エグザビークルなのにEXMとしても使えるローコストマシン登場!さらに2つの形態への可変機構もあり相対的な運用コストは下手したらさらにEXMより安いかも…?
というわけで2024年12月の30MM新作アイテム、エグザビークルの小型可変機をみていきますよ!
おお、サポートメカ枠になりそうなアイテムだけどじみーに注目されていた機体のアイテムだね。ものとしては移動砲台、固定砲台の2形態への可変機構を持つというビークルなんだけど、エグザビークルでありながらさらにEXM形態を持ち、下手したらアルトやポルタノヴァなど初期の機体よりも選曲に合わせた柔軟な使い方ができるんじゃない?って思えるほどの画期的なアイテムなんだよね!
説明書にはコストが低いのでさまざまな基地などで運用されている…という設定が与えられていますが、エグザビークル枠なので実際にEXM系きっとよりもお値段が安く、プラモ的な意味でも組むコストが安いためたくさん買って部隊編成でディスプレイする、何ていう使い方ができるのも面白いところですね。
ということでそんな小型可変機…早速内容を見ていこう!
エグザビークル(小型可変機ver)
各部位:ヘッド+ボディ
ヘッドパーツです。本機はEXMっぽく使うこともできますが、分類はEXVでこの形態も一応簡易的なものと位置付けられているためか、もはやセンサー1基のみと非常に簡素な仕様となっています。
可動域はこんな感じ。ボディ側がボール受け、ヘッド側がボールジョイントと通常のEXMと首のジョイントの使い方が逆になっているなど注目ポイントだね。これによって可動域はしっかり確保されてるけど、カスタムは少し違うやり方が求められそうだから研究が要りそうなところでもあるかも?
ちなみにこのボールの大きさは30ML共通で使われている首のボールと同じ大きさなので、マルチジョイントに収録されている首ボールと3ミリピンを持つパーツや30MSの首ジョイントなどを使用できますので、その辺りも交えてカスタムしてみると面白いものが作れるかも?
ボディです。クリアパーツが結構目立つ使い方をされていて、裏を銀塗装して光を反射しやすくなる…などでさらに目立ちやすくしてあげれば、サイバーチックなかっこよさを演出することもできそうです。目のように見える部分もあるため、ヘッドパーツを使わない場合はヘッドパーツ兼用として使うこともできそうですね。
逆に背中はすっごい簡素なものとなってるみたいだね。なんなら可変機構に組み込まれているってのを考慮してか、バックパック用のソケットが廃止されちゃってるから拡張性はほぼないのが残念なポイントかも…
腰・腹部周りはこんな感じです。腰パーツは旧型フレームを使用しない新規造形のパーツで、PCパーツ受け、左右サイドにレッグ接続用の3ミリピン、前後にCジョイント受けと基本的な機能は備えているので、カスタムパーツとしても結構役に立ちそうな感じですね。
腹部は前後の可動域を備えていてこれまた可変機構に使う機能となってるから、これもカスタムに組み込むことができるかも…また背中側には3ミリ穴が用意されてるけど、位置的に機能を追加するタイプのカスタムをできるほど周りにスペースはなさそうなんで、エネルギーケーブルとかを用意して繋いだりする…みたいなソケットとして使うのがいいかもね。
各部詳細:アーム
アームパーツだよ!肩フレーム、二の腕装甲、肘フレーム、腕、ハンドパーツとEXMと同じ構成をしてるEXMとのカスタムにも対応しているからミキシングの素材としてもいいかも!
ぱっと見では結構分厚い印象を受けますが…それもそのはず、本機の腕パーツには表だとハンドパーツを、回転させて裏返すと小型ガトリングとして使用できるという今までにありそうでなかった画期的な機能が持たされているのです!
これは面白いね!説明書に書いてある通り最初はガトリング主体で戦い、弾が切れたらハンドパーツの方に切り替えて携行武装を使った柔軟な戦い方や、いっそのことグーパンで格闘戦に持ち込むみたいにいろんな使い方ができそうで面白いね!
ちなみにこのガトリングは外すことで受け側から3ミリピンが出てくるので、腕内部に収まる範囲内など制限はありそうですが自由にパーツを入れ替えることも可能ですね。僕としてはパイプパーツに入れ替えてビームソードとして使えるようにしたり、バーニアをセットして推進機として使えるようにする…みたいなのとか面白そうだなーと思いました。
可動域です。旧型フレームを採用しているので肩肘の可動域はそれに準拠したかなり優秀なものをそのまま引き継いでいます。
ただ肩周りのごちゃっとした造形とボディの突起が干渉したりして肩周りはあんまりあげられなかったりするんだけど…これに関しては肩の追加装備ソケットみたいなパーツ(このパーツは3ミリピン接続だから剥がせばカスタムに使えるみたい!)を回転させるかいっそのこと撤去しちゃうことで、ある程度干渉を抑えることもできなくはないみたい!
各部詳細:レッグ
レッグパーツです。こちらも腰接続用球体ジョイント、太もも、膝フレーム、膝装甲、膝下パーツ、足首フレーム、スリッパと基本的なEXMの構成をそのまま引き継いでいるようです。太もも前方に1、膝装甲にCジョイント受け、膝下サイドに3ミリ穴2つずつ、前方の足首付近にCジョイント受け1つと拡張性もそれなりに持っているのがポイントですね。
脛部分は前方から見ると内部が割とスカスカになっているように見えるエグザビークルのタンクのキャタピラカバーににた形状になってるみたいだね。機能的にはこっちの方がEXMの部材として使うのには向いていそうだけど、あのパーツの活用法を探り直す参考にはなるかも…?
可動域はこんな感じ!稼働を阻害するパーツが全くないから前後左右の開脚はフレームのポテンシャルを余すことなく活かせるすごいものを持ってるよ!これなら躍動感のあるポージングを取らせることもできるかもしれないね。
膝の可動域はこんな感じです。ここも可変機構に組み込む部分となっているためか、膝フレームの可動域を極力阻害しないように構成されているようで、太もも裏と膝下裏をピッタリ合わせる…簡単に言えばきれいな正座ができるくらいのすごい可動域を持っています!
スリッパ周りはこんな感じ。今回はスリッパ側にCジョイントを取り付け、膝下側にPCパーツをセットするといういつもと逆の組み方をするようになってるのが面白いところだね。これによってスリッパ側では足首フレームを左右に動かすことでポージング中でもしっかり接地性を確保することができるようになってるみたい。
小型可変機(EXMモード)完成!!
ということで…エグザビークルの小型可変機のEXMモードか出来上がりです!ヘッドパーツが超絶簡素な仕様になっていたり肩装甲がなかったり、それでいて手足がぶっとくて…と、割ときれいな人型ではあるものの各パーツの形状がかなり特殊なので、いざ立たせてみると結構特殊な構造をしているように見えてきますね。
とはいえ1000円ほどでEXMとしても使える機体を1機組めるってのはやっぱりコスパ良いよね。しかも腕回りのガトリングなど面白そうな機能もあるから、これを既存の機体に組み込んでいろいろ作ってみる…と、カスタムパーツとしての役割もあっていいよね!
変形:準備+移動砲台モード
それでは今回のメインとも言える機能、可変機構をチェックしていきましょう!
まずは先ほど見たのと同じようにハンドパーツをガトリングに換装しておきます。
続いてヘッドパーツを基部から動かして後ろに倒す→首部分を動かし機体左側にアンテナが立っている、いわばバックパックのような状態になるような感じで背中側にヘッドを移動させます。
ということでこれが最低限の変形を行なった派生前の状態となっています。この状態をベースに2つの変形状態をチェックしていきますよ!
ということでまずは移動砲台モードから。まずアームパーツですが、肩を90度動かしてボディと水平になるようにあげ、その後肘を90度動かす…これで腕周りの大まかな変形は終わりですね。
あとは肩サイドに装着されてる拡張用ソケットを、Cジョイント受けが背中側にくるように動かしたらここの変形は終わりだね。余裕があればソケットにミサイルポッドあたりを積んで武装を強化しちゃってもいいかも?
続いてレッグまわりだけど…まずはEXMとして立っている状態から膝を可動域の限界まで動かし、膝装甲をスリッパとして使っているかのような状態にするよ。そのあとは腰接続用の球体ジョイント…つまり付け根部分から180ど回転させてスリッパが地面に着くようにすると…
これで移動砲台モードの出来上がりだよ!
見た目的には結構横に広がっているような感じの機体になりましたね。このモードは折り畳んではいるもののレッグを使用できるので、次に見る固定砲台モードとは違いちょこちょこ歩いて射撃位置を変えたり、敵の攻撃を避けたりすることができるようですね。
EXMモードとの大きさを比較するとこんな感じに。レッグを折りたたむだけで大型ロイロイかな?というレベルまでコンパクトになってるのはいいなぁ…これなら格納庫のスペースもあまり使わないし、一つの戦艦やトレーラーなどにたくさん積み込んで人海戦術を取るのにも使えそうだね。
変形:固定砲台モード
続いて固定砲台モードをチェックしていきましょう!
まずは腕周りだね。こっちは横に広げるのではなく、まずは背中側にそのまま90度動かして前後に伸びるような形にしていくよ。
続いてアームパーツを二の腕と肘フレームの接続部を回転させ、腕パーツの突起がした向きになるように変更します。
そしたら移動砲台モードと同じ手順でレッグを折りたたんでいくんだけど…
固定砲台モードの場合は今まで使わなかった腹部の稼働ポイントを使うみたい!これを背中側に起こすような形で動かすことで…
こんな感じでちょこんと座っているような感じになるみたい。こうなれば固定砲台モードの出来上がりだよ!
これ結構いいですね…!移動能力すら削って射撃に特化した状態になっているので、それこそ攻撃の回避などはこのままだと難しいでしょうけど、射撃の精度が上がったり、他の射撃武器を接続して火力支援機として活躍したりとこれはこれで面白い運用ができそうですね!
サイズ比較するとこんな感じに!移動砲台モードの時もかなりコンパクトだったけど、固定砲台モードの場合はそれよりもさらにギュッと凝縮されてコンパクトになってるのがすごいね!どうにかしてレッグ内部にキャタピラとか仕込めたら固定砲台モードのコンパクトさは活きてくる場面が増えるかもしれないぞ…!
それこそガンダムに登場するロトのように、小型EXMと戦車的な形態を使い地上での特殊なミッションをこなしたり、市街地などでかい機体が入り込めない場所でも配備して使えるなど、より柔軟な使い方ができそうでいいかも…?
おわりに
以上、30MMエグザビークル(小型可変機ver)のレビューでした!
最後に軽ーくカスタム案を考えてみましたが…こんな感じでフォレスティエリのものなどコンパクトな肩装甲を装着するだけでも結構いい感じに見た目を変えることができるので、お手元にこういうアイテムがあればぜひ色々セットして試してみてくださいね!
このフォレスティエリの装甲は塗装済みのものだけど…いっそのことこのカラーに合わせて本体も塗っちゃってもいいかもしれないね。それこそガンタンクカラーにでも塗ってみる?
それもいいかも…!
というわけで今回はこの辺で、皆さん良いプラモライフを!