今回は全パーツ新造の完全新規EXM!シンプルでかっこいいフォルムの中に新技術、武装兼用のロイロイなど面白い要素をギュッと凝縮!30MMの新たな時代を告げる期待のアイテムです!

今回はこちら、2025年7月に新発売された30MMのエグザマクスキット…eEXM-40イグライト01を見ていきますよ!
eEXM-40 イグライト01





イグライト01は地球連合軍の新型EXM。…というのはこれまでに出てきた各種機体と大体同じプロフィールだとは思うんだけど…





なんと!イグライトはフレームの時点で完全新規造形となっている久しぶりの機体なんだ!



2期フレームを採用する機体が少しずつ増えてきたなーというのが現在の状況でしたが、ここへ来てスピナティオ戦国仕様より実に4年ぶりにすべてが刷新される機体が出たことになりますね。そしてフレームの中身から何となく察した方も多いかとは思いますが、この機体なんとポリキャップレスキットとなりました!



30MMもシリーズ開始からだいぶ時間が経ったけど、大枠ではイグライトをもって3期目に突入した、ととらえてみるのもいいかもね?



そんな新時代をスタートを飾るまったく新しいエグザマクス…早速詳細を見ていきましょう!
ヘッドパーツ


ヘッドパーツです。スマートなシルエットにサイバーチックなかっこよさが光るクリアパーツと、この時点ですでにヒロイックな要素多めなアイテムとなっています。




使用パーツは4パーツ。基部3つは張り合わせる形で、ヘッドガード的なパーツは差し込むだけで組みあがるので、特に難しい組み方などもないのがいいですね!



見た目もそうだけど…組み方的にエスポジットから発展したデバイスなんだなってのがよくわかるね!
ボディパーツ


ボディです。全体的にはもう最初からガンダムやジムなどのような見慣れたオーソドックスなデザインとなっているのがポイントですね。



背中には2軸バックパック用のソケットに加え、もう一個3ミリ穴が用意されているポルタノヴァスタイルが採用されているよ。


ボディ本体は2パーツ最中合わせでくみ上げるのですが、先ほど前方上部にチラッと映っていたクリアパーツ部分を表現するため、一緒に内部に挟み込む形でクリアパーツを組み込みます。



光が当たりづらいからあまり目立たないのが残念だけど、こういう部分までパーツ分けで表現されてるのいいよね!


サイドの肩ボールジョイント受けはCジョイント方式でセットするようになっています。このCジョイントは1期フレームの腰サイドパーツのように少し違う形が採用されているため、ひじやひざなどに使うようなCジョイントとは互換性はなさそうです。





ここまで組めたら、あとは首ジョイント、腹部パーツをセットすればボディは出来上がりだよ!



首パーツはこれまでの2つのフレームのそれとは違い、30MSのようにボディ側にボールジョイントを差し込む形式になっているのが大きなポイント。いずれカスタムプランを練りつつそれもお見せする予定ですが…



この通り規格が同じなので30MSにも一応使用することは可能でした。



腹部パーツは最初からボールジョイントが造形されているのがポイント。これによりポリキャップレス化が進みつつ、ポリキャップ劣化による接続のふにゃふにゃ化がなくなってよりガッチリ保持力を働かせることが可能になったわけだ!
アームパーツ


アームパーツです。これまたスタンダートなかっこよさの中に面白いギミックが仕込まれているので、そのあたりもしっかり見ていきましょう。




まずは基部ですが、こちらは今まで同様2パーツ最中合わせで組むとても簡単なものとなっています。



ひじフレーム用とみられるもののほか、もうひとつCジョイントが用意されてるのが気になるぞ…?





そのもう一つのジョイントに使うのがこちらのパーツ。これは3ミリ穴を付与するためのブロックで、接続するとイグライトの腕に3ミリ穴を装備することができるのです。





ここまではほかの機体と特に変わらない…と思いきや、Cジョイントで接続する形式になったことにより、なんとこの3ミリ穴は180度の範囲内で自由に動かして使うことができるのです!



これすごいね!3ミリ穴の位置を調整できるようになったから、アルトなどのように左右サイドに装備する武装はもちろん、バイロンやマクシオン機によくあるひじに装備するタイプの装備も難なく扱えるようになるわけだ!これカスタム性爆上がりのめちゃくちゃありがたい要素じゃん!




そうして組み上げた本体をボディとつなぐためのフレームはこんな感じ。肩は3ミリピン部分がちと短いもののこれまでと機能面は特に変わらなさそうなのですが…



ひじフレーム部分が装甲と一体デザインになってるね。なんだか簡略化されたのかな?という雰囲気があるけどこれはこれでいいかも!




ここまでのパーツにハンドパーツを加え、アームの大部分の組み立てが終了です。



ちなみにハンドパーツは武器持ち手のみ収録となっているほか、手甲が一体成型になっているこれまた簡略化された感じがするんで、手を分解しなきゃいけない装備は持たせられなくなってる点には注意だね。



まぁ今はオプションハンドパーツがあるので、気になる方はそちらを使ってハンドパーツを補充してみると面白いことになるかもしれませんね!




最後に肩パーツですが…こちらも組み方そのものは前後2パーツ、接続用フレームの3パーツで組みあがる簡単な仕様となっています。裏面に3ミリ穴がありますが、こちらはどのように使えるのか…検証が要りそうです。
ウエストパーツ





腰回りだよ。なんかフレームが出るたびにどんどん簡略化されて行ってる気がするけど…3期フレームの場合はフレームそのものは必要最低限の機能を持たせたすごくちっちゃいパーツになってるのがポイントだよ。


ここに前後の装甲、レッグを接続するための3ミリピンをクランクジョイントを使うことで設置すれば、もう腰回りは出来上がりとなります!





上部に腹部ボール受け、サイドにはCジョイント受けとレッグ接続用3ミリピン、うしろにはひとつ3ミリ穴、見えないけど底にはスタンド用3ミリ穴が用意されているんで、思いのほか拡張性は確保されているみたい。



前方にはいかにもビームキャノンを打てそうな砲口がデザインされているのが気になりますね…ここどんな使い方をするように想定されているんでしょうかね?
レッグパーツ





続いて腰に接続するレッグ周りを見ていこう!





まずは太ももブロックから。いつも通り2パーツ最中合わせで組む方式になっているほか、腰接続用フレームとはボールジョイントで、ひざフレームとはCジョイントでつなぐ方式なのも変わらないから、既存の機体とのカスタムも難なくこなせそう!



前方ホワイト、後方パープルのパーツどちらにも3ミリ穴が1つあるので、何かしらのカスタムには対応していそうです。使い方を探ってみなければ…





ひざ下ブロックはこんな感じ。ここも最中合わせで組む形式になるんだけど、左右サイドの3ミリ穴に加え前方にマイナスソケットが用意されているのが新要素かな?



こちらはたぶんスピナティオにあったものと同じなんじゃないかな?と思います。イグライト01、そしてまだ出ていない02ともにデフォルトでは使用しないようですが、公式の想定は果たしてどのようなものなのでしょうか…?


スリッパパーツです。こちらもいつも通り2パーツを張り合わせる形式での組み立てとなっています。







各部位はもう見終わっちゃったから早速フレームを使ってつなぎ合わせていくけど…足首パーツは若干形状が変わったくらいで機能そのものは2期フレームのものと変わらないみたい。ボール部分はスリッパに、Cジョイント部分はひざ下パーツに接続することでつなぎ合わせることができるね。




続いて膝回りですが…こちらはどういうわけか装甲のランナーにフレームが収録されていました。ちょうど空きスペースがあったのでここに収録したのでしょうか?



それはそれとして…この部位はひざフレームに再び設けられたマイナスピンを使いひざ装甲をセット。





そして装甲接続ピンがある方(イグライトの場合はひざ装甲がちょっと太くなっているほう)をひざ下側に、逆を太ももに接続することでくみ上げることができるね!







そしてレッグと腰をつなぐフレームですが…ここもポリキャップレス化の波が来ているようで、レッグ接続側は腹部同様最初からボールジョイントが造形されているのです!



30MMもどんどん変わってきてるなぁ…というのがこの時点で伝わってくるよね!


これにてレッグパーツは完成です!
イグライト01完成!







本体の構成部分が組み終わりましたので、各部位をくみ上げていきまして…
全体像&可動域


いよいよイグライト01の本体が出来上がりです!スタンダードなフォルムですが量産機とは思えないめちゃくちゃヒロイックなデザイン、肩のスラスターや腰のビームキャノンっぽい部分のようなデザイン面、各所の3ミリ穴やひじの可動式3ミリ穴など拡張性も十分と、まさしく新世代のスタンダードといえるすごいアイテムに仕上がっていますね!





可動域も見ていこう!まずヘッドだけど…フレームが変わったとはいえ接続部の形状は同じなんで、今まで通り上下スイング、左右回転などしっかり動かすことができますね。







腕周りの可動域はこんな感じ。肩は装甲込みですごく上がりますし、ひじも90度以上とかなりの広範囲を動かすことができますね!新フレームもなかなか性能がよさそうです!



ボディとボールジョイントで接続するため前後のスイングも難なくこなせるね!


腹部周りはこんな感じ。ポリキャップからプラ素材に変わったことで強度がめちゃくちゃ上がりましたが、一応機能自体はここも同じなので、胸部と腰の接続部2か所で左右にスイングすることが可能です。







腰回りの可動域はこんな感じ。このあたりはサイドアーマーなどの有無によって大きく可動域が変わってくる部分だけど、イグライトの場合は妨げになるものがないので前後左右全く問題なく動かすことができるね。





膝回りの可動域はこんな感じ。ふくらはぎあたりがちょっと干渉気味ではありますが、一応正座…に近いくらいには動かすことができそうです。
付属品:バックパック


付属品を見ていきましょう。まずはこちら、バックパックです。





これは付属品としてお見せしているけど、実際はフレームのランナーの中にさらっと収録されている標準装備みたいなもので、今後イグライトのフレームが共通フレームとしてほかの機体に使われるようになった場合でもバックパックの基部になるか、そのまま流用されることがある…かもしれないね。
武装:ライフル兼用ロイロイ




武装を見ていきましょう。こちらは銃身、グリップ、そして四つ足で構成されるライフルとなっています。







四つ足何に使うの?!とびっくりする人も多いかもだけど、イグライトの武装は大方の機体に同梱されている小型サポートメカ「ロイロイ」としての機能も持つ兼用アイテムとなっているんだよね!





ロイロイとして使う場合はグリップを折りたたむことで前方に銃口を向ける姿勢に変更することができ、縦型の謎のモノリス形態から移動砲台っぽく使えるようになるよ!





ですね。今回見ているライフルの場合は四つ足を外すことでライフルのみとして扱えるほか、足を接続していた3ミリピンをカスタムに使うことができるので結構面白いかもしれませんね。




ちなみにグリップはCジョイント式での接続となっていますが、前後逆に装着することで3ミリピンを隠したり、近接武器のように装備することができるようになりますよ!





これも何か使い道がありそう…銃口にピンバイスとかで穴をあけてビームエフェクトを装備できるようにすればビームソードやビームランスみたいにして使うこともできちゃうかも!
武装:クロー兼用ロイロイ




そしてもう一つ武装兼用ロイロイが収録されていまして…それがこちら、クロータイプになっています。



四つ足はライフルタイプと同じものだけど、上につけるパーツが違うものになっているね。とはいっても子のパーツは前方に3ミリ穴、裏に3ミリピンがあるだけの簡単なシールドのようなものなんだけどね…





その裏側3ミリピンを使うことで、特に変形などもいらず腕に装備することが可能。腕の3ミリ穴の位置によってはサイドにもひじにも装備できますのでいろいろな表情付けができそうでいいですね!



ライフルのほうでもそうだけど、ロイロイの足の裏側には近接武器用のソケットが用意されているんで、ここにビームエフェクトを装備すればそのまま近接型ビーム武器などとして使うこともできるし…



装甲と足の接続が3ミリピン式なのを活用してワイヤーを間に挟めば、ソードストライクガンダムのパンツァーアイゼンやなどのような有線式で中距離戦にも対応できるクロー武器として使うこともできるんだ!早速過去アイテムとの組み合わせでいろいろ面白そうな組み合わせが出てきてるぞ…!
おわりに


というわけで…新時代のスタンダードEXM、イグライト01のレビューは以上となります!!


今回はパッケージにも30MMのスターターキット!などと大きく書いてあったり、ガンプラをはじめとするエントリーグレード各種のようにカッコよさや可動などの性能はそのままに、できるところはとことん簡略化し組みやすさをアップさせているため…ガンダムなどのヒロイックな機体が好きな方に刺さりそうなのはもちろんのこと、30MMに触れたことがない人におススメするアイテムとしてもいいかもしれませんね!



正直ヘッドパーツをガンダムタイプのものに変えればもうそんな感じになっちゃうくらいにはかっこいいんだよなぁ…ここから生まれる新しいカスタムの数々…ぜひ見てみたいね!



ちなみに…このイグライトの登場をもって、シリーズ開始から今までアルトが担当していた看板役がアルトからイグライトに後退するとのこと。名実ともにイグライトが新世代の主役になるということでシリーズへの期待もさらに高まる反面、最初期から見てきた身としてはちょーっと寂しくも感じますねぇ…



まぁ顔役を退いたとはいえまだまだアルトも現役であることには変わらないから、たまには再販来たのを買って組んで…といろいろやってみたいよね。
それでは皆さん…よいプラモライフを!!!