アニメ1期終盤で行方不明となった主役機ケンブが、装いも新たに大復活!新武器の大剣で強敵をバタバタと打ち破る!
というわけで、今回は境界戦機のアニメ2期(14話~)の開始と同時に発売された2期初のキット、「HG1/72メイレスケンブ斬」を見ていきますよ!
おお?!アニメと同時にいきなりキット化来たのか!事前情報で見たときもびっくりしたけど、アニメで行方不明になってたケンブにもきちんと強化が来ているとは…
敵のブレイディフォックスも登場したとはいえ、ケンブは一応主役機の強化機ですからね。それでは早速見ていきましょう!
(ブレイディフォックスの発売も楽しみ…)
パッケージ・付属品
パッケージ。アニメ14話の最後にチラッと登場したときの情景でしょうか?森と爆発をバックに大剣を構えている姿が描かれていますね。
説明書。一応ネタバレ防止のためなのか、パイロットに関する情報は何も書かれてないね…
このキットのランナーに関しては、フレームやボディ周りのパーツに無印(強化前のケンブ)のパーツが流用されているため、ほとんどのランナーがケンブと同じものとなっているようです。
それが影響してるのか、ランナー番号もA、E、Fなどが無いバラバラな感じになってるみたいだね。
そして今回新たに追加されたケンブ斬用の新規パーツがコチラ。ヘッドやレッグなどかなり目立つところを構成するパーツほぼすべてや、無印よりも割合が増えたイエロー、レッド成型のパーツが新規造形になっているため、無印とは似てはいるけどよく見ると細部も別物という感じになります。
無印を隣に並べて比べると変化がわかってよさそうだよね…私も無印ケンブのプラモ買ってこようかなぁ
色分けが足りないところの為にホイルシールも用意されています。
1/72 メイレスケンブ斬
ケンブ斬の全体像。こうして引いて見た感じではケンブとそこまで変わらないように見えますが、部位単位で見ようとすると、大きく形状や配色が変わった肩や足が目に入り、「強化されたんだなぁ」というのが分かるようになっていますね。
各部詳細:上半身
ヘッドパーツ。基本形状はケンブほぼそのままなので、無印が持っていた雰囲気をそのまま受け継いでいますね。
ただ、額や後頭部に伸びてる黄色い角?アンテナ?がさらに尖ったり長くなったりして、より攻撃的な感じになってるのが変更点かな?
可動域。内部フレームはケンブを始めとした兄弟機のと同じものがそのまま使われているため、ぐりぐりとよく動かすことができますね。
ただ、後頭部に伸びた黄色いパーツが干渉するから、後方への可動はちょっと制限されそう。ポージングにはそこまで影響はなさそうだから…まぁいいかな?
ボディパーツ。ここは多少の形状の違いはあるとはいえ、無印を含めた兄弟機3機とほとんど同じ構造となっています。
無印の時からそうだったけど、ケンブはベースカラーが同じビャクチと似てるなーっていう印象が強いね。
ちなみにバックパックも共通のものがそのまま採用されていますので、ケンブやビャクチのライフル、ジョウガンの拳銃など3ミリジョイントに対応している武装であれば問題なく装備させることができますよ。
アームパーツ。機体構造からなる可動域の良さは相変わらず。腕にあるマシンガンのストックをセットできるスペースなど、以前ビャクチを組んだ時によく考えられてるなぁと感じた構造もばっちり搭載されています。
となると…別キットから武器を持ってきてもそのまま使えちゃうってわけか!これは嬉しいね!
アームのサイドはこんな感じ。やろうと思えば近接格闘用クローとしても使えそうな二本の黄色いツメ、先端の黒いカバーと以外にもカラフルなのが面白いですね。
そしてここにはビャクチ~レイキまでの兄弟機5機に形を変えて搭載されている3ミリ穴もちゃんとあるよ!使わないときはカバーで隠せるから、見た目も気にせずディスプレイすることができるね。
そして肩装甲!無印ではホワイト1色だったのが、ホワイトとレッドの2色が使われるようになったのがポイントだね!
新規造形で形状が変わったのはもちろん、この色の配置も相まってすごいかっこいいんですよねコレ…
各部詳細:下半身
続いて下半身の構造を見ていきましょう。
腰まわり。こちらもフレームが無印のものと共通なので、一部装甲の形状や色が違うだけで見た目の変化点はそこまでないように感じました。
リアアーマー。Cジョイント接続によって上に跳ね上げられる、というのもフレームそのままの構造だね。(ちなみに赤いパーツにある窪みは黄色いホイルシールを貼って色分けすることになるよ。)
レッグパーツ。形状は無印と似たような感じですが、レッドやイエロー部分が増えたり一部装甲がぶ厚くなりマッシブな感じにも見えるなど、無印よりもいろいろな点で豪華になったような気がします。
特に目立つのがココ、足の付け根付近にあるレッド装甲と膝のイエロー部分だね。こういうところもシールじゃなくてしっかりパーツで色分けされてるの凄いよね…
そしてレッグの可動域もまた優秀でして…、基本的に干渉する部分が無いため、膝を曲げればほとんど折りたたんだと言えるレベルで曲げることができますし、逆に伸ばせば逆関節も機体ではなく直立した機体のように見せることもできそう…というほどしっかり伸ばせるようになっています。
おお…スリッパの方の可動域も合わせてめっちゃ良い感じじゃん!膝立ちとかの難しめなポージングも難なくこなせそうだね!
武装:超熱振式戦闘長刀
ケンブ斬のメイン武装です。無印ケンブが使っていたものよりも大型だということですが、実際その長さはケンブ本体と同じくらいというかなりの大きさとなっているようです。
見た目は刃を付けた大きな金属の板にグリップを付けた…って感じだね。パッケージやアニメを見た感じでは刀身が青白く光っているような描写があったけど、あれはプラモでは再現されていないみたいだね。
刀身の発光に関しては、おそらく熱を持たせて溶断能力を高める…ガンダムにもあるヒートソードともいえる機能によるものなのではないかと思います(武器名から予想した機能)。プラモとしては…説明書の作例ではしっかり再現されているので、塗装で何とかしてね、ということみたいですね。
あ、シール付属してないのねココ…
ちなみにグリップにはバックパックの武装ラックへ接続しやすいようにするため(?)のスリットが用意されているため、ここを介してマシンガンなどを装着するタイプのラックへマウントし、使っていないときも持ち運べるようにすることができます。
お、きちんと持ち運べるようになってるの良いね!
武装:40mm腕部機関砲
こちらは文字通り腕に装着するタイプの武装です。どこにあるのかは不明ですがマガジンには40mm径の弾を20発装填できるようで、敵機の防御力にもよりますがそれなりに威力を出せそうな気がしますね。
腕に装着するとこんな感じに!この武器は火力を出すため…というよりは、牽制用や敵の姿勢を崩して大剣で攻撃する、というように、攻撃や戦術面でのサポートに使う、というのが向いてそうな感じでもあるよね。
余剰パーツ
余剰パーツです。ランナー紹介の際に無印ケンブからの流用パーツが多いと記載しましたが、その都合上使われないパーツもたくさん含まれていまして…
今回はこれだけの量のあまりが出るってわけだね。
その中でも注目すべきなのがこの3点。無印ケンブから流用するべきか…と思っていたマシンガンが普通に付属しているという嬉しい誤算!
それに加え、無印ケンブの1期序盤の姿…未完成状態の肩パーツ!中のジョイントもちゃんと付属してるから完品で左右分組むことができるんだよ!
マシンガンは大剣をマウントしなかった方の空きラックに置いてフル装備状態的な感じにすることができますし、あえて肩を未完成状態のものに変えることで、メイレスケンブ斬の建造中、あるいはテスト稼働中の姿的な感じの見た目にすることができるのです!
おお、本来なら有り得ない形態だけど、余剰パーツでこういうカスタムができるってのもまた面白いポイントだよね。
ポージング
以下ポージングをいくつか掲載しています。
おわりに
以上、HG1/72 メイレスケンブ斬のレビューでした!
今回のまとめ
ふむ…全体的に見ると無印ケンブと似てはいるけど、思いのほか新規造形のパーツが多くて、ちゃんと無印から強化、進化したんだなぁってのが分かるようになってたね。
フレームなど一部はそのままのパーツが流用されていますが、ある意味メインでもある大剣や機体の印象を大きく左右するヘッドパーツ等は新規パーツで新造されていましたからね。(ヘッドパーツはデザイン自他は無印のものとほぼ同じですが、細部が変わっていました)
既にアニメでは敵を倒しまくって大活躍を見せているけど、ケンブ斬はまだ登場してから3話程度しかたってないんだよね。これからどんな活躍をするのか…楽しみだね!
なんだかんだで店頭にたくさん積まれていたケンブ斬ですが、組んでみると思いのほかカッコよかったので、皆さんもよかったら手に取ってみてくださいね。(おそらく昨今のガンプラや30MSのように売り切れて買えなくなる、ということはないはず…)
それでは皆さん、よいプラモライフを!