渋カッコいいフォルムで任務遂行!マクシオンの尖兵が登場だ!
ついに登場したマクシオン軍の新型EXMは、スピナティオ3つ目のバリエーションであるアーミー仕様!戦国仕様・忍者仕様とヒロイックかつ量産機というよりはエース機風の見た目になっていた既存のバリエーションと比べると、現代の兵士かな?と言わんばかりの武骨で堅実、実用的、といった言葉が似合うシブいアーマーと武装をまとっているのが特徴です。
スピナティオ自体はどんな環境にも適応できそうだけど、運用する戦場をアーミー装備によって陸上に絞っているみたいだし、どこででも高い性能を出せると思われるスペックを一点特化させたことで、ただの量産機と思いきや、場合によっては戦国仕様や忍者仕様よりも強かったりするのかも…?!
ということで、今回はこのスピナティオ(アーミー仕様)をレビューしていきますよ!成型色と装備が変わるだけで大きく印象も変化する30MM機、実際のプラモはどんな感じになっているのでしょうか…!さっそく見ていきましょう!
パッケージ・付属品
パッケージ。アーミー装備により陸戦特化機として調整された今回のスピナティオですが、地球と思われるどこかの星の、自然豊かな環境で様々な武器を使いながら集団戦法で戦う様子が描かれてるよ!
こうしてみていると、仮面ライダーゼロワンの映画に登場していた量産型ライダーの「仮面ライダーアバドン」となんとなーく似た雰囲気を持っているようにも見えてきますね…(アーマーの色や黄色系のバイザー、集団戦法をとるのに適した装備等)
説明書。過去のマクシオン機の説明書と同じデザインということもあり、様々な情報が見やすくまとめられていますね。
今回の目玉はアーミー仕様の簡単な解説とカスタマイズプランとなっているよ。この辺りはいつも通りだね。
30MM スピナティオ(グリーン/ノーマル)
というわけでキットの内容に入っていきます!まずは成型色の確認もかねてノーマル素体のおさらいから始めましょう!
全体像。形状はこれまでのスピナティオと全く同じで、成型色のみ変更されていますね。
サブカラーとして使用されている成型色は今回初めて登場した色になっているね。
色としてはビリジアンに近い感じでしょうか?色の濃さなどを考えるとダークグリーンと呼びたくなるのですが、ダークグリーンという名称は既にオプションアーマーの方で使われているみたいなのですね(ご指摘ありがとうございました!)。
ノーマル:各部詳細・可動域
上半身。ここを見ると使用されている成型色全てを見ることができますね。
メインカラーはグリーン、サブカラーはダークグリーン、バイザーカラーは蛍光グリーンといった感じで、ダークグリーン以外はこれまでに発売されていたアルト~シエルノヴァまでのキットとほぼ同じ色の構成になっているよ。
オリーブドラブの塗料をがあれば、あえてダークグリーン部分をオリーブドラブで塗装し、過去のグリーンカラーの機体に寄せた色構成にしてみるのも面白そうですね。
下半身です。ポルタノヴァなどとは違い、フレームカラーがグレーになっている所がこれまでのグリーン機との違いなのでしょうか?
この辺りはスピナティオ系に使われているマクシオンフレームの成型色であるライトグレーがそのまま採用された形になっているね。フレームカラーのバリエーションが少なくなっちゃってるのはちょっと寂しいけど、カスタマイズのやり安さを考えれば成型色は統一されている方がいいような気はするね。
可動域。ノーマル状態だと凄まじい可動域でロボットプラモでありながらぐんにゃり動かせる…というのもそのまま。流石スピナティオですねぇ…
腹部パーツはボディと腰にPCパーツを装着して接続している都合上、画像二枚目のように体をひねるポージングができるようになっているよ。ガンダムのような振り返りながらライフルで攻撃する!みたいなポージングを取らせるときに良いかも。
前後左右開脚。マクシオンフレーム機は連合&バイロン機のように腰にアーマーが装着されないフレームむき出しの使用と名ているためか、太もも部分の可動域の広さはこれまた目を見張るものがありますね…
凄い体やわらかいなぁ…ロボットプラモなのに…
膝の可動&足の可動。膝はCジョイントによる二重可動の構造となっているためきれいな正座ができるほど曲げることができるようになっています。
スリッパ部分だけど、足首フレームによって前後の可動域が設けられているほか、フレームとスリッパ部分をつなぐボールジョイントによって、わずかながら左右方向にも動かせるようになってるね。
換装:アーミー仕様
アーミー仕様へと換装するための追加装備群です。今回はフェイスパーツ、胸部装甲、背面装甲、肩装甲×2、フロントアーマー、リアアーマー、膝装甲(上)×2、膝装甲(下)×2というラインナップになっています。
おお、スピナティオが持ってるハードポイントのほとんどを埋められるようになってるんだね!特に今回はフロントアーマーとリアアーマー…それも戦国や忍者みたいなフンドシっぽいのじゃなくて、きちんとフレームを覆い隠せる装甲になっているのがポイントだよ。
そして装備させた姿がコチラ!一気に兵士、量産機…という感じの、ある意味ゲームなどに大量に登場する敵の雑魚キャラのような感じの見た目になりましたが、派手さはないものの実用性を考えて設計されていそうな(実際に拡張性が高いなど実用性は良い感じです)装甲に、緑系のカラーリングにも相まって渋くカッコいい機体に仕上がっていますね!
パチ組しただけでこのかっこよさだよ?カスタマイズしなくてもこのクオリティ…むしろ組み換えとか改造に使う方が難しいかもしれないね。
上半身。フェイス、肩装甲、胸部&背面装甲が良い感じにかみ合い、一体感のようなものを生み出しているのがいいですね。
肩のサイドにはCジョイントがあり、更なるカスタマイズの可能性もあるようです。
背面装甲には3つの3ミリ穴とCジョイント受けが一か所設けられているね。この3ミリ穴の構成はスピナティオ(ノーマル)のものと同じようになっているから、装甲を被せたうえでノーマルと同じ拡張性を持っているっていうことなんだね!
肩の可動に関しては、仕方ないことではありますが装甲によって可動域が少し制限されてしまいます。それでもポージングにあまり支障が出なさそうな範疇ではあるのが救いでしょうか?
腰回り。マクシオンフレーム機では初めて、フレームをしっかり覆うことができるタイプの装甲として今回のフロント&リアアーマーが登場しました。
形状的に前後方向の開脚は阻害されちゃうけど、左右方向への開脚はノーマルと同じようにできそう。フロントにCジョイント受け、リアに3か所の3ミリ穴による拡張性も注目ポイントだよ!
サイド部分。事前情報によれば、ここはフロントアーマーとリアアーマーの組み合わせによりCジョイント受けとして使えそうな感じに見えましたが…
画像にも書いているように、フロントアーマーとリアアーマーのピンが固いのかフレーム側の穴が浅いのか、微妙にアーマーが刺さり切らず、サイド部分の細いピンがうまくかみ合わなくなってしまっているね…
正直なところ、この部分をCジョイント受けとして使うのは、パーツの破損を招く原因になる恐れがあるのでオススメはできません。それどころか無理に押し込もうとすると、フレーム側まで壊れる可能性があるのでなおさら…ですね。
いっそのことこの部分は切り取っちゃって、フレーム側にあるCジョイント受けを使うようにする方がいいかもしれないねコレは…
膝装甲。太もも部分にある3ミリ穴に装着するスパイク状の突起がついた装甲と、スネぶぶんの長方形ジョイントも使って接続する装甲の2種類が付属。今までは戦国仕様の太もも装甲、忍者仕様のスネ装甲がありましたが、1セットで一気にこの2部位を埋められるのは初のパターンですね。(まぁまだ3つ目のバリエーションなんですけどね)
太もも装甲は3ミリピンを介して武器に加工すれば打撃武器として使えるし、スネ装甲は3ミリ穴によって更に装甲を盛ったり、追加装備を加えるなどのカスタムができるね!
アーミー:武装一覧
続いて見ていくのは武装です。今回付属するのは3点で、左からデモリッションライフル、シールド、コンバットナイフとなっています。
デモリッションライフルはこんな感じ。アサルトライフルのような現代兵器っぽい形状がミリタリー風の雰囲気を出しているのがカッコいいね。
30MSの方に装備させてみるのもよさそうですね。
このライフルにはストックの他、ライフルの上の方に各種オプションに付属するスコープが取り付けられそうな長方形の穴が、右サイドに3ミリ穴がひとつ用意されているのでカスタマイズ性もそこそこ…と言いたいところなのですが…
なんと銃口部分以外はモナカ割り2パーツ構成!これまでの銃系武器のように、長方形ジョイントを介してバレルを交換したり、外せそうにも見えたマガジン部分を取り外したり…といったこれまで通りのカスタマイズは、残念ながらこのデモリッションライフルではできませんでした…
あー…形状すごくカッコいいんだけど、互換性と拡張性を切っちゃったってことかぁ…惜しいなぁ
これならレヴェルノヴァ&ガルドノヴァ、そしてカスタマイズウェポンズのガトリングユニットに付属するバイロンの新型ライフルの方が高機能かつ組み換えによるカスタマイズができていいなぁ…という、悪い意味での比較対象になってしまったような気がしますね。
(さらに向こうはマガジンを取り外せるので、予備マガジンを装備させたりマガジン交換シーンでディスプレイしたりと遊びの幅が凄く広いのです…!)
シールド。ものすごくシンプルな形状なのですが、それがまた武骨でカッコイイんです…!
性能としては、表面に3ミリ穴が二つ、裏面には3ミリ穴と腕接続用ピンが1つという、意外にも拡張性に優れた仕様になっています。
これはオプションジョイントのパーツを使って腕のサイドに装着できるようにしたり、ピンを使って装甲版としてカスタムに使うのもアリかもね。
コンバットナイフです。折りたたみ機能がある…などのギミックは全くないただのナイフですが、両面に3ミリピンと3ミリ穴があるため、機体へマウントさせやすいのが特徴です。
リアアーマーにスネのサイドなど、空いている3ミリ穴部分に差して持ち運ぶのに向いていそうだね。
というわけで…フル装備状態のスピナティオ(アーミー仕様)、これにて完成です!
おおー、武器が加わったことで一気に強そうな感じになったね!
カスタマイズ
最後にちょっとしたカスタマイズ情報をお伝えしておきますね。
Twitterにも掲載しておきましたが、デモリッションライフルの銃口部分、接続方式がなんと近接武器ジョイントと同じ正方形タイプになっているのです!
つまり、こんな感じでライフルの銃口を引き抜くことで、ビームサーベルとして使えるようになるってことか!
もっとも、デモリッションライフルは実体弾武器だという話なので、この構造をどのように設定に落とし込むのか…というのかは後ほど考える必要がありそうです。
おわりに
以上、30MMスピナティオ(アーミー仕様)のレビューでした!
今回のまとめ
今回はオリーブドラブという比較的珍しい成型色の装甲&武装に加え、成型色がグリーン系に変わったスピナティオのノーマルが手に入るキットとなっていましたが、いかにも一般兵といった感じの見た目がカッコよかったですね。
3機編成の小隊みたいな感じで、部隊単位で組ませてディスプレイしたくなる見た目だよねコレ…本体をカスタムしなくても十分カッコいいスピナティオシリーズの良さを受け継いだこの機体、オプションウェポンとかカスタマイズウェポンから武器を持ってくるだけで満足度は格段に上がりそうだね。
例えば…一見ミスマッチにもみえる魔法兵装。これはビームサーベルの件もあってこのアーミー仕様との相性は案外悪くなさそうですし、杖を持たせたとしても、機械+魔法+兵士という3つの属性が合わさって「機械の鎧を通して魔法を操る、魔道王国の兵士」みたいな感じで設定を組めたりするので、この違和感が逆に良い感じに作用することもありそうです。
この辺りはファンタジー武装を使ってよりスチームパンク的な雰囲気を増幅させるのもいいし、戦国兵装を使って和風テイストを加えるのもいい…いろいろとプランを練ろうと思えば練れるので、ぜひいろいろ試してみてね!
スピナティオ(アーミー仕様)を使ったイベントを企画中です!
後ですね…こんなところで宣伝するのも何ですが、ただいまこのアーミー仕様を使用したカスタマイズをユーザー間で見せ合う非公式のユーザーイベント…その名も「30MMアーミーコレクション」を企画中です!
お、ついにユーザーイベントを開催しようとしているのか…!
Twitterで告知した初期案を少し改定した概要を掲載しておきますので、よかったら確認をお願いしますね。
準備が整い次第、改めてTwitterにて開催の告知をしていきますので、お気軽に作品を投稿してみてくださいね!皆様の参加をお待ちしております!
後で特設ページを設置してそちらの方でも確認できるようにしておくからよろしくねー
それでは皆さん、よいプラモライフを!