どうも、マカセです!
今回紹介していくのは、グッドスマイルカンパニーさんより発売中の、チトセリウム カーボニア アダマス です。
こちらはメガミデバイスやダークアドヴェントなどにも使用されている共通可動素体マシーニカが採用されているらしい…ということで、検証のために買ってきました(’ω’)
それではさっそく見ていきましょう!
パッケージ・内容物
まずはパッケージ。
何というか…美しいですねこれ(’ω’)
メガミなどとはまた違ったベクトルに進化している感じかな?
箱を開けると何やら黒いレターパックのようなものが。
この時点で高級感が凄いんですよね…めちゃくちゃ気合入ってるなぁ…
ちなみに中には説明書とデカールが封入されていまして…
既にお気づきの方も多いかと思いますが、パック中央には謎のフェイスパーツが。
印刷・塗装なしのカスタム用かと思いきや、なにやらヒビが入ったかのようなモールドが刻まれています。
このデザインはまた新しいなぁ…
続いて付属武装です。
武器としては槍が付属。中々美しいデザインですね。
先端と側面に剣のようなものが接続されています。
この槍は折り畳み可能で、ここまでコンパクトにすることができます。
防具として大盾が付属。これまた美しいデザインです。
ただ、盾としてみると穴だらけなので本当に防御できるのか?と心配になってくる一品でもありますね…(’ω’)
裏側には手持ち用(と思われる)取っ手と、バックパック接続用のボール受けがあります。
ちなみに盾も折りたたむことができるようです。
なぜかラッパが付属。
ラックを介して肩甲骨部分の3㎜穴に接続します。
ラッパは取り外すことも可能で、手に持たせることも出来ます。
ちなみにこのラッパ。金のランナーに収録されている2つに加え、組み立て済みのものがさらに1つの系3つ付属しています。
バックパック。
サイドアーマー、リアアーマーもこれを介して装備します。
リアアーマー上からは、武装を保持するためのアームが伸びています。
このアームはかなり関節が多くなっているので…
かなり自由に動かすことができます。
(かなり堅めなので、軸を折らないように注意してくださいね!)
フェイスパーツ。
印刷済みのパーツは4種類付属し、それぞれ瞳の色や目の形などが違っています。メガミデバイスなどは同じキャラクターの別表情のような感じでしたが、このキットの場合、顔ごとにキャラクターが違っているのかもしれませんね。
台座も付属。
可動式アームを備えていますが、その関節の強度はかなり高いため、自由なポージングを取らせやすく、台座が重さで負けることも(今のところは)なさそうなので、かなりいいものだと思いました。
表面には凝ったディテールが刻まれているのも良いですね。
チトセリウム カーボニア アダマス
完成品。
今回のは素体と武装モードの区別は特にないようなので、最初から武装モードっぽくしてみました。
メガミデバイスのランサーと同じような装備構成となっていますが、デザインなどは全く違いますね。バレットナイツの中に混ぜて並べてみるのも良いかも…?
新作2人も追加されるので騎士団のようなものを作れそうです。(一人魔王っぽいのもいますが…)
可動域
頭の黒い装甲ですが、サイド、後ろ問わず装甲はそれぞれ跳ね上げることができるようになっていて、
後ろの装甲は頭頂部で回転させることで、前に持ってくることができます。
おそらく騎士をイメージしているのだろうと思われますが、大きめの穴が開いているため、作業用ヘルメットのようにも見えてくる…(’ω’)
後ろから(装甲を前に持ってきた状態)。
肩甲骨のパーツには3㎜穴があります。また、肩パーツと一体化しているので、メガミデバイスのように動かすとすぐ外れる…といったことは起こりません。この2点は良いところだなと思います。
ある機能のためか、特に前後の首の可動域はかなり広め。左右も出来なくはないですが、そのままだとかなり堅めになっているので、ボールジョイントか受けを調整する必要があります。
胸部付近にも軸が内蔵されている、という点はメガミデバイスなどと変わりません。
良く動きます。
続いて腕まわりの可動。
肩の黒いアーマーが干渉してしまうため、肩はあまり上まで上がりません 。肘の可動はそこそこ。
頑張れば腕組などのポーズも取れるかも?
(黒いアーマーは外しました。この状態なら多少は可動域が広がりそうです)
腰回り。内部構造はメガミデバイスのものとはだいぶちがっています。
股のジョイントは、アーマーに組み込まれるようになっているため、メガミデバイスのように折れても気軽に交換するのは難しそうです。
開脚。
良く動きますね。
膝関節も、正座をできるレベルまで動かすことができます。
足の可動域は文句なしに良いですね。
曲げられるところを曲げていくと、うずくまっているような感じの状態にすることができます(体育座りなんかも出来そうですね)。
これに関してなんですが…
実は台座の中には3㎜軸があり、そこに腰を接続することで…
台座の中に収納できるようになっています。
これって台座だけではなくケースとしても使えるようです。
また、今回は武器を外した状態で収納しましたが、折りたたむことで武器を装備したまま収納することも出来るようです。(武器折れそうで怖かったのでやりませんでした)
ポージングなど
格闘戦でもやっているかのようなポーズ。
エフェクトパーツがあればサイヤ人っぽくも出来たりして…(’ω’)
可動域とサイズ感がなかなかいいため、こんな感じでお姫様抱っこのようなこともできます。支える側の関節などが丈夫である必要がありますが…(今回は組んだばかりの30MMを使用しています)
ラッパを装備。
今後も楽器系のパーツが付属してくるなら、音楽隊みたいな感じの組み方をしてみるのもいいかもしれませんね。
気になる所
組むうえで気になったところを、良いところも悪いところもまとめてご紹介。
こちらは首と胴パーツをつなぐところなのですが、ここが固すぎてはまらないことはまらないこと…(’ω’)
入りやすいように調整をすることも考えましたが、そうなると簡単に抜け落ちてしまうというのも考えられたので、今回は無理やりねじ込むことにしました。一応接着が推薦されているポイントなので、でっぱりを全部削り取って接着してしまってもいいかもしれませんね。
全体的なことなんですが、アンダーゲートがめちゃくちゃ多いような気がしました(’ω’)
これはカッターナイフなどで少し削った後、やすりで残りを削り取れば特に問題はないのですが、これだけで作業工程が激増するのでちょいと大変なポイントだったかなと思いました。
胴のジョイントを組んでいる時に見つけたんですが、なんとこんなところにⅥの刻印がありました。
隠れて見えづらくなる部分ですが、こういった細かいところにもディテールがあるのはいいですね(’ω’)
評価
入手しやすさ:☆☆☆
一応一般販売品のようですが、お値段はそこそこ高めなので普通といったところでしょうか。
組み立てやすさ:☆☆☆
組んでいてびっくりしたのが、プラスチックが軟らかめなのか、最近のガンプラに匹敵するくらいパーツが切り出しやすく、ゲート処理などの加工もしやすくなっていていたという点です。これは個人的にはとてもよかったなと思っています。
ただ、一部は調整が必要なところもあり、一部われてしまったところもあるので、組みやすいというわけでもないようです。
プロポーション・可動:☆☆☆☆
メガミデバイスのものとは細部が違いましたが、マシーニカが使用されているだけあって可動域はかなりいいし、肩など一部はメガミデバイスよりもいいんじゃないかなと思った部分もありました。見た目に関しても騎士風でカッコいいですし、持ち物をラッパに変えれば音楽隊風、フェイスパーツのバリエーション、これらを含めた全体の美しさなど、個人的にはかなり好きです。
色分け・塗装:☆☆☆☆
こういうプラモデルって基本的に原作とかがないので、プラモデルの成型色で再現できているもので色分けは完璧!という場合もかなり多いのですが、このキットもそれに近いのではないかと思います。胴の黒い部分とかは別パーツでの色分けになっていますし。とはいえ、白い模様などは一部シールで補うところもあるので、やはり完璧ではないようです。
カスタマイズ性:☆☆☆☆
マシーニカとしてみた場合、背面の3㎜穴はメガミデバイス・バレットナイツ以前のように、背中に3㎜穴がないものになっているようなので、背面に装着できるパーツは減っているようにも見えますが、ラッパを装備するためなのか、肩甲骨に新たに3㎜穴が加わっています。何気に翼をつけたりするのにも使えたり、サブアームなどでミサイルランチャーを装備するなどといったカスタマイズに使えそうなので、カスタマイズ性は向上しているのではないかと思います。
まとめ
以上、チトセリウム カーボニア アダマスのレビューでした。
全体的に騎士っぽいデザインですが、一風変わったデザインのフェイスパーツやなぜか付属しているラッパなど、他と比べるとかなり特徴的な部分が多く、組んでいてとても面白かったです(’ω’)
また、肩甲骨や各種関節の接続方法など、同じマシーニカという素体を採用していても、大きく違う部分もまた多かったので、メガミなどとの比較用としてみても良いものだったと思います。
チトセリウム自体はまだ発売されているキットが非常に少ない(現段階ではプラチナムとアダマスの2種類のみ)ので、これからに期待といったシリーズですが、メガミとはまた違った良さも多いので、ちょくちょく買い集めていきたいです(’ω’)
それでは今回はこの辺で。またお会いしましょう!