね。
それでは前置きはこの辺りにして…さっそく見ていきましょう!
動画版
ちょっと形式が古いですが動画版も用意していますので、よかったらこちらもご覧ください!
パッケージ・付属品
まずはパッケージ。
エグザビークルの画像が大きく掲載され、周りには本キットのパーツを纏ったラビオットが一緒に戦っていますね。ちなみに箱のサイズは、エグザマクスのものとも、オプションパーツのものとも違う、特殊なサイズになっていました。
説明書。少し小さめですが、アルトなどエグザマクスのもの内容は似たような感じになっています。
今回のカスタムプランはこんな感じ。オプションパーツセットで武装を盛り、飛びながら敵拠点に攻撃を行う「拠点爆撃仕様」の組み方が記載されていますね。
ちょっと見えにくいですが、ホイルシールも付属します。おもに追加頭部パーツのセンサー部を補うものになっています。
ランナー紹介
続いてはランナーについてみていこう!
SM-A1ランナーね。このランナーには所狭しとジョイントやウイング、機首っぽいパーツが詰め込まれているわね。
SM-A2ランナーね。A1との違いは、左側にあった機首やヘッドパーツみたいなものといった、エアファイター1キットにつき1個しか入っていないパーツが収録されている部分がなくなっているというところね。
UT-Cランナーね。ここからはアルト空中戦仕様に付属していたランナーの流用品になっているわね。
そしてUT-Dランナー。これもアルト空中戦仕様からの流用品で、Cと組み合わせて作れるものは空中戦仕様ユニットとおなじ形のもの(色違い)になっているわね。
それでは…ここからは完成品を見ていきましょう!
30MM エグザビークル・エアファイター
全体像
続いて全体像。思いのほかサイズは大きくて、サイズ感を大きく見せている要因ともいえる大きな翼は、左右で意外と思いもあるため倒れやすくもあるのですが、2枚とも装着しておくことでバランスが取れていますね。(どちらか片翼でも外すとすぐバランス崩して倒れます)
後ろから。アルト空中戦仕様では使われていなかった後部の3ミリ穴を介しバックユニットが増設されているのが、空中戦仕様ユニットとの大きな違いでしょうか。
とはいっても、このバックユニットに使われているパーツの一部は空中戦仕様ユニットのものと同じ。案外機体がもつ機能としてはそこまで変わっていないのかも…?
事前の情報などですでにご存じの方も多いかと思いますが(ここまでにも話題に出してきてました)、このエグザビークルは基本的にアルト空中戦仕様のフライトユニットが流用されています。
できるだけアルトのフライトユニットに近づけようとすると画像のようになります。翼部分が大きく変わっていますが、ほぼそのまま再現することができるようになっています。
機種部分
機首部分。バックパックを受けることができる2個の3ミリ穴を持つジョイントを介し、そのままだとただの大型バックパックでしかないエアファイターに機首部分を装着、一機の立派な戦闘機として仕立てることができます。ランディングギアとして使われている部分(一番手前のパーツ)は、ハンドパーツに差すことで武器用のグリップとして使うことも出来るようです(後ほど紹介します)。
何気にこのバックパック規格のジョイントが貴重&便利なんだよねぇ…これがあるとオリジナル構造を使った機体を作る時でも、比較的簡単に規格品のバックパックが使えるようになるからね。
コックピットカバーは別パーツ化されているので、ホイルシールを貼るのはもちろん、塗装をする時にもやりやすくなっていますね。
大型ウイング
大型のウイング。パーツ数が非常に多いのが特徴で、サイズもかなりの大きさとなっています。
ランナー紹介でもチラッと見えた、大量に付属していたジョイントのうちのほとんどはこの大型ウイング部分に集約されていまして、分解するとほかキットのカスタムに使えるジョイントとしても使えそうなものがでるわでるわ…ある意味エグザビークルという機体としてではなく、最初から新たなオプションパーツセットとしてみるのも良いのかもしれませんね。
バックユニット
バックユニットです。コンパクトにまとめられたブースターユニットが特徴ですが、ランディングギアとして装着されているローラーレッグがEXMの足と同じ規格なこともあり、靴を履いているロイロイのようにも見えてきますね…(この記事を書いてから2年くらい経とうとしていますが、この間に目が肥えたのかも?)
パーツ構成はこんな感じ。横にピンが伸びているブースターの株に、特殊なジョイントを介してローラーレッグを装着。このボールはPCパーツとおなじ大きさなので、エスポジットやシエルノヴァなど従来型フレームを使っている機体であれば無改造で装備可能です。マクシオン機はそのままでは装備できません。
ちなみにローラーレッグの後方に着ける車輪だけど、実はこれ実際に回せるようになってるんだよ!なんだかんだで回せる車輪は発売当初すごく珍しかったから、ついにこんなパーツまで出たのか!ってマスタービックリしてたっけ…
本体との接続。バックユニット正面から見て上にある3ミリピンを、バックパック基部の裏側にある3mm穴(1つだけの方)に接続します。空戦アルトの時は、これどう使う穴なのかな?と疑問に思っていましたが、こういう使い方をするものだったようですね。既にこういう形でのバリエーション展開のことも考えていたということなのか…
この部位は3パーツ構成となっていて、後ろのタイヤは可動するので、くるくる回して遊ぶことも出来ます(’ω’)
ボーナスパーツ:交換用ヘッドパーツ
追加頭部ユニット。アタックサブマリンのように本体に装着するわけでもないのに付属している、ある意味ボーナスパーツ的な立ち位置かと思われるパーツです。そんな微妙な立ち位置なのが不思議なくらい、かなりのイケメンフェイスなのが特徴。
ヘルメット部分とフェイス部分でパーツが分かれていて、バイザーへの塗装がかなりやりやすくなっています。
後ろには3mm穴があり、基本的には機種部分を差すことで完成となります。
個人的には、機種じゃなくて別のものを差して、アルトのものに近いコンパクトかつイケメンフェイスの頭にしてみたいなと思っています。ここも様々な改造に使えそうなポイントになります。
使用例
続いて使用例を見ていきましょう。
ライディングギアのパーツ。
先ほどもちらっと触れましたが、外して手に持たせることができます。
3mm軸1つと3mm穴2つがあるので、武器のベースとして使うのがいいのかも?
持ち手パーツはもう1種類付属。
こちらは翼の下に接続し、エグザマクスがエグザビークルにつかまって飛ぶ、などといった使い方をするためにあるようです。が、これも武器に使いまわすことができそうです。
物がなかったので空戦アルトの翼で代用していますが、これシールド基部として使うのに向いてるんじゃないかなと僕は考えています。一部のガンプラにあるような、がっちりと保持するタイプのものを作れそうです。
試作機みたいなもの(2020年頃の作品です)。背中に翼をはやすのはもちろん、今回は余ってしまった機種を頭部に回し、くちばしのような感じにしてみました。(鳥っぽくしてみたかった)
翼部分は、空戦アルトのものと比較すると可動箇所が増えたことによって、柔軟に動かせるようになっています。そのため、機械というよりもウイングガンダムゼロのもののような生物的な翼を表現するのにも使えそうですね。
まとめ
以上、エグザビークル(エアファイターver)のレビューでした。
ついに支援機枠(だと勝手に思っている)のエグザビークルが発売されましたが、そのままエグザマクスと一緒に飾るのもいいし、エグザマクスに装着して強化パーツにもなる、バラバラに分解し細かいところに組み込んでディテールアップなど、予想以上に使い道は多そうな気がします。バラバラにして組み込むのはまたやっていないので、もう1セット買ってきたものでいろいろと実験してみようと思います。
現時点では、最初にこの記事を書いた2020年時点から既に約2年が経ったこともあって、EXM、エグザビークル、オプションパーツともに本当に多くのキットが追加されてるよ!これによって新しく出たパーツと組み合わせることで、また新たなカスタムプランが生まれる可能性も出てきているわけだよね!
ですね。また時期を見てカスタムの可能性をもう一度探り直す記事&動画も作ってみましょうかね…
ちなみにエグザビークルは本記事でレビューしたホワイト(メインホワイト、サブパープル)のほか、グレー(メイン灰色、サブ白色)もありますので、よかったら探してみてくださいね!
それでは今回はこの辺で。またお会いしましょう!