今回は、ポリニアンシリーズより、クローバ(アップデート版)を見ていきますよ!
このクローバ・ティオは、以前発売されていたクローバのリニューアル版ということで、腹部あたりの機構が過去のものから改良されているらしく、単なる再販にとどまらない嬉しい仕様となっているようです。
しかしこの子、リニューアル前のものからびみょーにアイプリントが変化しているようで、おっとりした感じの顔から少し気が強そう(元気な感じ?)のフェイスになっているという小さくも重大な変更が行われていたみたいです。そのため、おっとりした顔にひかれて買った人からは不満の声が上がっているみたいですね(僕はリニューアル前をよく知らないので何ら問題はなかった)。
ところで…リニューアル前の人はクローバ・ティアという名前だったらしいのですが、リニューアル版はクローバ・ティオという名前。つまり、設定的にはリニューアル前の人とは別人ということらしいです。こじつけだと言われればそれまでですが、別人だと割り切れば顔の微妙な違いはなんとかなる…のかも?
まぁ本当の問題は、Amazonさんなどの通販サイトも含めて、商品紹介画像がリニューアルされてないのが原因なんじゃないかなーとも思うけどね…
パッケージ・付属品
パッケージ。大きめな箱にクローバ・ティオの写真が掲載されています。構成的にはプラモデルと同じような感じですね。
表紙は本のように開くことができるようになっていて、表紙裏にはクローバ・ティオに関する説明や、ポリニアンシリーズに関する説明書きを見ることができるね。というか、実質これが説明書だね。
隣の箱本体の方には、クローバ本体や各種付属品が見れる小窓が。初期のフレームアームズのフレームアーキテクトもこんな感じになってましたね。
箱を開けると、大きなプラスチックカバーで覆われた本体・付属品に加え、注意書きの紙が出てきます。
この注意書き、プラモデルやフィギュアなども含む樹脂製品の取り扱いに関することが書かれていて、ペラ紙一枚と侮るなかれ、ものすごく勉強になる内容となっているよ。
この画像からも読み取れそうな感じなので、ポリニアンを買った場合はもちろん、そうでない場合はこのページを使って読んでみてくださいね。
付属品。本体にセットされているものも含め、フェイスが3種類、ハンドパーツは握り手、平手二種、ピースサイン、銃持ち手、丸軸持ち手(このパーツのみ手首ジョイントが固定されている)、予備だと思われる腹部、台座が内容となっています。
ポリニアン クローバ・ティオ
というわけで、箱から取り出して見ていきますよ!
記事構成自体はいつもと変わりませんが、組み立ての手順がすっぱり無くなっています。
すぐに動かして遊ぶ、レビューする(これは一部の人に限る…かも?)といった次のステップにササっと進めるのがいいですねぇ…
全体像
全体像。同時に発売及び再販されたベーシック素体3種のうち、超グラマラスなボディを持つイナンナには劣るけど、女性型の標準みたいな立ち位置になっていると思われるクローバも、こうしてみていると十分グラマラスなボディを持っているみたいだね。
各部詳細
上半身。表情が再販前とは変わらずおっとりしているイナンナに比べ、元気な女の子、という感じになっているのがポイントでしょうか。こういったイメージでどのポリニアンを買うのかを考えてみるのもいいかもしれませんね。
ボディの方は、色合いや露出したジョイントもあってメカメカしさがあふれているのと同時に、白い肌部分が軟らかそうな質感を醸し出しているのもいいよね。
頭部。穴のサイズは詳しくはわかりませんが、他のポリニアンから髪パーツを持ってきて拡張することができそうです。
ちなみにここPVC製なので、お湯な度で熱を加えることで軟らかくなり、3mm軸など、そのままでは入らない軸を使えるようになります。
3mm軸が使えれば、アニマギアやガンプラ、FAガールなどプラモ系との互換も取れるようになるので、お湯などを使って調整するときは、3mmで調整してみるのも良いかも?
背面。ボロボロ外れるメガミデバイスのものとは違い、肩甲骨のパーツが一体化されているというのが良いですね。腰裏には3mm穴があり、ここを媒介にして武装を積んだりすることも出来そうです。
ポリニアンはあまり質が安定しないという話を聞いたことがあったんだけど、どうやらマスターが購入した個体にも、黒いゴミのようなものが混ざっているっぽいね(上の画像の3mm穴左)。
とはいえ、これは人間でいうホクロのような感じのものだと思えば、これもまた個性なんだろうなーと見えてきて、逆に可愛くなってきますね。
脚部。これといったギミックはありません。
背面。ギミックこそありませんが、やはり造形はすごくいいなぁ…と思います。
可動域
頭部。ジョイントに可動軸があり、上下に動かすことができます。
腕回りの可動。肩・肘は腕の向きにもよりますが、画像にあるような感じで動かすことができます。
手首にも可動軸があるため、一応動かすことは可能(90度ほど)なのですが、FAガールなどと同じく折れやすそうな感じだったので、動かすときは注意が必要ですね。
胸部と腹部のつなぎ目も可動ジョイントが使用されていまして、真ん中の合わせ目ラインに沿って前後に動かすことができます。
開脚。メガミデバイスなどのものほどの自由度はありませんが、うまく可動ジョイントを動かせば広い可動域を確保できますね。
膝。ここは意外と曲がらなくて、よくて90度と少し…といった感じの可動域となっています。
造形がいいだけに、出来れば正座あたりの座ったポージングも取らせることができれば…と思ってたんですが、これは残念…
ポージング
ではでは、ポージングをやっていきましょう。
今回は調子に乗っていろいろ動かして撮っていますのでちょっと長めですが、よかったら見ていってくださいね!
ポージングその1。
膝可動の画像の全体版ですが、こんな感じでちょっと動かすだけで可愛くなるの良いですね…
なんかマスターの語彙力が低下しているような…?
格闘ポーズ…と行きたかったんですが、いまいち迫力が出ませんでした。
結局可愛い方向のポージングになってるねこれ…
ポリニアンキック!(適当ネーミング)
顔をテレ顔っぽいのに差し替えた結果、少し迫力がアップ!
…しかしこれ、あくまでもテレ顔っぽいものだからか、ちょっとでも近づくとやっぱり可愛くみえてしまうんだよなぁ
いい例がこれだね。これは30MMのパーツを使って、メタルギアシリーズでスネーク(ソリッドではなくビッグボスの方)が良くやってる、ハンドガン+ナイフのポージングを再現しようとしたものなんだけど…
テレてるような顔であるせいか、やはり迫力よりも可愛さの方が勝っているね
お次はこれまた30MMの部品で構成したピッケルを持たせた図。楽しそうに採掘をしているクローバさんが表現で来たかな?と思います。
出来れば洞窟風のジオラマとかが欲しいところだけど…まだ作ってないからいつものセットで取っているよ。
ちょっとした余談なのですが、食玩で発売中のアニマギアというものがありまして、その中には3mm軸とボールジョイントを持つジョイントパーツが付属しています。(ものによってはこれが余剰パーツになる場合も…)
ポリニアンの首ジョイントは3mmジョイントで接続されているので、このアニマギア用ジョイントに差し替えることができます。すると…?
こんな感じで、サクラギアというアニマギアシリーズ内にある美少女キット的なものの頭部をセットすることができます。
どちらかといえば小さめだったサクラギアが、ポリニアンのボディを得たことで大人っぽく、そしていろんな意味で魅力的になるという凄い組み換え、ミキシングとなっています。
おわりに
以上、ポリニアン クローバ(アップデート版)のレビューでした!
僕は今回初めてポリニアンを買ったわけでして、メガミデバイスなどと同じくらいお値段が張るものだ(Amazon価格で5610円でした。)ということで今まで躊躇していたのですが、手に入れてみての感想は、買って本当によかった、ということです。
可動域こそメガミなどに負ける部分はありますが、造形なども含むとポリニアンの方がよさそうな部分もあり(この辺りは人によって感じ方が違うかもです)、イラスト練習用の、いわゆるデッサン人形としてだったり、あるいは本体がPVCで軟らかいことから、メガミなどのポージング研究用として使ってみるのもいいかもしれません。
ついでに、ポリニアンには女性型だけでなく男性型も存在しているため、オリジナル仕様に改造・組み換えしてみたい…という人に対しても、メガミやFAガールなどよりも選択の幅が広く取れているという利点もあります。
ちなみに今回購入したクローバは、まだAmazon直販分が残っているようです。ポリニアンは物によっては高騰しやすい(同時に再販されたイナンナなんかはもう8500円などの転売価格になっています)ため、出来るだけ安く手に入れるなら、もしかしたら今がチャンスかもしれません。
それでは今回はこの辺で失礼するよー
皆さん良いプラモライフを!
ところでマスター?
どうしました?
これプラモデルじゃなくてフィギュアみたいだけど大丈夫なん?
あっ…
※当サイトで扱っているのは基本的にプラモデルのみでしたが、ポリニアンに関してはプラモデル系のパーツも使えるくらい拡張性が高いので、一応レビューしています(ほぼこじつけ)