ククリナイフなど手ごろで使いやすい近接武器に30MMの銃カスタムの基礎となったマイナスピン式のバレル交換機能の元祖がここに集結!
ポルタノヴァ用オプションウェポンは、アルトから始まり、現在ではカスタマイズウェポンズシリーズ(戦国兵装、魔法武装、ファンタジー武装)へと続くオプションウェポンシリーズの第2弾。この時はアルトのものと合わせ、箱入りタイプのパッケージでした。
内容自体はラビオットやシエルノヴァのものと同じように、ポルタノヴァの武器ランナーほぼそのままに加え、近接武器と射撃武器の強化パーツがそれそれいくらか追加されている、武装強化に特化したパーツセットになっているわけだね。
最も、ポルタノヴァにはあってこのウェポンセットにはないものもありますが、そのあたりはこれから見ていくとしましょう。それではポルタノヴァ用オプションウェポンのレビューを始めていきますよ!
パッケージ・付属品
パッケージ。ラビオット以降のオプションウェポンなど、最近の流れでは材料費節約なのか環境配慮なのか、ビニール袋のパッケージになりつつありますが、この時はまだ箱タイプのパッケージになっていました。
シリーズ初期に出たポルタノヴァであるレッドとグリーンがモデルとして使用されていますね。
説明書。表面にはカラーで銃系武器の組み立て方が、裏面には白黒で近接武器の組み立て方が記載されています。近接武器の組み換えバリエーション多いな…!
ポルタノヴァ用オプションウェポン
まずは基本から。ランナーがほぼそのまま封入されているため、ポルタノヴァ(ノーマル版)に付属するライフルとナックルガードはそのまま組むことができます。ただし、新規パーツをそこに組み込む都合上、ポルタノヴァのバックパックはオミットされてしまい、オプションウェポンセットには付属していませんでした。
銃系武器
ロングライフル
まず組んでいくのはロングライフル。名前は見た目から判断して勝手にこう呼んでるだけなので、皆さんのお好きな名前を付けてあげてくださいね。
交換する部位はバレル部、3mm穴が開いている丸いパーツ。バレルを交換する都合上、ストッパーのようなパーツも外すことになります。
装備させてみる。バレルが長くなり、射程距離が上がった…かのような雰囲気を醸し出すようになりました。このパーツであれば、バレルのサイドにあった3mm穴はそのまま残っていますので、ラビオット用オプションウェポンに付属するフォアグリップを取り付ける…などといったカスタマイズに使えそうです。
ちなみに丸い部分だけど、説明書通りに組むとロングライフルのみマガジンのようなものがついたパーツに差し替えることになるよ。このマガジン部分がうまい具合に干渉し、ハンドパーツから銃がすり抜けるのを防ぐ役割を果たすようになっているね。
これってブンドドしてるときは良いんですが、逆に言うとグリップがふさがることで装備もさせづらくなるということにもなります。対処法としては、
・先に持たせてからマガジン付きパーツに差し替える
・手の甲を外して持たせる
・そもそもマガジン付きパーツを使用しない
といったことが挙げられます。
フォアグリップか平手を用意できれば、両手持ちをしてスナイパーライフルのようにして装備させることも出来そう。こんな感じで物陰に隠して構えさせる…とすれば、いい感じにポージングができそうですね。
ガトリングライフル
もう一つの銃バリエーション、それはガトリングです。
交換部位はバレル、丸いパーツになりまして、バレルはそのまま差し替えるだけでおk。
丸いパーツは、ノーマル版のものを外した後、そこを一回り大きい丸パーツで覆う形で拡張していきます。
形状的にやっぱりここがマガジンとかエネルギーポッドの役割を果たしてるのかな…?
装備させてみる。
普通に持たせた状態では、特に違和感もなく持たせられそう。ポルタノヴァの部隊がいたとしたら、そのうち何機かはこれをもってそうな感じ…
フォアグリップ的なものは、頑張ればもう片方の手で保持できます。が、正直めっちゃやりにくいです。
関節とかガシガシ動かせたらもっとうまいポージングがあるかもしれませんが、30MMの関節ってすぐヘタってしまいますし、あまり無理に動かすと耐久力の減りが早まりそうでちょいと怖いんですよね…
近接武器
続いて近接武器を見ていきましょう!
付属しているのはランス、トマホーク、ナイフの3種類。ナックルガードの上部にある、小さい四角のジョイント受けに差し込んで使用します。
ランス
ランス。長めの棒の先に、剣というか矢じりのような感じの刃物が取り付けられている…といった感じの武器です。このまま使うのももちろんいいとは思いますが、個人的には、棒状の部分にランナータグを接着して剣にしたり、棒の細い部分(ここ3mm軸です)を切り取り、先端を手持ち式のナイフのようにする、という改造をやってみるのも良さそうだなぁ…と思いました。
ナイフ
ナイフ状の武器パーツです。
若干刃が反ったような形状になっているほか、マウント用なのか装飾用なのか3mm穴があけられているのが特徴です。ポルタノヴァでは、他の機種のものを除けば唯一の剣状の武装なので、装備させる武装に迷ったらとりあえずこれを持たせておけば問題なさそうな感じ。
反った刃からククリナイフを想像した方も多いと思いますが、これは刃を反対向きに接続することで再現できます。
このナイフはモンハンの初期装備でよく見るハンターナイフや、初級武器の一つであるボーンククリによく似た見た目でもある(というか再現できるというだけか…?)ので、片手剣系の装備構成をさせたい場合に使うのも良さそうですね。
トマホーク
斧状の武装パーツ。ちっこい斧だったので勝手なイメージでトマホークと呼んでいますが、アックスなど普通の呼び方でもいいと思います。
肝心の武装ですが、後部には大きなバーニアが接続されていまして、敵をたたき切る瞬間にこれで加速し、斬撃の威力を挙げる、という使い方をする武器なのかな?と思いました。
各種ジョイントパーツ
少しですが、オプションウェポンセットにもジョイントが付属しています。
内容は
・3mm棒(左上:両端が3mm軸になっていて、真ん中は挟み込むタイプのパーツや、ハンドパーツに持たせるなどの使い方ができる)
・ハンドパーツ用ジョイント(右上:ハンドパーツを3mm穴に変換できるパーツ)
・近接武器用ジョイント(左下:上部に近接武器用穴、サイドに軸、裏面に3mm穴を備えている。左上の棒と組み合わせるなどといった合わせ技ができるよ!)
・3mm軸ー穴変換パーツ(右下:役割としてはオプションパーツセットのジョイントにあるちっちゃいやつと同じ。)
となっています。
使用例
使用例をちょっとだけ紹介していきます。
適当に組み合わせて作ったとげとげハンマー(適当)。
見ての通り、長い棒の先についたトゲトゲのナックルで殴りかかるだけの武器です。実際にこれで殴られたら痛そうだなぁ…
軸と穴を変換するジョイントは、ナックルガードの後ろに装着することで、手から抜け落ちるのを防ぐことも可能。
ハンドパーツ変換ジョイント。
裏にはハンドパーツと同形状のボールジョイントがあり、これを腕に接続することで、先端の3mm穴を使用することができるようになります。
現在はラビオットやシエルノヴァのオプションウェポンを使うことでいろいろな組み換え方が激増しているのですが、ポルタノヴァ用のみで構成するとなると、こんな感じでナックルガードの底を接続する、というやり方があります。
ポージング
ポージングも少しだけお見せします!
グリーンと真っ黒のポルタです。グリーンはとげハンを掲げ、真っ黒はライフルで戦っている…という想定。
射撃部隊的なイメージ。
全員形状が違うライフルを装備しています。
手前で戦うブルーグレーと、奥で指示を出すレッド隊長。もちろんネイビーも戦っています。
最後はなぜかラビオット風ポーズで〆。
おわりに
以上、ポルタノヴァ用オプションウェポンのレビューでした!
今となってはかなり古いキットになったポルタノヴァのオプションウェポンですが、武器の規格はこれがベースになっていることで、ラビオットやシエルノヴァの武装や、各機のオプションウェポンをポルタノヴァの銃に取り付けることも出来るようになっています。もちろん逆もしかりで、そのため、古いとはいえまだまだ現役かつ需要もありそうなセットだなと思いました。
これから再生産があるかどうかも分からない(オレンジのラビオットのようにずっと再販されず、プレミア化しているものすらある)現状なので、何か欲しいパーツが紛れ込んでいたら、定価近くで買えるうちにできるだけ確保しておくのがおススメだね。
それでは今回はこの辺で。皆さん良いプラモライフを!