パーカーやエプロンが30MSカスタムに役に立つ…?!主人公の幼馴染ちゃんエリーがフィギュアライズスタンダードでプラモデルになりました!!!
というわけで、今回はシンデュアリティからフィギュアライズスタンダードでプラモ化されたキャラ、エリーのキットを見ていきましょう!
エリーはシンデュアリティというアニメ、ゲームなどマルチメディアでの展開を行っているロボ系コンテンツのうち、アニメの主人公であるカナタの幼馴染ちゃんなんだって!
本来ならキャラの設定などもしっかり掘り下げたうえで見ていくべきなんでしょうけど…実は僕らシンデュアリティのアニメまだ見たことないためそこら辺の解説がまだできないのですよね…
ということで今回は早速プラモの詳細をチェックしていきます!出始めていきましょう!!!!!!
シンデュアリティ エリー(ノーマル)
まずは全体像!こちらは特に追加パーツを装備していないノーマル状態です。胸部のインナーとホットパンツくらいと非常に涼しげな服装になっているほか、赤いベルトを腹部と右足に巻き、そこに何かの道具を下げて持ち歩いている…という感じの見た目になっているのがポイントですね。
おお…肌パーツが多いからちょっと目に毒に感じる人もいるかもだけど、これは30MSの素手素足ボディが手に入らなかった時の代用品としても使えそうだね!(肩などのボール接続軸は共通だったから使えるよ!)
ヘッドパーツ
ということで各部詳細の一つ目はこちらのヘッドパーツ。髪を結んで引っ張られている様子を造形で表現できているのがすごい細かいなーと感じるところで、前髪の生え際のギザギザやちょこんと残って前に出ている前髪がかわいらしいですね!
後頭部やサイドに伸びているツインテールあたりは30MSのツインテールヘアによく似た構造になっているので、そちらを触ったことがある人であればサクサク組んで行けそうですね。
ちなみにツインテールの接続は…本体側が3ミリ軸、ツインテ側がボールになっている付属のジョイントを使うみたい!
で、そんなエリーのキット…今回も30MSとの強い互換性がある…と思いきや、ヘッド周りは案外そうでもなかったようです。
というのも…例えばこの内部パーツ。こちらは前方にフェイス、後方にヘア接続用、サイドに前髪接続用のボールを備えるという30MSのパーツによく似た構造になっているのですが…
ああっと!高等部までは何とか使えてそうな感じか…でも前髪はセットすることこそできるけど、高等部とかみ合わないし顔がめちゃ隠れるしで実用性は全然ないね!
というのもこれ…構造こそ30MSと似ていますが、どうやらエリーのヘッドは30MSのものよりも二回りほど小さくなっているようで、通常のやり方では30MSとの互換性を発揮させることはできなさそうなのですよ。
フェイスパーツはこんな感じで3種類収録されている…んだけど、フィギュアライズスタンダード特有の1つだけタンポ印刷、残り2つはふぞくの水転写デカールで自分で作ってね、というセルフ方式になっているみたいだね。
タンポ印刷になっているのは正面を向いているこれといった特徴がない…いわゆる通常顔ですね。デカールを使うフェイスは口を大きく開けているもの、ぷくっと頬を膨らませているものとなっていますね。
デカールは右向きのつり目3種、ノーマルの目3種、閉じた目2種、怒ってそうな目3種、驚いていそうな目3種と結構多め!汗のデカールなど装飾になりそうなものもあって意外と豪華だね!
ボディパーツ
ボディはこんな感じ。さすがに水着ほどの肌面積はありませんが、それが逆に…と感じるケースもあるようですので、なかなかに刺激的な服装であることには間違いないのではないかなーと思いますね。
んー?なんかパーティングラインにしては不自然な位置に線が入ってるように見えるけど…これはいったい??
それはシールで色分けを行うためのガイドですね。というのも…実はパーツで色分けされているホワイト部分のほかに、インナーとして黄色いシャツを着ている…というのがエリーの本来の姿なのですよね。(まぁそのシャツがあっても結局背中側の肌部分は結構広いままなんですけど…)
なるほど!これくらいならいっそのこと塗装でカバーするのもいいかもしれないね!
アームパーツ
アームパーツです。30MSのドレスのように左右非対称…なんてことはなく、両腕ともに肌色一色の構成となっています。先ほどもあげた通り、接続方式は30MSや30MMと同じサイズのボールジョイントとなっているので、30MSと肩や腕を交換し合ってカスタムしたり、30MMで武装化する…なんてことも可能ですね!
可動域はこんな感じ。肘はそこそこ動く(代わりに動かした後の見た目はあまりよくなさそう…)半面、肩の方は思ったより上げられないみたいですね。
うーん…互換性があるから30MSボディのものの代用品としては使えそうだけど、見た目と可動域的にはちょっと本格的な活用は難しい気もするなぁ…
ちなみにハンドパーツは物持ち手、握り拳、平手の3種が付属しています。バリエーションは多くはないものの、この2つがあればできるポージングはかなり多くなるのでいいかもですね!
レッグパーツ
レッグパーツです。こちらもかなり肌面積が多いのがポイントで、そうでない部分も丈がめちゃくちゃ短いズボンであるホットパンツに白いブーツ、右足には小さい鞄をセットするための赤いベルト…と、むしろ肌色を強調する内容になっていますね…!
可動域はこんな感じ!まず腰回りだけど…左右にはあんまり動かない反面、前後にはばっちし動かせる!というちょっと変わった構造になってるのがポイントかな?
まぁこれに関しては…人間でも体がそんなに柔らかくなくて左右に足を開くのは苦手!という人もいますし、ある意味現実的だなーなんて思いながら組んでましたね…
膝の可動域はこんな感じ。結構いい感じのものを持っているので、腰回りと合わせれば結構ダイナミックなポージングもいけてしまうかもしれませんね。
シンデュアリティ エリー(パーカー)
…と、ここまで見てきたようにノーマルモードのエリーは結構薄着での立体化となってるんだけど…それは上着が別パーツ化されていて、一部を換装する形でそれを着込む…という構成になってるからなんだよね!
ということでまずはパッケージイラストにもあったパーカーです!こちらはボディだけでなくパーカー装着時仕様のアームパーツ、さらにパーカーとの干渉を避けるためのベルト関係のパーツなど、かなり豪華なモードチェンジとなっているようです!
装着手順
早速本体に上記のパーツを組み込んでいきましょう。まずは腹部のベルトですが、これは右サイドのボールのないタイプのものに変更していきます。
これはさっきマスターが言ってたようにパーカーとの干渉を避けるためってのもあるんだけど…実はノーマル状態って腹部と右足がカバンパーツでつなげられてたもんで、実質右足の可動域がめちゃくちゃ狭まっていたんだよね…
このパーカーモードで組むと可動域は多少ましにはなると思うので、正直こちらをデフォルトにしてもいいような気がしますね。
ではメインとなるパーカーを装着していきます。まずは干渉する…というか今回は使わなくなるアームを外し…
ジョイントで軽くつなげられているパーカーを左右にパかっと開いたら、それをそのままボディにかぶせるようにしてセット、再びそれを閉じると…
このようにあっという間に重ね着を表現することができました!!これは面白い仕組みですね…!!
さっき組み込み中に見えてた背中のボールジョイントはフードをセットする部分になってるよ!意外とおしゃれなパーカーだね!
…おっといけない、ベルト交換後はこちらの小型カバンの装着をお忘れなく!
ここまで行けば、あとはパーカー装着状態のアームをセットすれば装着は完了です!
装着完了!
パーカー装着状態の全体像はこんな感じ!快活な印象だったノーマルモードとは打って変わり、すこしダボっとしたデザインで緩さを感じるようになりました!パーカーの有無だけでがらりと印象が変わるのがすごいですね!!
モードチェンジに伴い丸ごと換装したアームパーツの可動域はこんな感じ!こちらはパーカーを着込んでいる、という見た目を表現するのに重きを置いているのか、正直あまりいいものだとは言えないかなー…って印象だね。
とはいえ肘のみそこそこいい感じに動いているので、全くダメだというわけではないのがポイント。角度調整などを入れればうまいこと活用する方法がある…かも?
ちなみにこのパーカー、完全に覆われてなくなってしまう背面の3ミリ穴の代わりに、フード下に3ミリ穴が用意されています。
ただ、見た感じパーツが干渉しまくるせいでカスタムなどには使えなさそうだねこれ…
ですね。一応同梱のジョイントパーツを使用することで3ミリ穴の位置を外側に大きくずらすことができます…が、正直パーツを盛るのには向かない位置に来てしまうので、実質スタンド用といった感じですね。
シンデュアリティ エリー(エプロン)
パーカーだけでも結構ボリュームがあっていいなぁ…なんて思っていたら、なんとびっくり、このキットはもう一つの服パーツであるエプロンまで収録されているのです!!
おおっこれがそのエプロンか!プラ製だからさすがにこのエリー専用の造形になってるけど、1キットで3つの姿に変更して楽しめるってのはかなり面白いじゃん!早速こっちも見ていこう!!
装着手順
気になる装着方法ですが、こちらはパーカーと違ってかなり簡単!まずはヘッドを外した状態で首周りのひもを首に引っ掛けるようにしてセットしたら…
干渉してしまう右足リングのボールを内側に動かし…
最後に背中側のパーツをセット。あとはヘッドなどを装着すればもうセット完了ですよ!
装着完了
ということでエプロンモードはこんな感じ!一応ちらっと白いシャツが見えはしますが…それ以外の部分やなぜか大きく開いた背中(一般的なエプロンってX字状にひもがきてそうな気がしますが…)など、前パーツのポケットなどがなければドレスといったほうがいいのでは…?というデザインになっているようです!
おおう…エプロンから出ている部分がほぼすべて肌色なのスゴイな…!シールで補う黄色インナーを差し引いてもそう見えちゃうんで、なんだか裸エプロン的に見えちゃう…かも?!
おわりに
というわけで、以上でフィギュアライズスタンダード(シンギュラリティ)よりエリーのレビューでした!
↑ミキシングの素材としても超優秀です!!
プラモ単体としては、思うところも結構ありはしたものの、クオリティそのものは非常にいい感じで、30MSだけでなく別側面から見た場合でもバンダイの美プラの技術力が急速にレベルアップしてるんだなぁと実感することができました!
一部該当しないものもあるけど、大半の部位が30MSと互換性があるもんでカスタムパーツとしての用途が結構ありそうなのもいいね!特に肌カラーが違い子であれば、3形態に換装できる便利なボディをそのまま使えちゃうんだからね!
カスタムしているシスターに合わせて塗装を入れてあげると、このパーカーは見た目に大きく影響する分めちゃくちゃ印象深いシルエットを作ることができるかも…!このキットは今後カスタム関係もしっかり見ていきたいですね!